この記事で分かること
- 中古マンション購入の後悔TOP10事例
- 後悔理由ランキングTOP5
- 失敗の本当の原因
- 2025年以降の資材費・人件費高騰の影響
- 築年数別の後悔事例(築10年・20年・30年・40年)
- 「中古マンションは買うな」論への業界17年のプロの回答
- 後悔しないための8つの対策
- 中古マンション購入の失敗回避チェックリスト
本文では、これらの項目について、業界17年・年間2〜300組の住宅購入相談を受けている現役の不動産エージェントが、実際の相談現場で見てきた本音をお伝えしていきます。特に「住宅ローン破綻予備軍は約半数」「修繕積立金不足のマンションは約4割」など、購入前に知っておかないと取り返しがつかなくなる数値が多数登場しますので、最後までご覧ください。
新築分譲マンションの供給量が年々減少する中、市場で存在感を増しているのが、中古マンションです。
新築と比較して、物件数が圧倒的に多く、価格も安いことから、すでにマーケットの中心は中古マンションであると言っても過言ではないでしょう。
しかし中古マンションでも、初めて不動産購入となる方も多く、良いことだけでなく、失敗談や後悔の声も聞かれます。
中古マンションといえど、大きな買い物であることには変わりがありません。
そこでこの記事では、これまで私に相談があった、中古マンション購入にまつわる失敗談や後悔の声を集め、これを避けるためにどういった点に注意すれば良いかまとめています。
この記事を読むことで、中古マンション購入の注意点やポイントがわかるようになるでしょう。
中古マンションをお考えの方は、ぜひ最後までご一読ください。

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。また同時に、毎年全国から2〜300組ほどの住宅購入希望者の相談があり、実際の購入もサポートする現役の不動産エージェントでもある。業界歴は17年以上。多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営している。自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。
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中古マンション購入の後悔理由ランキングTOP5
実際に中古マンションを購入した方の体験談から、後悔した理由を多い順にランキング形式でご紹介します。
ここで参照するのは、住まいサーフィン(マンションの新築・中古の比較サイト)が2026年に発表した、1,530件の体験談データをもとにしたランキングです。
1位:利便性が悪い立地(駅徒歩・買い物・交通機関)
2位:修繕積立金や管理費の値上げ・一時金徴収
3位:駐車場・駐輪場の問題(機械式の使い勝手、空きがない)
4位:物件選びでの確認不足(音・日当たり・住民・眺望)
5位:資金計画の甘さ(住宅ローン負担・諸費用の見落とし)
このランキングを見て分かるのは、後悔の上位は「立地」「お金」「物件そのものの確認」の3つに集中しているということです。
私が業界17年で年間2〜300組の相談を受けている中でも、このランキングと実際の相談現場の体感はほぼ一致しています。
特に1位の「立地」と2位の「修繕積立金」は、購入後に変えることが非常に難しい項目です。
立地は文字通り変えられませんし、修繕積立金は管理組合の決議が必要なため、個人の力で変えることはほぼできません。
つまり、後悔の原因の多くは「購入前にしっかり確認していれば防げたもの」だと言えます。
中古マンション購入で失敗する本当の原因
「中古マンションだから失敗した」と話す方は多いのですが、実は失敗の原因は中古であること自体ではないケースが大半です。
私がこれまで見てきた失敗事例を分析すると、本当の原因は以下の3つに集約されます。
原因1:購入前の事前調査が不足している
最も多いのが、購入前のマンション調査(管理状況・修繕積立金・周辺環境・住民層)が不足しているケースです。
新築マンションと違い、中古マンションは「これまでの管理の積み重ね」がそのまま物件の価値となります。
特に修繕積立金の運用状況は、後の値上げや一時金徴収に直結するため、ここを確認せずに買うのは非常に危険です。
しかし実際には、不動産業者がこの調査をしっかり行ってくれるケースは多くありません。
私の感覚値ですが、本当の意味でマンションの財務調査ができる仲介担当者は、業界全体の1割程度ではないかと感じています。
原因2:資金計画が甘い
住宅ローンや諸費用の試算が甘く、購入後に家計が苦しくなるケースも非常に多いです。
特に「銀行が貸してくれる額」と「無理なく返せる額」は全く別物だということを知らずに、銀行の審査額いっぱいまで借りてしまう方が後を絶ちません。
国土交通省の住宅市場動向調査によれば、住宅ローンに「負担感がある」と答えた方は約半数に上ります。
つまり、購入者の2人に1人は、住宅ローンが家計を圧迫していると感じているということです。
原因3:物件比較が不足している
「気に入ったから」「営業に押されて」など、1〜2件しか見ずに購入を決めてしまうと、後から「もっと良い物件があった」と後悔することになります。
中古マンションは1点物の市場ですから、比較対象を多く見ておくことが、相場感と判断力を鍛える唯一の方法です。
業界17年の経験から言うと、後悔されている方の多くは、購入前に内覧した物件数が極端に少ない傾向があります。
逆に言えば、上記3つの原因をつぶしておけば、中古マンションだからといって失敗しやすいということはありません。
中古マンション購入で後悔した、10の事例

まずは、中古マンション購入で多い後悔の事例を10項目紹介します。
事例①:住宅ローンが支払えなくなった
中古マンション購入は、多額の金額の取引となり、たびたび住宅ローン破綻などが話題に上がります。
住宅ローンにまつわる失敗は、家計に大きな負の影響をもたらし、最悪の場合、家を失ったり、自己破産に至るなど、ダメージが大きくなります。
私も様々な売買に立ちあわせてもらっていますが、売却理由が、住宅ローンを支払えなくなったケースや、任意売却(弁護士介在の不動産売却)など、様々なケースを見かけています。
実際に住宅ローン破綻をしている人の割合は?
実際の住宅ローンの破綻率はどれくらいになるのでしょうか?
例えば、フラット35を運営する住宅金融支援機構が公表しているデータによれば、フラット35の住宅ローン破綻率は3.4%、およそ30人に1人が該当します。
一方で民間の金融機関では、住宅ローンの破綻率は、1.33%と公表されています。
両方を合計すると、ざっくりですが、全体の2%ほどが住宅ローン破綻をしています。
これは50人に1人という計算になります。
住宅ローン破綻は氷山の一角
先ほどの住宅ローン破綻率をどう感じるかは、人によって違いますが、実は住宅ローン破綻をしている人は、氷山の一角であって、破綻まで行かないまでも、住宅ローンで苦労している人の数は、もっと多いと考えられています。
理由として、住宅ローンは、ご自身やご家族の家が担保として取られています。
もし住宅ローンの支払いが滞れば、この担保権によって、自宅が銀行に取り上げられてしまいます。
そうならないために、多くの人は、他の支出を削ってでも住宅ローンの支払いを優先すると言われています。
つまり目に見えないところで、住宅ローンの奴隷となってしまっているような、住宅ローン破綻予備軍はもっと多いと言われています。
住宅ローン破綻予備軍の割合
中古マンションを購入して、住宅ローン破綻予備軍とされている人たちは、どれくらいいるのでしょうか?
それを示すデータが国土交通省から公表されています。

国土交通省「令和5年度 住宅市場動向調査」
この調査は、毎年住宅を購入して1年以内の人に無作為にアンケートが送られ、その結果を集計したものになります。
この中に住宅ローンを借りた人に対して、「家計への住宅ローンの負担感」の統計データがあります。
質問内容は住宅ローンについて、以下の4つの項目で聞いています。
- 非常に負担感がある(生活必需品を切り詰めるほど苦しい):4.5%
- 少し負担感がある(贅沢はできないが、なんとかやっていける):44.6%
- あまり負担感がない(贅沢を多少我慢してる):36.6%
- 全く負担感はない(家計にあまり影響がない):13.4%
- 無回答:0.9%
まず中古マンションを購入して1年以内であるにも関わらず、「生活必需品を切り詰めるほど苦しい」という人は、住宅ローン破綻に限りなく近い状況であると言えます。
また「贅沢はできないが、なんとかやっていける」という人も、今は良くても将来的にお子さんの教育費が増大したり、予定通りに昇給しなかったりなど、不測の事態があった時に危険な、住宅ローン破綻予備軍であると言えます。
両方を合わせると、約半数の方が、中古マンション購入で住宅ローンで後悔していることが推測されています。
このように住宅ローンの後悔は、中古マンション購入における後悔でも最も多いと考えられます。
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事例②:修繕積立金の値上りや一時金の徴収がされた
購入した後、修繕積立金が大幅に値上げされたり、一時金の徴収が発生したということは、頻発しています。
あまりにも大幅な値上げ幅が散見されることから、国土交通省がその対策に乗り出したほどです。
マンションによって、修繕積立金が充足しているところもあれば、大幅に不足するところが混在しています。
国土交通省「令和5年度マンション総合調査」の「修繕積立金の積立状況」を示した調査データでは、計画に対して積立額が不足しているマンションが36.6%にのぼり、そのうち不足割合が20%を超えるマンションも11.7%あります。
つまり、およそ4割の中古マンションが、将来の修繕に必要な積立金を計画どおりに確保できていないことがわかります。
実際私も多くのクライアントから中古マンションの調査依頼を受けますが、だいたい半数くらいは将来修繕積立金が不足する可能性が高いと判断しています。
修繕積立金の過不足はマンションの管理組合の運営能力が反映されやすく、積立金の値上りや一時金の徴収にも繋がりやすいとも言われています。
もしそのような中古マンションと気付かず選んでしまうと、間違いなく後悔することになるでしょう。
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事例③:思うようなリノベーションが出来なかった
中古マンションは、リノベーションを予定して購入するケースが増えています。
それに伴って「なかなか思うようなリノベーションが出来なかった」という後悔の声も増えています。
マンションは戸建住宅と比べると、リノベーションが可能な箇所はかなり限定的です。
例えばマンションは、戸建てでは可能なサッシの変更が原則できません。(内側に取り付けるタイプの二重サッシの導入などは可能です)
玄関ドアも同じように部屋の所有者によって行うことができません。
またこれも失敗例としてあげる方がいますが、マンションは水回りの位置を自由に動かせないケースが多々あります。
その他にも間取り変更ができない構造のマンションもあります。
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事例④:住んでみたら想像以上に音漏れがした
念願のマンションでしたが、住んでみたら音漏れが気になって、仕方なく売却に至るという失敗談もよく聞きます。
音漏れの原因がマンションの構造にあったとしても、ほかにも住んでいる方もいます。
よほどのことでなければ、個人ではどうすることもできません。
音漏れが気になるのは個人差もありますが、明らかに設計上の問題から音漏れしやすい物件もあります。
特に旧耐震基準と呼ばれる1981年5月以前の中古マンションは、コンクリートの厚みが薄いものも多いため、音の問題が出やすいと言えます。
こちらの図は、マンションの建築年による平均的なコンクリートの厚みと、遮音性の関連性を示したものになります。
| 年代 | コンクリートスラブ厚(mm) ※公団住宅の工事共通仕様書より | 遮音等級の目安 (スラブ面積25㎡のとき) |
|---|---|---|
| 〜1955年 | 110mm | L-65※120mmの場合 |
| 1956〜1971年 | 130mm | L-60 |
| 1972〜1980年 | 130~150mm | L-60 |
| 1981〜1997年 | 200mm | L-50 |
| 2002年〜 | 200mm以上 | L-50 |
遮音性は数字が小さくなればなるほど、遮音性が高くなると言われています。
音が気になる方は、古い築年数のマンションには注意するようにしましょう。
また二重床が遮音性が高いと考えられている風潮もありますが、この風潮も誤っています。
二重床では「太鼓現象」と呼ばれる音の振動によって音が増幅される現象が確認されることもあり、実は遮音性とは関係がないと言われています。
二重床のメリット・デメリット、そして誰にでもできる見分け方などをまとめた記事もありますので、こちらも合わせてご参照いただくと理解が深まると思います。
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事例⑤:駅からの距離が思ったより遠かった
住宅情報サイト『LIFUL HOME'S』を運営する株式会社ネクストの調査では、過去5年以内に注文住宅、新築分譲一戸建て、新築分譲マンションのいずれかを購入した人を対象に「住まいの購入失敗談調査」を実施したところ、以下のような結果が出ました。
1位「駅までの距離が遠い」(21.4%)
2位「買い物が不便」(12.6%)
3位「駅周辺が栄えていない」(10.4%)
4位「会社までの距離が遠い」(8.6%)
5位「電車やバスなど公共交通機関が少ない」(8.1%)
調査実施期間:2016年8月10日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:720サンプル
この調査では中古マンションだけが対象ではありませんが、戸建も含めても駅近物件が支持されていることが見受けられます。
資産価値的に見ても、駅近物件をいかに取得できるかは、特にマンション取得では重視すべきポイントでしょう。
不動産表記では、1分を80mで計算しています(端数は繰り上げ)が、実際にマンションから駅の改札口まで歩いてみることで(通勤時間帯の混雑も加味する)、通勤の利便性は自ずと分かります。
その他にも、駅までの道で信号が多いことなども、実際の体感時間が長くなる要因となります。
マンション選びでは、後悔しないように必ず周辺を歩いてみることをおすすめします。
歩いて見なければ気づかない落とし穴が見つかるかもしれません。
事例⑥:エレベーター渋滞がひどかった
エレベーター渋滞が酷いとは、どちらかというとマンションの高層階に住まわれている方から出てきたもので、これも生活環境や利便性・快適性に対しての後悔や失敗を述べたものです。
一般的にエレベーターの適切な基数は、50戸に1基とされています。
マンションを探す際の目安にしてください。
また、タワーマンションなどの高層階は低層階と比べると1階までの距離が長く、朝の時間帯はエレベーター渋滞に見舞われ、通勤時間に影響が出やすいと言えます。
地震などの災害によって停電した場合は、階段を使って昇降しなければなりません。
考えてみればわかることですが、人気の高いとされる高層階は決して良いことばかりではありません。
このほかにもマンションの高層階やタワーマンションは、健康上の問題や子どもの教育上の問題も指摘している書籍も出ています。
中古マンションでも高層階を狙っている方は、色々情報を集めた上で最終的に後悔の少ない決断をしてほしいと思います。
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事例⑦:迷惑な住民が住んでいた
中古マンションの購入には、迷惑な住民が住んでいるといった失敗例をあげる方もいるようです。
ただこれも最終的に購入を決断したマンションの買主の責任で、誰が悪いわけでもありません。
ただ一般の仲介業者でも、買主の疑問に誠実に対応するのが仲介業者本来の仕事です。
中古マンションの購入で不安なことや疑問点があれば遠慮せず率直に聞きましょう。
迷惑な住民、変わった住民が住んでいるマンションは、管理会社へのヒアリングでは、個人情報の観点から教えてもらえないので、売主へのヒアリングを重点的に行います。
ポイントは「個性的な住民はいますか?」というようなザックリとした聞き方ではなく、「誰もが目を合わせたくないように感じる住人はいますか?」など、具体的な聞き方をした方が聞き出しやすいです。
少しでも引っ掛かる部分がある場合は、慌てて買わないこともひとつの選択です。
事例⑧:購入後、目の前にマンションが建ってしまった
マンションを購入する決め手の一つになるのが眺望の良さです。
特に室内側にそれ程魅力がなくても、ベランダから見渡せる眺望が良くてマンションを選ぶ方は多いです。
実際、私も数多くのマンションを扱ってきていますが、眺望自体、価格には反映されにくいものの、売れる速さには確実に影響があります。
眺望の良さが決め手の一つだったにもかかわらず、購入後数年で、目の前にマンションの計画があると知って、購入を焦ったのではないかと後悔する方もいらっしゃいます。
しかし日本は狭く、この眺望の良さが何年もつか、よほどのリゾート地でもなければ誰も保証はできないでしょう。
どうしても、目の前にマンションが建って眺望や日当たりが変わってしまうことが嫌な方は、ベランダ側にまとまった土地が余っていないか見てみましょう。
複数の人が細かく所有している戸建住宅などの場合は、マンションが建ちにくく、大きな駐車場になっている場合は、将来マンションが建つ可能性があります。
またベランダの目の前でなくても、少し離れたところに建築計画があるかもしれません。
マンションを見るときに、周辺環境についても合わせてよく確認するようにしましょう。
事例⑨:付帯設備の故障が多かった
中古マンションで多い後悔事例の一つが、付帯設備の故障です。
特にしばらく空き部屋になっていた中古マンションなどでは、設備を使っていなかったため、正常に使えるかどうかすら、分からないこともあります。
中古マンションの売買契約では付帯設備に対して、「故障・不具合」欄に「無」とした設備について、引渡し完了日から7日以内に請求を受けた場合は、売主は修繕義務を負うことが一般的です。
これを表にまとめたものが付帯設備表で、中古マンションの売買契約では、契約時、売買契約書に添付する形で売主・仲介業者が付帯設備表を用意します。
なお、これは使われる付帯設備表が「一般社団法人不動産流通経営協会(FRK)」の書式に倣っている会社が多いことが関係しています。
注意したいポイントとしては、一般的に契約不適合責任と呼ばれる欠陥に対する保障は、建物の主要な構造部分(雨漏りや給排水管など)に限られます。
本来、中古マンションの取引において、設備自体は契約不適合責任の対象とされないことが一般的です。
「一般社団法人不動産流通経営協会(FRK)」の書式を採用していない不動産業者も多いため、初期不良に対する取り決めが契約書でされているかどうかを確認するようにしましょう。
この初期不良に対する取り決めがなかったために発生するトラブルは多くあります。
またある程度使用されて年数が経っているものもあるため、中古マンションの購入では、あらかじめ給湯器などの修繕費用を見込んでおくことも必要でしょう。
事例⑩:機械式駐車場に自家用車が入らなかった
最後に駐車場における失敗談を紹介しておきます。
マンションの駐車場は半数以上が機械式駐車場といわれています。
都心部になればなるほど機械式の駐車場の割合が多くなります。
そして機械式駐車場の注意点として、あらかじめ自分が所有する車の駐車が可能か、サイズチェックが必要です。
特に大きいサイズの車をマイカーとして所有している方は、機械式駐車場に自家用車が入るか、調べておかなければなりません。
機械式駐車場は二段・多段方式が最も多く、これに次いで多いのが垂直循環方式などの大型装置です。
何れにしてもマンションの駐車場を使う方は、サイズチェックは必須事項です。
内覧時かその前でも、機械式駐車場に車が入るか、サイズや空き状況などを確かめておきましょう。
中古マンションの購入で後悔しないための8つの対策

中古マンションの購入で後悔しないためにできることをまとめてみました。
どんな点に注意すれば、失敗を少なくできるでしょうか。
対策①:資金計画・ライフプランニングを入念に
言うまでもありませんが、お金の失敗は金額が金額だけに大きな影響をもたらします。
とくに長期で住宅ローンを組んでいる方は、資金計画で失敗しないように、ライフサイクル上のリスクについて、もう一度チェックしておくことをおすすめします。
無理のない予算を把握するための唯一無二の方法は「ライフプランニングシミュレーション」をすることです。
これは、将来得られるであろう収入予測と、予測される支出をあらかじめシミュレーションし、無理のない住宅支出がいくらなのかを計算することができます。
私が企画運営している「ハウスクローバー」では、無料会員登録をすることで、ライフプランニングシミュレーションが無料でご自身で行えます。
また事務局による無料サポートもついておりますので、ぜひご活用ください。
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対策②:不動産業者に管理の調査をしっかり依頼する
マンションの価値は立地と管理で決まるといっても過言ではないくらい、管理は非常に大切です。
マンションの管理の良し悪しは、清掃が行き届いているとか、積立金が多いとか、滞納が少ないとか、管理会社が大手だとか、そのようなことで判断はしません。
もちろんそれらの条件も重要ですが、それだけで管理の良し悪しは語れません。
マンションの管理の良し悪しは、マンションの財務状況によります。
財務状況とは、主に修繕積立金の運用状況です。
運用状況が良くないマンションでは、将来的に積立金が大幅に値上げされたり、一時金の徴収が発生したりと、何かと苦労することになります。
マンションの積立金が大幅に足りなくなるとされるマンションは全体の4割近くにのぼります。
またこれらの調査は不動産業者であれば、誰でもできるわけではありません。
むしろ出来ない人の方がほとんどです。
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マンションの管理調査は、私が運営している「ハウスクローバー」に掲載されている不動産エージェント(全国の不動産事業者の担当者)であれば、誰でもできるようになっています。
私は、これまで数千棟ものマンションの財務調査をしてきており、独自のノウハウを有しています。
そのノウハウをハウスクローバーの不動産エージェントであれば、誰でも利用できるようにシステム化しています。
仲介を依頼する際の付帯サービスとして、無料で利用いただけますので、ぜひハウスクローバーの活用を検討しましょう。
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対策③:建築業者・リノベーション業者に確認する
マンションのリノベーション可能な範囲については、工事を担当する建築業者に確認しましょう。
また以下の状態を目視や図面等で確認できれば、リノベーションが可能な範囲などはある程度分かります。
構造でもある程度判断できる
マンションは構造の種類でも、動かせない壁がある構造かどうか、ある程度判断できます。
この場合の構造とは、同じ鉄筋コンクリート造でも
- 壁式構造
- ラーメン構造
なのかで、違いがあります。
壁式構造は木造のツーバイフォーと同様で、構造上動かせない耐力壁があります。
地上4階建てまでのマンションは壁式構造となっていることが多いです。
またラーメン構造は木造軸組工法と同じ考え方で構成されており、建物を太い柱や梁で支えていますので、リノベーションの際、大抵の壁を撤去できます。
二重床かどうかの確認をする
水回り(主にキッチン)を移動させたい場合は、二重床であるかどうかがポイントになります。
コンクリートに直接床を貼る「直ばり」では、床下に配管が通されていないので、キッチンの移動に制限があります。
二重床かどうかの確認は、意外と簡単に出来ます。
例えば、ベランダと室内の高さを見比べた時に、ベランダと床の高さが同じ時は、直張りであることが多く、ベランダよりも床が高い時は、二重床になっていることが多いです。
可能であれば設計図書などを確認する
ラーメン構造は室内の4隅に柱の出っ張りが確認できますので、目視でも図面でもすぐそれと気付きます。
また矩計図や断面図などがあれば、床(または天井)の仕様が直床か二重床かが判別できます。
その他、「構造特記仕様書」があればコンクリートの質やかぶりの厚さも分かり、中古マンションの強度や基本的な性能もわかります。
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対策④:空き室であれば、生活時間も確認してみる
マンションが空き室の場合は閲覧時間が比較的自由に取れますので、時間によって変化する陽当たり状況や隣戸の生活時間も察せるでしょう。
特に内覧の時は、日中であることが多く生活音があまりない時間帯が多いです。
夕方など生活時間を確認することで生活音がどれくらいするのかを確かめることもできます。
空き室のマンションなら、そのメリットを生かした内覧方法をぜひ活用してください。
対策⑤:駅から昼と夜と歩いてみる
購入予定のマンションは周辺環境を見るため、駅からのルートは一度歩いて見るといいでしょう。
またその際は時間帯を昼夜ずらしてみると、時間帯で気付かない点が見えてきます。
昼間は明るくても、暗くなると急に人気がなくなり、女性やお子さんの通勤通学に不安を感じるなど、昼夜をずらすことで見えてくることは結構あります。
またこの作業は内覧する前に行っておくことで、いざという時に早く動けるようになります。
対策⑥:所有者へのヒアリングをしっかり行う
前オーナーが住んでいる場合は、内覧の際に所有者へのヒアリングを必ず実施しましょう。
空き室の中古マンションでは、仲介業者を挟んでのヒアリングになるため、情報量が少ないこともありますが、直接聞くことができれば、様々な情報を聞くことができます。
居住中のマンションのオーナーは実際に物件に住んでいる人であり、買主に有益な情報をたくさん持っています。
そのため売主に失礼にならないよう、対応には十分注意してください。
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対策⑦:付帯設備の交換時期と計画を立てておく
付帯設備は付帯設備表とともに、設備の交換時期の記入とあらかじめ計画を立てておくことも必要です。
よくあるのが給湯器ですが、10年以上経っていれば近いうちに交換の必要が出てくるなど、設備の交換時期をもとに計画を立てておくようにしましょう。
対策⑧:事前に駐車場のサイズを調べておく
マンションを購入する上で、あとで後悔しないためにも常識とも言えるものです。
機械式駐車場を使用する場合は、駐車場のサイズ(高さも含む)を調べておきましょう。
2025年以降の中古マンション購入で特に注意すべきこと
ここまでは中古マンション購入で従来から多い後悔事例と対策をお伝えしてきましたが、2025年以降の不動産市場では、追加で注意すべきポイントが出てきていますので、業界17年の立場から補足します。
資材費・人件費の高騰で大規模修繕費が大幅に上昇している
2022年以降、建築資材の価格と人件費が継続的に上昇しており、これがマンションの大規模修繕工事費を直撃しています。
国土交通省も2024年に「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」を改訂し、修繕積立金の目安金額を大幅に引き上げました。
つまり、これまで設定されてきた修繕積立金の額では、将来の大規模修繕費を賄えないマンションが急増しているということです。
具体的には、2025年時点で多くのマンションが大規模修繕の見積もりを取り直し、当初計画の1.3〜1.5倍の費用を提示されているという話を頻繁に耳にします。
その結果として、購入後数年以内に修繕積立金が値上げされたり、一時金の徴収が発生するケースが、私の相談現場でも明らかに増えてきています。
中古マンション購入を検討する際は、長期修繕計画の数字をそのまま信じるのではなく、「現在の物価水準で再計算したらどうなるか」という視点で見直すことが、後悔を防ぐ上で非常に重要です。
住宅ローン金利の動向にも注意
2024年3月に日銀がマイナス金利政策を解除して以降、住宅ローン金利は緩やかに上昇傾向にあります。
特に変動金利については、これまで低金利を前提に組まれていた住宅ローンが、将来的に返済額が増える可能性が出てきました。
中古マンション購入時の資金計画では、変動金利が将来1〜2%上昇した場合でも返済を続けられるかどうかを、必ずシミュレーションしておきましょう。
築年数別の中古マンション後悔事例
中古マンションは築年数によって、後悔しやすいポイントが大きく異なります。
業界17年の経験から、築年数帯別に多い後悔事例を整理しておきます。
築10年前後の中古マンション
築10年前後は「ほぼ新築」に近い感覚で購入される方が多い帯ですが、意外と後悔されるポイントがあります。
最も多いのは「価格が新築とほとんど変わらない割に、設備の保証期間が切れている」という点です。
築10年だと給湯器・食洗機・エアコンなどの保証は切れており、購入直後に大きな修繕費がかかるケースがあります。
築20年前後の中古マンション
築20年前後は中古マンション市場の中心帯で、価格と品質のバランスが良い時期です。
しかし注意すべきは、ちょうど1回目の大規模修繕(築12〜15年)が終わり、2回目の大規模修繕(築24〜30年)が見えてくる時期だということです。
このタイミングで修繕積立金の見直しが行われるマンションが多く、購入後すぐに月々の負担が増えることもあります。
築30年前後の中古マンション
築30年前後は価格が大きく下がり、リノベーション前提で購入される方が増える帯です。
このゾーンの後悔として多いのは、「リノベーション費用と修繕費を考えると、結局新築並みのコストがかかった」というケースです。
また配管の交換時期にあたるため、共用部の給排水管の更新工事が控えているかどうかは、必ず管理組合の議事録で確認しましょう。
築40年以上(旧耐震基準)の中古マンション
築40年以上のマンションは、ほとんどが旧耐震基準(1981年5月以前)で建てられています。
旧耐震の中古マンションは価格が圧倒的に安いというメリットがある一方、住宅ローン控除が受けられない、地震保険料が高い、リセール時に買い手が限られるなど、後悔ポイントも多いです。
ただし、新耐震と同等の耐震性が証明された「耐震基準適合証明書」が取得できる物件であれば、住宅ローン控除も適用されますので、購入前に必ず確認しましょう。
「中古マンションは買うな」論への業界17年のプロからの回答
ネット上では「中古マンションは買うな」「中古は損する」といった意見を目にすることがあります。
私も業界17年の中で、こうした意見をたくさん見てきました。
結論からお伝えすると、「中古マンションは買うな」という一律の意見は正しくありません。
なぜなら、住宅購入で失敗する理由は「中古であること」ではなく、「事前調査不足」「資金計画の甘さ」「物件比較不足」だからです。
これは新築マンションでも、戸建てでも同じです。
つまり、しっかり調査し、無理のない資金計画を立て、複数の物件を比較した上で購入する人は、中古マンションでも新築マンションでも後悔しにくいのです。
逆に、調査不足・資金計画不足のまま勢いで購入する人は、どんな物件を買っても後悔します。
中古マンションは確かに、新築よりも管理状況・修繕積立金・住民層など、確認すべき項目が多いです。
しかしそれは「だから買うな」ではなく、「だからしっかり調査する必要がある」というだけのことです。
私のところには年間2〜300組の住宅購入相談がありますが、しっかり調査をして購入された方は、中古マンションでも非常に満足度高くお住まいになっています。
中古マンション購入を検討されている方は、ネット上の極端な意見に惑わされず、ご自身で正しい情報を集め、信頼できる不動産エージェントに調査を依頼することをおすすめします。
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全国の担当者が探せる、住宅購入に失敗しない仕組み|ハウスクローバー
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中古マンション購入の失敗回避チェックリスト
最後に、これまでお伝えした内容を踏まえて、中古マンション購入で後悔しないためのチェックリストをまとめておきます。
内覧前・契約前にこのチェックリストを使って、確認漏れがないかご確認ください。
【資金計画チェック】
- ライフプランニングシミュレーションを実施したか
- 住宅ローン金利が1〜2%上昇しても返済を続けられるか
- 諸費用(仲介手数料・登記費用・火災保険など)を含めた総額で計算したか
- 将来の修繕積立金値上げ・一時金徴収を想定した予算組みをしているか
【管理組合・修繕積立金チェック】
- 直近の管理組合議事録を確認したか
- 修繕積立金の積立状況(計画に対して充足しているか)を確認したか
- 長期修繕計画を最新の物価水準で見直す視点で確認したか
- 修繕積立金の滞納率を確認したか
【物件チェック】
- 複数の物件(最低5件以上)を内覧して相場感を養ったか
- 駅から実際に昼と夜の両方を歩いて確認したか
- 空き室の場合、夕方・夜の時間帯にも訪問したか
- ベランダから見える眺望と、周辺の建築計画を確認したか
- 機械式駐車場の場合、自家用車のサイズが入るか確認したか
【建物・構造チェック】
- リノベーション希望の場合、構造(壁式・ラーメン)を確認したか
- 二重床か直張りか確認したか
- 築40年以上の場合、耐震基準適合証明書が取得できるか確認したか
- 付帯設備表の内容を確認し、初期不良の取り決めを契約書に入れたか
【担当者チェック】
- 仲介担当者にマンションの財務調査ノウハウがあるか確認したか
- ハウスクローバーなどのプラットフォームで担当者を比較検討したか
このチェックリストの項目を一つずつクリアしていくことで、中古マンション購入での後悔は大幅に減らすことができます。
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中古マンション購入で後悔しないために、ハウスクローバーを活用しよう

中古マンションの購入で失敗や後悔は、不動産購入に対して事前の勉強である程度は防げます。
しかしいくらインターネットや書籍などで知識をインプットできても、知っているのと出来ることはまた別ものです。
もちろん失敗しないために知識が必要なのは言うまでもありませんが、やはり実際にはプロの助けなしは難しいと思います。
中古マンションは確認項目が意外に多く、とても一人では太刀打ちできません。
ぜひあなたの味方となっていただけるような不動産エージェントを見つけるようにしてください。
ハウスクローバーは、全国の優良な担当者が探せる唯一のプラットフォームです。
ぜひ中古マンション購入で後悔しないためにも、担当者選びを間違えないようにして、万全の体制でのぞむようにしてください。
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よくある質問(FAQ)
Q1:中古マンション購入で最も多い後悔は何ですか?
住まいサーフィンが2026年に発表した1,530件の体験談データによれば、最も多い後悔は「利便性が悪い立地(駅徒歩・買い物・交通機関)」です。次いで「修繕積立金や管理費の値上げ・一時金徴収」「駐車場・駐輪場の問題」「物件選びでの確認不足」「資金計画の甘さ」が続きます。立地と修繕積立金は購入後に変えることが難しいため、購入前の確認が最重要です。
Q2:「中古マンションは買うな」は本当ですか?
「中古マンションは買うな」という一律の意見は正しくありません。住宅購入で失敗する本当の原因は「中古であること」ではなく、「事前調査不足」「資金計画の甘さ」「物件比較不足」です。しっかり調査し、無理のない資金計画を立て、複数の物件を比較した上で購入する方は、中古マンションでも満足度高くお住まいになっています。
Q3:中古マンション購入の失敗を防ぐにはどうすれば良いですか?
最も重要なのは、信頼できる不動産エージェント(特にマンションの財務調査ができる担当者)を見つけることです。中古マンションは確認項目が多く、一人では対応が難しいため、プロのサポートが不可欠です。ハウスクローバーのようなマッチングプラットフォームを活用し、全国の優良な不動産エージェントから比較・指名することをおすすめします。
Q4:築何年の中古マンションで後悔しやすいですか?
後悔のしやすさは築年数だけでは決まりませんが、築年数帯ごとに注意点は異なります。築10年は設備の保証切れ、築20年は2回目の大規模修繕・修繕積立金値上げ、築30年は配管交換・リノベーション費用、築40年以上は旧耐震基準による住宅ローン控除不可・地震保険料の高さなど、それぞれ確認すべきポイントがあります。
Q5:購入後に後悔した時の対処法はありますか?売却すべきですか?
後悔の内容によって対処法は異なります。例えば設備の故障であれば修繕で解決できますし、修繕積立金の値上げであれば管理組合に参加することで運営を改善できる可能性があります。一方、立地そのものに不満がある場合は売却を検討することになりますが、購入から短期間での売却は損失が出やすいため、慎重に判断しましょう。
Q6:2025年以降の中古マンション購入で気をつけるべきことは何ですか?
最も重要なのは、資材費・人件費の高騰により大規模修繕費が大幅に上昇していることです。長期修繕計画の数字をそのまま信じず、現在の物価水準で再計算した場合の費用を想定して資金計画を立ててください。また住宅ローン金利の上昇傾向にも注意し、変動金利が1〜2%上昇しても返済を続けられるかをシミュレーションしておきましょう。
Q7:失敗を回避するためのチェックリストはどう活用すれば良いですか?
本記事に掲載した「中古マンション購入の失敗回避チェックリスト」を、内覧前と契約前の2段階で活用することをおすすめします。資金計画・管理組合・物件・建物構造・担当者の5つのカテゴリに分けて確認することで、確認漏れを防ぐことができます。チェック項目で不安がある場合は、ハウスクローバーの不動産エージェントに相談しながら一つずつクリアしていくと安心です。
















素晴らしい仕組み
30代男性