時間がない人向け:不動産屋に嫌われる行動10個
不動産屋に嫌われる行動10個
- 自分の情報を語らない → 素性不明は警戒対象。また本気で買う気があるのか、提案にも影響
- 仲介手数料を値切る → 唯一の収入源。値切ると担当者のやる気が一気に下がる
- 横柄な態度・担当者を下に見る → 人として最低限の礼儀がないとそもそも取引してもらえない
- 希望条件がぼんやりor厳しすぎる → 提案のしようがなく、費用対効果に合わないと判断される
- 提案やアドバイスを聞き入れない → プロの意見を無視し続けると「この人には何を言っても無駄」と思われる
- 申し込み後のキャンセル → 約束を破る人として、その後の取引にも影響が出る
- 決める気があるのか分からない → 優先順位の低い客として扱われ、良い物件を紹介してもらえなくなる
- 連絡が取れない・レスポンスが遅い → スケジュール調整ができず、取引全体が止まってしまう
- 書類の期日を守らない → 関係者全員に迷惑がかかり、信頼を一気に失う
- 質問が多すぎる・細かすぎる → 売主が不安になり、契約自体が壊れるリスクがある
不動産の取引をするにあたって不動産会社の担当者はパートナーとして、あなたの取引をフォローしてくれる頼もしい存在です。特に不動産売買においては金額も大きくなるため失敗は許されません。しかも不動産は商品の特性上、担当者のスキルや経験によって結果が大きく変わると言われています。
ですから仲介手数料を払ってでもプロにしっかり働いてもらった方が、結果として消費者の利益は守られるということの方が多いのです。あなたもせっかくであれば不動産会社の担当者にはしっかり頑張ってほしいものですよね。
そこでこの記事では不動産会社が一番嫌がることや、敬遠されがちな残念なお客様の特徴をお伝えします。

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。また同時に、毎年全国から2〜300組ほどの住宅購入希望者の相談があり、実際の購入もサポートする現役の不動産エージェントでもある。業界歴は17年以上。多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営している。自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。
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不動産屋は付き合い方次第で味方にも敵にもなる
不動産取引に普段から慣れていない消費者からしてみたら、取引そのものも、不動産会社とのやり取りも、分からないことだらけなのではないでしょうか。
かたや不動産会社の担当者も人ですから、業務とはいえど感情があります。良いお客様に対しては通常の業務以上に頑張ることもあれば、好まないお客様には手を抜いたり、最悪断られたりグループ会社のブラックリストに載ることもあります。
そして不動産業界は非常に横のつながりも強く、嫌われたお客様の情報が共有されることも稀にあります。
いずれにせよ、担当者によって大きく結果が変わる取引なのに、嫌われるようなことはできれば避けたいものですね。そこでここからは不動産屋に敬遠される人の10の特徴を解説します。
不動産屋に敬遠されがちな残念な方の特徴10個

ここから解説する特徴は、私自身の経験だけでなく、業者仲間やハウスクローバーの不動産エージェントさん達との話の中でシェアされている内容となり、不動産会社の生の声です。
1. 自分の情報を語ろうとしない
職業であったり収入であったり、必要最低限の情報は担当者と共有しましょう。素性がしれない人に対して不動産屋が抱く印象は「怪しい」です。
不動産取引は俗にいう「反社」の人たちも紛れ込んできます。売買の時には、特に現金客に関して、不動産屋はより一層警戒感を強めます。そのお金の出所はどこか?マネーロンダリングの対象にもなりやすい取引となります。
住宅ローンを使う時、反社チェックは銀行で行われますが、現金取引の場合は不動産会社で行わなければいけません。
そしてもう一つ大事なのが、情報を出してもらえないと適切な提案ができないということです。年収や家族構成、いつまでに購入したいのかといった情報がないと、担当者としてはどんな物件を紹介すればいいのか判断がつきません。「この人は本気で買う気があるのだろうか」とも思われてしまいます。
どんな理由があるにしろ、ご自身の情報を出したがらない人は敬遠されます。積極的に提案をしてもらえるということはまずありません。
2. 仲介手数料を値切る
仲介手数料は多くの不動産会社にとって唯一の収入源です。特に正当なサービスを提供していると自負している業者にとって、値引き交渉は心証的に良くありません。
もちろん価格交渉の理由にもよります。ただ単に諸経費を抑えたいというだけの理由だと、心証的には最悪です。例えば「会社を窓口にして依頼すると社割が効く業者があるのだが、できれば〇〇さんのところで買いたいから同じようなことはできないか?」というような正当な理由があれば交渉は通ることが多いでしょう。
またタイミングとして、取引が成立する直前で交渉するのは論外です。少なくとも業務を依頼する時点でしておくべきです。
ただし例に挙げたような正当な理由がない場合は、担当者からは優先順位の低いお客と見なされてしまいますし、要求が多いと取引を断られることもあります。正規の手数料を支払ってでも、対価に見合う以上の仕事をしてもらった方が結果的には良いのではないでしょうか。
ちなみに仲介手数料無料や半額の業者もいますが、それにも理由はあります。
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3. 担当者を明らかに下に見ている
「業者なんだからこれくらいやってもらって当たり前」というスタンスもあまりに見えすぎてしまうと敬遠されてしまいます。
担当者も人ですから、へり下る必要はもちろんありませんが、最低限の礼儀は忘れないようにしましょう。お客様だから何を言っても何をやってもいいというものではありません。
4. 物件探しの条件がぼんやりしすぎている、または厳しすぎる
物件を探すにあたり、条件があまりにもぼんやりし過ぎていて、何を提案したらいいか絞れないお客様もいます。物件を片っ端から紹介している時間的な余裕は業者にはありません。
一方で物件の条件が厳しすぎる人もいます。プロから見て「こんな条件の物件はまずないよ」という条件で探しているお客様もいます。
これらのお客様は業者側から見ると時間がかかり過ぎて費用対効果に合わないお客様として敬遠されます。
5. プロの提案を一切受け入れない
先述の物件条件に問題があったとして、こちらから色々ヒアリングする中で、「この予算ではまず見つからないので予算を上げるか、条件を減らしませんか」「家族構成や生活スタイルからすると、マンションよりも戸建ての方が合うと思います」と提案することもあります。
色々お話をする中で、こちらの意見も聞き入れてくれる方もいれば、その時はいい返事をするのですが結局何も意見を聞き入れていない方もいます。
こちらがいくら提案をしても聞き入れてもらえないのであれば、業者からは敬遠されてしまいます。
6. 申し込み後にキャンセルする
申し込みとは、契約前に出す書類のことで、売買の場合は「買付申込書」などと呼ばれます。申し込み自体に法的な拘束力はありませんが、商談がまとまった場合はそのまま契約に進むのが基本です。
商談がまとまらなかった場合は問題ありませんが、商談がまとまったのにキャンセルをすることは基本やめておきましょう。約束を破る人というレッテルを貼られてしまうので、その後の取引に影響します。業者によっては取引停止になるところもあります。
一方で、業者が無理矢理に申し込みをすることを勧めてくることがありますが、この場合は注意が必要です。ダメな不動産業者の特徴を解説した記事もありますので、そちらも参照ください。
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7. 決める気があるのか分からない人
例えば言われていた条件にぴったりな物件なのに決断を何故か下さないお客様も、結局買うのかどうか分からないと思われていまい、敬遠される傾向があります。
ただこれに関しては私なりに思うところがありまして、決める気があるのに決められないお客様もいると思っています。
決められない理由として多いのは「予算」への不安です。決める瞬間になって、この金額を毎月払っていけるのだろうかと、現実を目の前にして急に不安になる方もいらっしゃいます。この原因は事前にしっかり無理のない予算について検討ができていなかったことにあります。
これはお客様だけでなく、予算をしっかり掘り下げずに話を進めようとしてしまった不動産業者側にも責任があると思います。
予算については物件を探す前、そして不動産会社に行く前に把握しておきましょう。ハウスクローバーでは、無理のない予算を把握する唯一無二の方法「ライフプランニングシミュレーション」を無料で提供しています。全国のかたが対象となっておりますので、ぜひご利用を検討してみてください。
詳細はこちら住宅購入に失敗しないための仕組み|ハウスクローバー
8.連絡が取れない・レスポンスが遅い
これは意外と多いのですが、こちらから連絡してもなかなか返事がもらえないお客様もいます。
不動産取引はスピードが命です。良い物件が出た時にすぐ連絡しても返事がもらえないと、他のお客様に先を越されてしまいます。また契約に向けた手続きの中で、関係者全員のスケジュールを調整しなければならない場面も多く、一人のレスポンスが遅いだけで全体が止まってしまうこともあります。
忙しいのは分かりますが、せめて「確認しました、後日改めて連絡します」の一言だけでも返すようにしましょう。それだけで担当者の印象はかなり変わります。
9.書類の期日を守らない
不動産取引では住民票や印鑑証明、源泉徴収票など、さまざまな書類の提出が求められます。これらには期日が設定されていることがほとんどです。
期日を守らないと、ローンの審査が遅れたり、決済のスケジュールがずれたりして、売主や銀行、司法書士など関係者全員に迷惑がかかります。一度でも期日を守らないと「この人は大丈夫だろうか」と不安に思われてしまい、信頼を取り戻すのは簡単ではありません。
書類関係は早め早めに準備しておくことをおすすめします。何を用意すればいいか分からない場合は、遠慮なく担当者に聞いてください。
10.質問が多すぎる・細かすぎる
物件について気になることを質問すること自体は悪いことではありません。むしろ大きな買い物ですから、気になるところはしっかり確認すべきです。ただし問題になるのは、度を超えた量の質問や、重箱の隅をつつくような細かい質問を繰り返すケースです。
売買の場合、質問は売主に確認を取る必要があるものも多く、あまりに質問が多すぎると売主側が「このお客様は契約後もトラブルになりそうだ」と警戒してしまいます。最悪の場合、売主が契約自体を断るということもあり得ます。
質問をするなとは言いませんが、優先度の高いものをまとめて聞くようにした方が、担当者も動きやすくなりますし、売主への心証も良くなります。
不動産屋に好かれるお客様になる8つのポイント
ここまで嫌がられる特徴をお伝えしてきましたが、逆に担当者に好かれるお客様になることで、担当者はより頑張ってくれるようになります。
それでは担当者に好かれるお客様になるにはどうすればいいのでしょうか。実はそんなに難しいことではありません。
1. 必要な情報をオープンに共有してくれる
職業や収入、家族構成、いつまでに購入したいかといった基本的な情報は、最初の段階で担当者に共有してください。これだけで「この人は本気だな」と伝わりますし、的確な提案をしてもらいやすくなります。
情報が多ければ多いほど担当者は動きやすくなり、あなたに合った物件を紹介してもらえる可能性が高くなります。
2. 仲介手数料は正当な報酬として理解する
仲介手数料は担当者が働いてくれることへの対価です。値切りたい気持ちは分かりますが、正当な手数料を支払ってでもプロにしっかり働いてもらった方が、結果としてあなたの利益は守られます。
手数料を値切ることで担当者のやる気を下げてしまうのは、長い目で見れば損になることの方が多いです。
3. 担当者に対して丁寧に接する
特別なことをする必要はなく、社会人として当たり前のマナーを守るだけで十分です。敬語で話す、時間を守る、感謝の気持ちを伝える。こうした基本的なことの積み重ねで、担当者は「この人のために頑張ろう」と思ってくれるようになります。
4. 希望条件と予算を事前に整理しておく
もちろん完璧に決まっている必要はありませんが、「何でもいい」ではさすがに提案のしようがありません。エリア、広さ、価格帯など、優先順位をつけて整理しておくだけで、担当者とのやり取りが格段にスムーズになります。
予算についてはライフプランニングシミュレーションで事前に把握しておくことをおすすめします。
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5.プロのアドバイスに耳を傾ける
担当者は何百件もの取引を経験しているプロです。「この条件だとこういう物件の方が合いますよ」というアドバイスには、それなりの根拠があります。
もちろん最終的に決めるのはあなたですが、まずは担当者の意見を聞いてみてください。自分では気づかなかった選択肢が見つかることも少なくありません。
6.連絡にはなるべく早く返信する
すぐに返事ができない場合でも、「確認しました、後日改めて連絡します」の一言だけでも返すようにしましょう。これだけで担当者の安心感は全く違います。
良い物件はスピード勝負になることも多いので、レスポンスが早いお客様ほど良い物件を紹介してもらいやすくなります。
7.書類は早めに準備する
不動産取引では多くの書類が必要になります。何を用意すればいいか分からない場合は遠慮なく担当者に聞いて、早め早めに準備しておきましょう。期日を守ることは信頼の基本です。
8.質問は優先度をつけてまとめて聞く
分からないことを聞くのは大事ですが、思いつくたびにバラバラと質問するよりも、優先度の高いものをまとめて聞く方が効率的です。担当者も動きやすくなりますし、売主への印象も良くなります。
不動産取引は担当者によって結果が大きく変わります。まずは良い担当者を見つけ、その人に気持ちよく仕事をしてもらう環境を作ることが、最も賢い不動産取引のやり方だと思います。
そもそも「良い担当者」を選ぶことが大前提
ここまで「不動産屋に嫌われないためのポイント」「不動産屋に好かれるポイント」をお伝えしてきましたが、一つ大事なことがあります。
もちろん中には業者側の方が悪いということもあります。特に業界に対する良くないイメージが、残念ながらそのまま実態であるケースも少なくない業界ですので、そもそもちゃんとした担当者を選ぶことが大前提となります
お客様がどれだけ誠実に対応しても、担当者のスキルや姿勢が悪ければ良い取引はできません。つまり「嫌われないようにする」前に、そもそも信頼できる担当者を選ぶことが最も重要です。
担当者のスキルや経験によって、同じ物件でも取引の結果は大きく変わります。仲介手数料を払ってでもプロにしっかり働いてもらった方が、結果として消費者の利益は守られることの方が多いのです。
ハウスクローバーでは、全国の優良な不動産エージェント(担当者)が探せるプラットフォームですので、ぜひご活用いただければと思います。
詳細はこちら全国の担当者が探せる、住宅購入に失敗しない仕組み|ハウスクローバー
まとめ
不動産屋に嫌われる、敬遠されがちな特徴10をまとめておきます。
- 自分の情報を語ろうとしない
- 仲介手数料を値切る
- 担当者を明らかに下に見ている
- 物件の条件がぼんやりとし過ぎているor厳しすぎる
- こちらの提案を一切受け付けない
- 申し込みをキャンセルする
- 決める気があるのか分からない
- 連絡が取れない・レスポンスが遅い
- 書類の期日を守らない
- 質問が多すぎる・細かすぎる
逆に、不動産屋に好かれるための8つのポイントはこちらです。
- 自分の情報はオープンにする
- 仲介手数料は正当な報酬として理解する
- 担当者に対して丁寧に接する
- 希望条件と予算を事前に整理しておく
- プロのアドバイスに耳を傾ける
- 連絡にはなるべく早く返信する
- 書類は早めに準備する
- 質問は優先度をつけてまとめて聞く
嫌がられる行動を避け、好かれるポイントを意識して、不動産業者や担当者と接するようにしてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 不動産屋に嫌われるとどうなりますか?
担当者のモチベーションが下がり、良い物件の情報を積極的に紹介してもらえなくなります。最悪の場合、取引停止やグループ会社間でのブラックリスト共有もあり得ます。不動産取引は担当者によって結果が大きく変わるので、嫌われることのデメリットは想像以上に大きいです。
Q. 仲介手数料の値引き交渉は絶対にしない方がいいですか?
絶対にダメとは言いませんが、タイミングと理由が重要です。「他社で社割が効くが、できればあなたにお願いしたい」といった正当な理由があれば交渉は通ることもあります。ただし取引成立の直前に言い出すのは論外です。理由なく値切ると、優先順位の低い客として扱われるリスクがあります。
Q. 内見だけして契約しないのは迷惑ですか?
内見自体は物件選びに必要なプロセスですので、問題ありません。ただし「買う気がないのに何度も内見だけする」となると、担当者からは敬遠されます。内見の際は「この物件のここが良かった・ここが合わなかった」とフィードバックを伝えると、次の提案の精度が上がり、お互いにとって効率的です。
Q. 不動産屋に好かれるお客さんの特徴は?
希望条件と予算が明確で、連絡のレスポンスが早く、担当者のアドバイスに耳を傾ける方は好かれます。特別なことをする必要はなく、社会人として当たり前のマナーを守れば十分です。担当者も人ですから、気持ちよくやり取りできる相手には自然と力が入ります。
Q. 不動産屋との付き合い方で一番大事なことは?
「担当者を味方につける」という意識を持つことです。不動産取引は担当者のスキルや経験で結果が大きく変わります。仲介手数料を払ってでもプロにしっかり働いてもらった方が、結果として消費者の利益は守られます。まずは信頼できる担当者を見つけ、その人に気持ちよく仕事をしてもらう環境を作ることが最も重要です。









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