住宅ローン

住宅ローンの借入年数は何年で借りるのがベストか?


戸建てやマンションを購入する際、住宅ローンを借り入れる人が多くいらっしゃると思います。住宅ローンは借り入れですから、毎月決まった金額を返済していかなければなりません。

しかし、借りるときに何年くらいで借りるのがベストなのか、迷う方もいらっしゃるかもしれません。

そこでこの記事では、住宅ローンの借り入れ年数について解説します。この記事を読むことで、借り入れ年数の注意点などについての知識が深まるでしょう。

住宅ローンの完済年齢

国土交通省の公表している「民間住宅ローンの実態に関する調査」によると、「融資の際に考慮する項目」において最も順位が高かったのが「完済時年齢」でした。

データの詳細はこちらの関連記事「住宅ローンの審査で貯金がないと不利になる?」も合わせてご参照ください。

金融機関が重要視しているように、住宅ローンの完済年齢というのは非常に大切な項目です。

例えば、ローンの申し込み時の年齢が40歳で35年ローンを組んだと仮定しましょう。繰り上げ返済などを行わなければ、ローンの完済は75歳ということになります。

60歳の定年を迎えてから15年も支払わなければならない計算ですね。

ローン返済の資金源をどうするのかなど、借りるときにある程度将来のことも考える必要があります。住宅ローンを借りる際には、完済時の年齢も考慮しながら借入年数を決めていくようにしましょう。

 

定年後まで続く借入年数には注意が必要

定年後まで続く借入年数には注意が必要です。住宅ローンは長期的な返済となることがほとんど。

住宅ローンを借り入れた当初は無理なく返済できる金額できる金額であっても、子どもの教育費や老後資金などが想定以上にかかってしまい、返済が苦しくなってしまうケースがあります。

将来のことをすべて見通すのは難しいですが、住宅ローンのように長期の借り入れを行う場合は余裕を持った返済計画を立てることが重要です。

ここ最近、定年後は60歳から65歳に移行し、70歳まで延長されるという話も出ています。お勤めの会社の定年や方向性などを見極めながら決めていくようにしてください。

 

あえて長く借りるのはあり?

住宅ローンの借入期間を長くすると、月々の返済金額を少なくすることができます。しかし、借入期間を長くするということは、その分支払総額が大きくなるということです。

先ほども解説したように、住宅ローンを借り入れするときには余裕を持った返済計画を立てることが大切です。

初めから返済期間を短く設定して、あとから月々の返済金額を減らすことは難しいですが、あえて長く借りておいて余裕があるときに繰り上げ返済をすることは可能です。

余裕を持った返済のため、何かあった時の余裕も考えて、あえて長く借りるというのも1つの方法でしょう。

 

最も危険なのは、借入価格をふやすための借入年数

先ほど「あえて長く借りるのも1つの方法」と解説しましたが、長く借りる目的が「借入価格を増やすため」の場合は要注意です。

長く借りることで借入価格が増やせて、希望の物件が手に入るかもしれません。しかし、何度も言うように住宅ローンでは余裕を持った返済計画を立てることが大切です。

借入価格が増えるということは、返済額がその分増えるということ。借り入れできる最大金額と無理なく返済できる金額は異なりますので、ご自身の今後のライフプラン等も考えながら決めることをおすすめします。

 

ライフプランニングをして戦略をたてよう

住宅を購入する際、みなさんが気になるのは「物件」と「お金」のことでしょう。お金に不安を抱えている人の多くは、将来にかかるお金など今後のことがわからないので不安に感じているのではないでしょうか。

この解決策として、ファイナンシャルプランナーに相談することをおすすめします。ファイナンシャルプランナーに相談することで、住宅ローンを無理なく返済できる金額を知ることができたり、住宅購入を含めた将来設計を考えることができたりするからです。

同じ収入の家族であったとしても、教育などへの考え方や生活スタイルなどによって収支シミュレーションが異なります。ぜひ、ファイナンシャルプランナーという専門家にライフプランの相談をして、お金の戦略を立てて住宅購入にのぞむようにしてください。

⇒ ライフプランニングサービスとは?

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