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【2025年9月】中古マンション・中古戸建の価格推移、相場・マーケット情報

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2025年9月までのレインズに登録された成約データから、最新のマーケット情報をお届けします。

マーケット分析において成約価格だけでなく、需給バランスとの比較で市場動向を把握できるように、在庫件数についても抽出しています。

なおデータを元にした市況分析は、AI(Chat GPT)によるものです。

また抽出したマーケットの対象とされている都道府県は、データ数の分母が一定数以上のものに限定しています。

目次から目的の物件種別と都道府県をクリックすると、該当のデータにジャンプできます。

目次は記事の冒頭、もしくは記事の左下に表示されている「目次」ボタンをクリックすると開きます。

また、スマホで閲覧する場合は横向きの方が、見やすいかと思います。

中古マンション相場

主要都市圏の中古マンション相場(成約㎡単価)

主要都市圏の中古マンション相場(成約㎡単価)
主要都市圏の中古マンション相場(成約㎡単価)
東京都大阪府愛知県
2012.150.4424.921
448.7324.820.4
750.3524.319
1048.6423.719.5
2013.149.9925.321
451.4724.720.2
751.9325.320.9
1053.7226.720.2
2014.153.826.521.6
457.3527.121.8
754.4727.120.5
1058.4627.822.2
2015.159.3428.621.7
459.7427.522.9
760.2827.621.5
1061.9128.923
2016.163.3329.923.2
462.830.822.9
763.53121.4
1063.8932.225
2017.167.0232.724.8
467.8331.526.1
765.5132.525.7
1065.5932.922.3
2018.168.0334.625.5
468.9334.925.2
768.0133.926
1067.7134.927.5
2019.167.8137.427.5
470.8135.827.8
769.833627
1071.6737.427.2
2020.174.8240.4628.9
470.1836.1326.5
774.3637.129.2
1075.0537.1928
2021.177.138.2828.4
479.3139.9630.3
782.1439.1930.3
1081.4839.5630.8
2022.186.3738.8129.4
491.9441.7628.9
791.9741.429.2
1094.3244.8931.6
2023.190.9645.4130.94
290.8341.8130.95
391.9744.730.91
494.6544.3431.42
595.8243.7331.46
695.6942.9332.91
794.7246.6630.85
897.6748.6132.91
994.1247.5433.64
1098.9948.0531.8
11100.8749.0231.91
1298.648.7231.84
2024.1100.3147.9135.25
2101.3147.6733.56
3100.3548.7834.16
4103.3149.9532.08
5102.5948.2832.95
6103.448.8331.55
7106.9149.1733.18
8101.1153.534.06
9104.6451.4531.78
10104.6449.2835.93
11107.1450.0333.66
12105.2351.3231.71
2025.1112.4454.2434.42
2106.9352.0134.41
3111.1552.0231.61
4112.6551.0132.79
5116.0452.3832.35
6117.0152.8832.51
7119.6754.1131.83
8119.7556.0932.03
9118.4655.5335.28
10121.0653.232.55
11118.5453.932.91
12120.1256.1235.63
2026.01123.0553.4535.76
2119.7756.2936.02

1、東日本(北海道、宮城県)

北海道

年月成約件数(件)㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/0923130.26+3.62,874+11.2
2024/1021128.79-3.02,896+8.5
2024/1125727.50+1.92,783+1.7
2024/1218729.57+3.02,777+0.1
2025/0116430.34+3.52,818-0.6
2025/0227031.96+7.92,767-2.7
2025/0329427.98+2.42,706-3.9
2025/0426028.88-8.62,639-7.0
2025/0525326.86-2.42,625-4.9
2025/0625330.52+0.32,660-4.0
2025/0727432.25+20.22,617-5.8
2025/0823327.95+2.02,600-8.5
2025/0924228.93-4.42,553-11.2

2024年9月から2025年9月にかけての北海道における中古マンション市場は、全体として高値圏を維持しながらも成約数・在庫数の減少傾向が鮮明となった1年間でした。

まず㎡単価は、2024年9月の30.26万円から2025年9月の28.93万円へとやや減少しましたが、全体としては30万円前後の水準を維持しています。特に2025年2月には31.96万円とピークを記録し、札幌市を中心とした都市部の再開発や利便性の高いエリアでの人気が引き続き単価を押し上げたと考えられます。

一方、成約件数は大きな波があり、2025年2月〜3月にかけて一時的に270件・294件と高水準を記録するものの、直近の2025年9月では242件と前年同期比+4.8%にとどまりました。需要は一部時期に集中する傾向が強く、夏場以降はやや落ち着きを見せています。

在庫件数については、2024年9月の2,874件から2025年9月には2,553件へと1年間で約11%の減少が見られ、供給の細りが価格下支えの一因となっています。これは、新築供給の鈍化やリノベーション済み中古の人気上昇による「出し惜しみ」が背景と考えられます。

総じて、北海道の中古マンション市場は価格堅調・在庫縮小・一部季節変動が主なトレンドであり、2025年下半期以降はこの流れがやや鈍化する可能性もあるため、注視が必要です。

宮城県

年月成約件数(件)㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/0910937.96+8.31,477+7.7
2024/109635.96+0.31,485+3.7
2024/118738.55-1.81,536+4.1
2024/128738.20+4.51,493+3.5
2025/019041.61+14.31,526+4.7
2025/0210234.69-6.51,521+4.8
2025/0313233.96-2.71,514+5.6
2025/049733.88-1.61,508+4.7
2025/0511233.76-12.11,514+2.0
2025/0612632.64-11.61,439-3.7
2025/0711833.97+1.01,466-1.4
2025/0810737.83+6.81,468-0.9
2025/0911037.16-2.11,432-3.0

2024年9月から2025年9月の宮城県における中古マンション市場は、価格水準の上昇が目立つ一方、成約件数・在庫件数ともに伸び悩む兆しが見えた1年でした。

㎡単価は、2024年9月に37.96万円を記録した後、2025年9月には37.16万円とわずかに下落したものの、全体として高水準での安定を維持しています。2025年1月には41.61万円とピークを迎え、市内中心部の駅近物件や利便性の高いエリアを中心に強い需要が続いたと考えられます。

成約件数は、年間を通じて100件前後で推移しており、前年同月比で見ると下振れする月も多く、2025年6月から9月にかけてはわずかに持ち直す動きが見られます。ただし、価格上昇により購入を控える層の影響や、ローン金利動向への不透明感が市場心理に影響を与えた可能性があります。

在庫件数については、2024年9月の1,477件から2025年9月の1,432件へと微減しており、前年比-3.0%と大きな動きは見られないものの、需給バランスのタイト化が価格の下支えに繋がっていることが分かります。

全体として、宮城県の中古マンション市場は価格主導型の強含み相場が継続しているものの、購買力の鈍化により成約件数の伸びが鈍っていることが注目されます。今後は新規供給と住宅ローン環境の変化が市況に与える影響に留意すべきでしょう。

2、関東圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)

東京都

年月成約件数(件)㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/091,545104.64+11.223,714-9.9
2024/101,599104.64+5.723,869-8.6
2024/111,770107.14+6.223,632-10.2
2024/121,696105.23+6.723,227-9.9
2025/011,759112.44+12.123,518-9.9
2025/022,304106.93+5.523,536-10.0
2025/032,661111.15+10.522,948-8.6
2025/042,152112.65+9.023,076-6.7
2025/052,127116.04+13.123,277-3.9
2025/062,360117.01+13.223,188-1.6
2025/072,164119.67+11.923,271+0.3
2025/081,921119.75+18.423,148-1.3
2025/092,431118.46+13.222,795-3.9

2024年9月から2025年9月にかけての東京都の中古マンション市場は、価格の上昇と在庫減少が同時に進行した年でした。㎡単価は、2024年9月の104.64万円から2025年9月には118.46万円まで上昇し、13ヶ月で約13.2%の上昇を記録しました。特に2025年5月〜8月にかけては、㎡単価が連続して最高値を更新し、都心部の資産性に対する投資ニーズの高さがうかがえます。

一方、成約件数も安定して高水準を維持しており、2025年3月には2,661件とピークを迎え、2025年9月も2,431件と前年同月を大きく上回っています。これにより、需要は依然として堅調であることが明確です。

在庫件数については、2024年9月の23,714件から2025年9月の22,795件へと減少傾向にあり、在庫前年比は-3.9%でした。在庫が減少する中でも成約が進んでいることから、需給バランスが売り手有利に傾いている状況といえます。

東京都の中古マンション市場は、利便性と資産性を重視する購買層に支えられ、値上がり基調と活発な取引が同時に進んだ1年となりました。今後も金融政策や経済動向が市場に与える影響を注視する必要があります。

埼玉県

年月成約件数(件)㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/0932545.74+7.45,675+10.3
2024/1037643.83+3.55,711+9.2
2024/1133142.47+6.15,743+5.2
2024/1233345.34+1.35,662+3.1
2025/0136342.34-2.55,689+0.6
2025/0245243.49-4.55,660-0.2
2025/0357342.09-4.85,487-2.3
2025/0445042.35+0.75,437-2.4
2025/0544542.10-2.55,444-1.1
2025/0650943.32+2.85,405-1.2
2025/0746443.51-1.55,408-2.4
2025/0839143.50+2.25,455-3.6
2025/0948944.77-2.15,350-5.7

埼玉県の中古マンション市場は、価格の緩やかな変動と在庫調整が見られる1年でした。㎡単価は2024年9月の45.74万円から2025年9月には44.77万円とやや下落し、**前年比では-2.1%**となっています。上昇局面もあったものの、価格は概ね42〜45万円台の間で小幅に上下する安定した推移でした。

成約件数は月によってばらつきがあるものの、2025年3月には573件とピークを記録し、その後も400件台後半を維持する月が続いています。これは、価格帯が比較的手ごろであることや、東京近郊のベッドタウンとしての立地が評価されていることが背景と考えられます。

在庫件数は、2024年9月の5,675件から2025年9月には5,350件へと減少し、**前年比で-5.7%**となりました。新築供給の鈍化と住み替え希望者の減少によって在庫が絞られ、需給がバランスしやすい状態が続いています。

全体として埼玉県の中古マンション市場は、価格安定・成約堅調・在庫調整という、健全な市場構造が維持されており、大きな混乱や過熱感のない状態で推移していると言えるでしょう。

千葉県

年月成約件数(件)㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/0942142.44+5.44,461+13.7
2024/1040839.32-2.94,553+13.9
2024/1137240.81+7.24,542+12.2
2024/1237739.60+8.14,511+9.9
2025/0136641.29+4.94,515+6.6
2025/0244541.28+0.34,399+2.9
2025/0356037.26-7.54,254+1.1
2025/0443938.27-6.84,171-3.1
2025/0537139.95+2.24,225-3.7
2025/0642736.57-9.84,300-1.5
2025/0743041.40+1.74,389+1.0
2025/0839739.64+2.34,356-2.3
2025/0947940.28-5.14,350-2.5

千葉県の中古マンション市場は、価格の乱高下と在庫調整の進行が特徴的な一年でした。㎡単価は2024年9月の42.44万円から2025年9月には40.28万円へと減少し、**前年比では-5.1%**となっています。特に2025年3月の37.26万円を底に、一時的に価格が急落する局面があり、その後はやや回復傾向にあります。

成約件数については、月によって300件台〜500件台と波があり、2025年3月には560件と最も多く、2025年9月は479件と前年同月比で上回っています。これは、価格下落局面での買い需要の回復を反映していると見られます。

在庫件数は、2024年9月の4,461件から2025年9月の4,350件へと微減しており、**前年比は-2.5%**です。千葉県は郊外エリアの比率が高いため、エリアによる需要差が大きく、物件の流動性にもばらつきがあるのが実情です。

全体として、千葉県の中古マンション市場は価格の調整局面にあるものの、実需による取引は回復傾向にあり、需給バランスが改善に向かっていると評価できます。エリアや駅距離による価格差が広がる傾向も今後の注目点です。

神奈川県

年月成約件数(件)㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/0975656.39-0.811,553+6.0
2024/1070956.37-3.011,755+7.2
2024/1173458.24+0.911,729+5.1
2024/1275258.92+1.111,581+4.0
2025/0175458.90+1.111,756+2.7
2025/0295156.31-3.711,619+0.8
2025/031,19755.14-6.311,252-1.4
2025/0490957.52-3.011,324-0.8
2025/0589857.01-3.411,368-0.9
2025/061,00356.28-5.211,535+1.8
2025/0792159.66+3.511,621+1.8
2025/0884458.90+0.711,6190.0
2025/091,07658.80+4.311,355-1.7

神奈川県の中古マンション市場は、価格横ばい圏からやや上昇基調に転じた一年でした。㎡単価は2024年9月の56.39万円から2025年9月には58.80万円まで上昇し、**前年比+4.3%**となっています。2025年7月には59.66万円の高値を記録し、特に横浜市・川崎市などの都市部を中心に価格が底堅く推移しています。

成約件数も年間を通して安定しており、2025年3月の1,197件がピークとなり、2025年9月でも1,076件と前年より増加しています。価格上昇局面でも成約が進んでいる点から、需要の堅調さが顕著です。

在庫件数については、2024年9月の11,553件から2025年9月の11,355件とほぼ横ばいで、**前年比は-1.7%**にとどまりました。在庫の大幅な変動は見られず、需給が概ね均衡している状況です。

総じて、神奈川県の市場は価格回復と安定した需要が両立しており、郊外部ではやや鈍化の傾向も見られるものの、都心アクセスの良いエリアでは投資・実需ともに強いニーズが継続しています。今後も利便性の高いエリアを中心に、底堅い推移が期待されます。

3、中部圏(愛知県、静岡県、石川県)

愛知県

年月成約件数(件)成約㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/0936431.78-5.56,108+11.0
2024/1034835.93+13.16,151+7.2
2024/1137233.66+5.56,149+6.1
2024/1235031.71-0.46,161+4.5
2025/0133034.42-2.46,265+6.4
2025/0244334.41+2.56,169+3.7
2025/0355531.61-7.56,176+3.4
2025/0443032.79+2.26,128+1.5
2025/0537232.35-1.86,254+3.8
2025/0648632.51+3.06,220+4.0
2025/0741431.83-4.16,196+2.8
2025/0836632.03-6.06,291+3.0
2025/0945835.28+11.06,275+2.7

愛知県の中古マンション市場は、この1年間を通して安定した成約件数と在庫水準、そして堅調な単価推移が特徴的でした。2024年9月の㎡単価は31.78万円とやや下落基調でスタートしましたが、2025年9月には35.28万円へと上昇し、**前年比+11.0%**と大きな伸びを記録しました。特に2024年10月の35.93万円や2025年9月の再上昇は、市場の底堅い需要を示しています。

成約件数は年間を通じておおむね月350〜550件台で安定推移しており、2025年3月には555件とピークを記録しました。これは、3月の引っ越しシーズンによる季節性に加え、低金利継続や物件価格上昇を見越した「駆け込み需要」が影響していると考えられます。

在庫件数は6,000件前後で推移しながらも、年間を通じて微増傾向となりました。特に2025年9月の在庫件数は6,275件で、前年比+2.7%と控えめながら増加しています。これは、売り出し価格の高止まりによる売却意欲の高まりや、新規供給の回復が一因と考えられます。

全体として、愛知県の市場は安定した需要と徐々に戻りつつある供給のバランスがとれた成熟市場と評価できます。名古屋市を中心とした都市圏では今後も単価上昇の余地がある一方、郊外では価格調整や需給ミスマッチに注意が必要です。

静岡県

年月成約件数(件)成約㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/095632.40+7.21,624+14.3
2024/106028.84+40.21,639+17.6
2024/116629.12-2.61,655+12.4
2024/124729.35-14.71,635+13.0
2025/018130.68+22.51,583+7.2
2025/026728.62-1.21,567+4.4
2025/038928.21-1.21,517-1.2
2025/047933.05+19.31,482-8.0
2025/057728.78-7.91,466-9.7
2025/067030.15-6.21,485-9.1
2025/076627.71-20.01,545-4.2
2025/086428.79-18.51,569-5.0
2025/098329.87-7.81,580-2.7

静岡県の中古マンション市場は、価格の変動が大きく、在庫が減少するなかで需給バランスに変化が生じた1年でした。2024年9月の㎡単価は32.40万円と前年から堅調に始まりましたが、その後はやや軟調な推移となり、2025年9月には29.87万円と**前年比で-7.8%**の下落となりました。中でも2025年7月には27.71万円と最安値を記録しており、一部地域での価格調整が進んでいることが伺えます。

成約件数は月ごとの変動が大きく、最低は2024年12月の47件、最高は2025年3月の89件と、季節要因に強く影響されているのが特徴です。通年で見ると月平均は65〜70件程度で推移しており、前年よりもやや低調な取引水準でした。

在庫件数に注目すると、2024年9月の1,624件から2025年9月には1,580件へと**微減(-2.7%)**しています。ただし2024年末にかけては1,600件台を維持していたため、2025年に入ってからの在庫整理が進んだと考えられます。これは、価格下落局面での売り控えや成約件数の低下に伴う新規供給の減少が背景にあると見られます。

総じて静岡県の市場は、価格調整と需給の再構築が進行している過渡期といえるでしょう。都市部と郊外での格差も広がっており、今後の市況を読むうえで、エリアごとの需要動向を注視することが求められます。

石川県

年月成約件数(件)成約㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/091332.98+10.92,335+18.9
2024/103127.47+8.32,229+8.3
2024/112230.50+45.52,369+15.6
2024/121329.76+12.22,335+18.9
2025/011226.27+6.42,066+13.5
2025/021930.56+37.62,014+7.7
2025/033130.29+4.72,279+21.7
2025/041421.51-23.32,331+19.8
2025/051432.70+1.62,471+31.1
2025/061533.32+10.32,335+22.4
2025/072429.43+15.92,229+8.3
2025/08731.21+44.42,369+15.6
2025/092131.24-5.32,433+11.7

2024年9月から2025年9月にかけての石川県の中古マンション市場は、価格の安定性が見られる一方で、成約件数の変動と在庫の積み上がりが目立つ一年となりました。

まず、㎡単価に注目すると、期間を通じておおむね30万円前後で推移し、特に大きな急落や急騰は見られませんでした。2024年9月の32.98万円から、2025年9月には31.24万円と、1年を通じてはやや下落しましたが、その幅は限定的で、市場価格は安定的に推移していると評価できます。これは、供給に対して一定の需要が維持されていることを示しており、価格下支え要因となっています。

一方で、成約件数は月ごとの変動が大きく、最低は2025年8月の7件、最高は2025年3月の31件と、季節要因の影響が色濃く出ている点が注目されます。特に春先の3月に成約が集中しており、引越し需要に伴う動きと見られます。対して8月は夏季休暇などの影響で大きく落ち込んでいます。

在庫件数については、2024年9月の2,335件から2025年9月には2,433件へと増加しており、1年間で約4.2%の上昇となりました。在庫前年比も常にプラスで推移しており、とくに2025年5月には+31.1%と大きな伸びを示しました。これは、物件供給が高水準で続いている一方で、需要が一時的に停滞し、売れ残り物件が蓄積されている可能性を示唆しています。

全体として、石川県の中古マンション市場は価格が安定しつつも、在庫がやや積み上がる傾向にあり、需給バランスの緩みが進行していることがうかがえます。今後の市況は、地域の再開発や移住促進政策の影響、新築供給との競合、金利動向によって左右される可能性があり、慎重な動向観察が求められます。

4、近畿圏(大阪府、京都府、兵庫県)

大阪府

年月成約件数(件)成約㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/0980051.45+8.411,154+4.5
2024/1083049.28+2.511,206+5.2
2024/1181350.03+2.111,185+5.8
2024/1277251.32+5.310,896+3.6
2025/0178154.24+13.210,923+0.3
2025/021,00552.01+9.110,846-3.1
2025/031,19752.02+6.710,770-2.5
2025/0489051.01+2.110,851-0.8
2025/0590552.38+8.510,955±0.0
2025/0698052.88+8.310,973+1.8
2025/0783854.11+10.111,091+3.4
2025/0879656.09+4.811,132+2.2
2025/0993355.53+7.911,053-0.9

2024年9月から2025年9月にかけての大阪府の中古マンション市場は、高水準の成約件数と堅調な価格上昇が特徴的でした。特に成約㎡単価は2024年9月の51.45万円から2025年9月の55.53万円まで上昇し、**前年比+7.9%**を記録。2025年8月には56.09万円と、年間の最高値に達しました。これは大阪市内を中心とした都心部での再開発や、駅近物件への人気の継続、さらには新築価格の上昇に伴う中古物件への需要移行が影響していると考えられます。

成約件数も非常に安定しており、特に2025年3月の1,197件、2月の1,005件といった繁忙期に大きな動きを見せました。年間を通して月800〜1,200件前後で推移しており、中古市場の活発さと流動性の高さがうかがえます。

在庫件数はやや増減を繰り返しながらも、年間を通じて10,800〜11,200件程度で推移し、需給バランスが保たれている状況です。前年同月比で見ると微増・微減の月が交互に現れ、売主と買主の価格攻防が落ち着きつつある様子も見て取れます。

総じて大阪府の中古マンション市場は、価格上昇のなかでも活発な取引が維持されており、堅調かつ成熟した市場として機能しています。インバウンド需要や都市インフラ整備が引き続き期待される中、今後も底堅い推移が続くと予想されます。

京都府

年月成約件数(件)成約㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/0916746.52+5.62,452+8.0
2024/1017947.85-2.32,475+8.0
2024/1117944.61-7.72,437+3.6
2024/1217554.81+0.12,420+2.6
2025/0115151.10+3.82,429+1.4
2025/0221148.62+12.92,409-0.3
2025/0323251.46+1.82,416-1.5
2025/0417848.55+3.52,420+2.5
2025/0517850.43-0.82,452-0.1
2025/0618447.46-10.52,475+1.1
2025/0717648.87+8.32,465+0.1
2025/0814247.26-7.62,497+2.4
2025/0918559.96+28.92,480+1.1

京都府の中古マンション市場は、2024年9月〜2025年9月の1年間で、価格の上昇と成約数の横ばい、在庫の漸増が見られるやや落ち着いた動きでした。特筆すべきは、2025年9月の㎡単価が59.96万円と過去最高水準に達し、前年同月比では**+28.9%**という大幅な上昇を記録した点です。これは、特定の高価格帯物件の取引や、京都市中心部の人気エリアでの再開発物件の影響とみられます。

一方で、成約件数は年間を通して150〜230件前後で推移しており、大きな変動は見られませんでした。2025年3月の232件がピークであり、例年通り春先の動きが活発となる傾向が見て取れます。その他の月ではほぼ横ばいで、価格上昇が一部の買い控えを招いている可能性も示唆されます。

在庫件数はやや増加傾向で、2024年9月の2,452件から2025年9月の2,480件まで微増。全体としては、新規供給が続くなかで需給バランスが緩やかに変化している状況といえるでしょう。

京都府の市場は、価格上昇の割に成約件数が伸び悩む「高止まりの警戒感」があり、物件の立地や築年数などが購入判断により強く影響している様子がうかがえます。今後は観光需要の回復や外資系投資の動向が、価格形成に影響を与える可能性があります。

兵庫県

年月成約件数(件)成約㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/0945336.33+2.16,255+13.8
2024/1038838.99+2.86,323+12.6
2024/1142637.19+3.06,331+10.3
2024/1237436.20-2.36,279+7.6
2025/0139738.86+6.76,408+5.1
2025/0251938.38-1.16,388+1.5
2025/0359239.73+4.06,468+3.7
2025/0449835.08-5.76,478+4.4
2025/0547933.62-10.96,510+4.5
2025/0651736.94-1.46,492+4.5
2025/0744434.13-11.76,524+6.0
2025/0843338.13+8.96,477+3.8
2025/0954638.27+5.36,434+2.9

兵庫県の中古マンション市場は、価格調整と在庫の増加が並行して進行した一年となりました。2024年9月の成約㎡単価は36.33万円、2025年9月は38.27万円と、**前年比+5.3%**の上昇を記録。月ごとでは大きな波があり、特に2025年5月の33.62万円(前年比-10.9%)は目立った下落となり、これは一部地域での値下げ交渉の活発化や、価格に対する購買力の低下が要因と考えられます。

成約件数は400〜590件台と、比較的安定しており、特に2月・3月は500件超えで取引が活発化しました。これは他府県同様、引越しシーズンに伴う需要が顕著に現れたものです。通年では緩やかな取引ペースながら、地域による温度差が大きいと推察されます。

在庫件数は一貫して上昇しており、2024年9月の6,255件から2025年9月には6,434件と**+2.9%の増加**。特に2025年7月にかけて6,524件とピークを迎え、物件供給の積み上がりが顕著となっています。これは売り出し価格の高止まりや、新築との競合、購入者の慎重姿勢が影響している可能性があります。

兵庫県の市場は、調整局面に入った中で、特定エリアと物件属性による二極化が進行しています。特に神戸市や阪神間では今後も価格が維持される可能性がある一方、郊外エリアでは在庫過多や価格調整が今後も続く可能性があります。

5、西日本(岡山県、広島県)

岡山県

年月成約件数(件)㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/095631.03+24.4568+10.3
2024/103229.57-30.4594+21.0
2024/115130.10+54.5559+15.3
2024/124432.63+15.8564+16.8
2025/013429.37+54.5524+4.6
2025/024132.66-18.0505+1.6
2025/036229.67+31.9456-15.1
2025/043632.40-20.0486-14.3
2025/054438.12-22.8477-13.4
2025/064431.46-20.0486-11.0
2025/075131.96-3.8512-4.1
2025/083333.79+3.1530-4.7
2025/093633.30-35.7517-9.0

岡山県の中古マンション市場は、この1年間で成約数が季節的に変動する一方、在庫件数が前半で増加後に減少傾向へと転じる特徴的な動きを見せました。

まず成約件数は、最多が2025年3月の62件、最少が2024年10月の32件で、取引件数のばらつきが大きく、繁忙期と閑散期の差が明確に表れています。特に2025年3月は年度末の駆け込み需要が強く表れた月と言えるでしょう。一方、㎡単価は29万円~38万円前後で推移しており、大きな下落は見られません。全体的には安定した価格水準を維持していると評価できます。

在庫件数に注目すると、2024年9月の568件から2025年3月には456件まで一時的に大きく減少し、その後は徐々に増加に転じ、2025年9月時点では517件となっています。これは、前半に売れ残りが解消されつつも、成約が鈍化する月があったことで再び在庫が積み上がってきた構図と見られます。

在庫前年比を見ると、2025年3月に**-15.1%まで減少したのを底に、以降はマイナス幅が縮小し、9月時点で-9.0%。市場としてはやや在庫がだぶつき気味**であるものの、前年比マイナスが続いている点から、需給のバランスは大きく崩れていないといえます。

まとめると、岡山県の中古マンション市場は、価格は比較的安定、成約件数は季節変動が大きく、在庫はやや減少基調という状況にあります。今後は需給の変化や金利動向によって、価格への影響も見られる可能性があり、注視が必要です。

広島県

年月成約件数(件)㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/099637.07-2.01132+12.5
2024/108738.73-20.91165+14.6
2024/1110736.33+24.41175+9.2
2024/129735.00±0.01146+7.6
2025/017240.43-8.91170+6.8
2025/028935.95-16.01193+8.4
2025/0312240.91+10.91186+8.6
2025/049733.58-1.01207+9.3
2025/058233.42-9.91233+10.7
2025/0612138.94+26.01250+12.4
2025/0711031.80+31.01224+12.7
2025/088039.48+8.11224+10.1
2025/099735.16+1.01241+9.6

広島県の中古マンション市場は、過去1年間を通じて在庫の積み上がりが継続する一方、成約単価は上昇・下降を繰り返す不安定な相場となりました。

まず成約件数では、最も多かったのが2025年3月の122件、次いで6月の121件で、年間を通じて比較的高水準を維持しています。成約数の下限も72件と、岡山県よりも市場規模・流動性は大きいことが分かります。これは広島市内を中心とした住宅需要の安定と、中古住宅への関心の高まりを反映していると考えられます。

㎡単価は月ごとに上下幅があり、2024年10月の38.73万円をピークに、2025年7月には31.80万円まで下落。その後8月には39.48万円と急騰するなど、取引された物件の特性や立地の偏りが価格変動に強く影響している可能性が高いです。高価格帯物件の取引が集中した月の平均単価上昇が確認できます。

在庫件数は、2024年9月の1,132件から2025年9月の1,241件までほぼ一貫して上昇傾向にあり、前年比でも常にプラスを記録。特に2025年6月に1,250件でピークを迎えており、在庫の積み増しが止まっていない状況です。これは、販売活動が活発化している反面、購買側の動きが追いついていないことを示唆しており、供給過多に対する警戒感が出始めているともいえます。

総じて、広島県の中古マンション市場は、成約数の安定、価格の振れ幅、在庫の継続的増加という三要素が並存しており、やや不安定ながらも市場規模は維持されている状況です。今後、価格調整や在庫圧縮が進まない場合、価格下落リスクも視野に入ってくる可能性があります。

6、九州・沖縄(福岡県、沖縄県)

福岡県

年月成約件数(件)㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/0930139.64+16.56246+2.6
2024/1031837.10-0.36241+0.7
2024/1137135.86-2.56115-3.4
2024/1228938.83+5.36056-5.7
2025/0124938.05-4.16028-6.9
2025/0229639.59+2.15916-8.3
2025/0338435.46-8.25862-8.2
2025/0427841.26+13.15828-8.3
2025/0529939.51+4.95955-6.8
2025/0635540.23+5.35953-4.6
2025/0730641.46+7.25978-4.4
2025/0828542.22+11.45971-5.1
2025/0936341.49+4.65930-5.1

2024年9月から2025年9月にかけての福岡県の中古マンション市場は、高い成約件数と㎡単価の上昇傾向が続く一方、在庫件数は高水準から徐々に減少するという特徴的な動きを見せました。

まず成約件数は年間を通じて安定しており、特に2025年3月には384件とピークを迎えています。この時期は例年、引っ越しや住み替えニーズが高まることから取引が活発化しやすく、今回もその傾向が反映されたと考えられます。最低成約数は2025年1月の249件で、これは年末年始をまたぐ期間に見られる季節的な要因による減少と推察されます。

㎡単価は1年間を通じて35万円〜42万円台で推移しており、平均的に上昇基調にあるといえます。特に2025年7月以降は40万円台を維持しており、8月には42.22万円と最高値を記録しました。これは福岡市内の都心部を中心に、築浅物件や駅近物件などの人気エリアでの取引が増加したことによる価格の押し上げ効果が背景にあると考えられます。

一方、在庫件数は2024年9月の6,246件をピークに、2025年9月には5,930件まで緩やかに減少しました。前年比は常にマイナス圏で推移しており、特に2025年2月~4月には**-8%超**の大幅な在庫減が見られました。これは成約件数が比較的好調に推移したことで在庫が消化され、新規供給とのバランスがとれた結果と読み取れます。

ただし、在庫件数は依然として5,900件以上と高水準にあり、需要に対して供給がやや多い状態が続いている可能性も否定できません。今後、金利や景気の変動、人口動態などの影響で買い控えが起これば、再び在庫が積み上がり、価格調整局面に入るリスクもあるといえるでしょう。

総じて、福岡県の中古マンション市場は、堅調な需要と価格の上昇、在庫の適度な調整というバランスの取れた状態が続いています。今後も都市部を中心とした住宅ニーズが継続する限り、安定した市場が維持される可能性が高いと考えられます。

沖縄県

年月成約件数(件)㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/092640.00+13.0516+1.8
2024/102452.41-22.6531+4.5
2024/112951.00-9.4546+3.8
2024/123153.07+10.7564+4.4
2025/012351.44-11.5573+6.5
2025/024650.23-2.1582+7.6
2025/034548.46+12.5595+7.4
2025/042547.52-41.9603+8.0
2025/054148.01-10.9611+7.7
2025/063654.22+20.0623+8.0
2025/073849.91+22.6628+7.3
2025/083048.14+11.1637+7.6
2025/093351.70+26.9648+6.2

2024年9月から2025年9月にかけての沖縄県における中古マンション市場は、成約件数が安定しながらも低水準で推移し、㎡単価は比較的高止まり、在庫件数はゆるやかな増加傾向を示すという特徴がみられました。

まず、成約件数は月ごとに20~40件台で推移しており、2025年2月に46件と最多を記録した一方で、最少は2025年1月の23件でした。全体的に成約件数は横ばいに近いものの、取引のボリュームとしては他の主要都市圏と比べて小規模であることがわかります。これは、沖縄県という地域特性や供給量の制限による影響が大きいと考えられます。

㎡単価については、50万円前後を中心に推移しており、全国的にも高水準にあります。特に2024年10月の52.41万円、2025年6月の54.22万円など、単価の高い取引が目立ちます。これは那覇市中心部やリゾートエリアでの高額物件の成約が継続しているためと推察されます。一方、2025年4月には前年比マイナス41.9%という大幅な下落が見られましたが、これは前年同月に高額物件が多く取引された反動であり、例外的な現象といえます。

在庫件数は、2024年9月の516件から2025年9月の648件まで毎月連続で増加しており、前年比でも常にプラス圏で推移しています。この動きは、新規売り出し物件が継続的に市場に出ていることを示す一方、成約件数が大きく伸びていないために、在庫が積み上がっているとも受け取れます。特に2025年春以降は在庫件数が600件を超え、市場の供給過多感がやや強まりつつあります。

総じて、沖縄県の中古マンション市場は、高価格帯での取引が維持されながらも、在庫の増加が続く需給緩和局面にあるといえます。今後、需要の伸びが追いつかない場合には、価格調整圧力が顕在化する可能性もあるため、動向の継続的な注視が必要です。

中古戸建相場

1、東日本(北海道、宮城県)

北海道

年月成約件数(件)成約価格(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/093631689+4.94912+11.5
2024/103701681+7.24922+8.9
2024/113391866+9.44879+5.9
2024/123081674+1.74844+5.2
2025/012701715+15.94727+4.5
2025/023211788+22.54589+2.5
2025/033691789+33.24548+2.6
2025/043091740+12.84617+2.1
2025/053431802+23.44662+1.1
2025/063401808+2.44614-2.5
2025/073451830+13.94739-3.2
2025/083201787-2.44689-5.9
2025/093481829-4.14825-1.8

北海道の中古戸建市場は、全体的に堅調な成約件数と価格の上昇、在庫の緩やかな減少が見られた1年でした。成約件数は年間を通して安定しており、特に2025年3月(369件)と5月(343件)には季節的な需要の高まりも相まって取引が活発化しました。最低値となった2025年1月でも270件と、取引量としては一定水準を保っています。

成約価格については、2024年9月の1,689万円から2025年9月の1,829万円へと約8%の上昇が見られ、前年同月比では一部マイナスの月もあるものの、年間を通じてみれば価格は上昇基調にあります。この傾向は、札幌市や都市近郊エリアでの戸建需要が堅調であったことを示しており、コロナ禍以降の「郊外・広め志向」が継続している可能性があります。

一方、在庫件数は2024年9月の4,912件をピークに、2025年3月には4,548件まで減少。その後は若干の持ち直しも見られますが、全体としては微減傾向です。在庫前年比も徐々にマイナスへ転じており、売れ残りが減り、需給バランスが整ってきていることを示唆します。

全体として、北海道の中古戸建市場は価格上昇と供給圧縮が進むバランスの取れた局面に入っており、今後も緩やかな価格上昇が継続する可能性があります。ただし、札幌市以外の地方部では取引件数が減少する傾向もあるため、エリア別の動向には注意が必要です。

宮城県

年月成約件数(件)成約価格(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/091011952+13.51848+33.8
2024/10902052+9.81870+32.7
2024/11981970+34.21919+26.0
2024/12872064-13.91934+22.7
2025/01752368+17.21916+15.7
2025/02972020-3.01917+16.3
2025/031312286±0.01875+14.1
2025/04932254+16.31901+13.4
2025/051172069+69.61931+12.3
2025/061332205+43.01942+10.7
2025/071172426+7.31940+10.5
2025/08882307+18.91975+7.9
2025/091372158+35.61903+3.0

宮城県の中古戸建市場は、この1年間で成約価格の大幅な上昇と活発な取引件数の増加、そして在庫水準の高止まりが同時に進行するという、非常に動きの大きい市場でした。

特に注目すべきは成約価格の推移です。2024年9月の1,952万円から2025年9月の2,158万円へと推移し、月によっては前年比+69.6%(2025年5月)や+43.0%(2025年6月)といった急騰も記録しました。これは、仙台市を中心とした都市部における築浅・リフォーム済物件の成約増や、首都圏からの移住ニーズ増加などが影響していると考えられます。

成約件数も堅調に推移し、2025年3月には131件と前年を大きく上回る動きとなりました。全体を通じて100件前後を維持しており、一定の需要が安定的に存在することを示しています。これは、再開発やインフラ整備、災害リスクの見直しなどが背景にあると推察されます。

一方で在庫件数は2024年9月の1,848件から2025年9月の1,903件へと若干の増加。前年比でも全期間でプラスを維持しており、供給が追いついてきていることが分かります。特に2024年10〜12月には前年比+20%超の増加が見られ、価格高騰を受けて売却を検討する売主が増えた可能性があります。

総じて、宮城県の市場は活況な需要と価格上昇に支えられる一方で、供給の拡大により今後は価格調整の可能性も視野に入る段階に差し掛かっているといえるでしょう。今後の金利動向や住宅政策にも注視が必要です。

2、関東圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)

東京都

年月成約件数(件)成約価格(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/094585,699+3.46,156+9.3
2024/103915,346+0.26,283+9.5
2024/114135,623+1.06,227+5.1
2024/124105,680+7.56,175+4.5
2025/014085,525-1.56,271+3.7
2025/025615,716+3.96,273+1.9
2025/037236,120+5.06,159+1.1
2025/045685,735+0.16,117-0.3
2025/055585,804+11.76,071-1.4
2025/066095,936+2.55,961-1.2
2025/075355,875+10.56,022-0.4
2025/084725,845+8.06,016-1.8
2025/095965,755+1.06,108-0.8

東京都の中古戸建住宅市場は、堅調な価格上昇と取引量の維持、在庫の横ばい〜やや減少傾向が見られた一年でした。価格は2024年9月の5,699万円から2025年9月には5,755万円と1.0%の上昇となり、特に2025年3月(6,120万円)にかけては、取引が活発化し価格が高騰した月も確認されました。この背景には、金利上昇リスクを警戒した駆け込み需要や、都心への居住志向の継続、または中古住宅のリフォーム需要が一因として考えられます。

一方で成約件数は比較的安定しており、特に2025年3月の723件は前年同月比+5.0%と高水準。全体的に年間を通して500件前後で推移しており、需要の下支えが感じられます。

在庫件数は6,100〜6,200件のレンジで推移しており、前年比は後半にかけてマイナス圏に転じています。これは一定の売却促進が進んでいる一方で、新規供給が鈍化している可能性を示唆します。市場としてはバランスが取れており、売り手・買い手ともに慎重な姿勢ながらも健全な流動性が維持されています。

今後の焦点は、価格がこのまま横ばい推移を続けるのか、あるいは金利環境や政策変更で調整局面を迎えるのかという点です。特に新築物件との価格差が縮まれば、中古市場の競争力が試される場面も想定されます。

埼玉県

年月成約件数(件)成約価格(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/092532,532+1.15,681+20.3
2024/102392,438-0.15,611+16.7
2024/112852,392-3.55,642+14.1
2024/122392,488-12.35,734+14.9
2025/012722,482-8.15,878+12.0
2025/023252,399-6.55,955+10.8
2025/034862,483-5.65,891+9.3
2025/044062,307-6.35,840+6.0
2025/054082,565-4.85,870+6.3
2025/064472,477+8.05,868+5.2
2025/074172,423-7.35,861+4.6
2025/083792,642+8.25,922+3.6
2025/094552,385-5.85,903+3.9

埼玉県の中古戸建市場は、成約価格の下落と在庫の増加、そして成約件数の減少傾向が並行して見られるやや厳しい状況でした。成約価格は2024年9月の2,532万円から2025年9月の2,385万円へと約5.8%の下落。特に2025年前半にかけて価格が軟調に推移した月が多く、リセール市場での値引き傾向が強まった可能性があります。

成約件数もやや減少傾向で、ピークの2025年3月(486件)を除けば400件を下回る月が多く見られます。これは需要の停滞を示しており、金利上昇懸念や物価高による購買意欲の低下が影響していると考えられます。

一方、在庫件数はほぼ一貫して上昇しており、2024年9月の5,681件から2025年9月の5,903件へと増加。前年比でのプラス幅も縮小傾向にはあるものの、依然として供給過多気味な状況にあるといえます。

総じて、埼玉県の中古戸建市場は調整局面にあり、価格競争が強まっている様相です。今後はリフォーム済物件や駅近物件など、選ばれる物件とそうでない物件の格差が一層顕著になると予想されます。

千葉県

年月成約件数(件)成約価格(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/092772,502-3.95,068+21.5
2024/102802,597+1.85,204+19.7
2024/112622,610-0.85,265+19.1
2024/122302,693-4.05,350+21.2
2025/012692,385-1.15,329+19.7
2025/023672,519+2.35,377+15.3
2025/034252,449-7.75,336+12.8
2025/043612,395-4.05,379+13.3
2025/053722,487-3.35,356+12.7
2025/063892,511-4.75,332+12.6
2025/073592,587-6.95,423+11.2
2025/083252,553+1.55,438+10.3
2025/093812,632+5.25,436+7.3

千葉県の中古戸建市場は、在庫の継続的な増加と成約価格の横ばい〜微増、成約件数の安定が特徴の一年でした。価格は2024年9月の2,502万円から2025年9月には2,632万円まで**+5.2%の上昇**を示しました。特に2025年8月以降は価格が上昇傾向にあり、リフォーム済や交通利便性の高い地域の物件に対する評価が価格に反映されたと考えられます。

成約件数は月に300~400件前後と大きな変動はなく、堅調な需要が継続。2025年3月には425件と、春の繁忙期に合わせた動きが明確に見られました。

一方、在庫件数は2024年9月の5,068件から2025年9月の5,436件へと推移し、一年を通して増加傾向。前年比での上昇率も一貫してプラスであり、供給過多に向かいつつある兆候もあります。これは、築古物件の売却が進まないことや、新築志向の強まりが背景にあると推察されます。

今後は価格維持のためにも、物件の差別化やリフォーム・ホームステージングといった工夫が重要となるフェーズに入ってきています。

神奈川県

年月成約件数(件)成約価格(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/093064,216+4.65,776+21.4
2024/102733,856-10.75,918+21.5
2024/113144,034+1.26,006+19.8
2024/123044,248+2.26,010+19.8
2025/013413,802+2.06,155+17.7
2025/024453,919-3.16,218+14.8
2025/035653,859-10.16,227+13.6
2025/044463,828-11.76,299+15.0
2025/054513,806-5.16,261+12.6
2025/065023,897-2.66,253+11.7
2025/074634,002+0.16,248+11.9
2025/084373,854-9.56,279+9.8
2025/095564,031-4.46,189+7.2

神奈川県の中古戸建市場は、価格の不安定さと在庫の高止まり、成約件数の堅調推移という三つの特徴が見られました。特に価格の変動が大きく、2024年10月に3,856万円まで急落した後、2025年9月には4,031万円と回復。しかし、前年比では一貫してマイナス圏にある月も多く、価格調整局面にあることは否めません

一方で成約件数は全体として安定し、2025年3月(565件)や9月(556件)といった高水準の取引が見られ、市場には一定の購買意欲が存在することがうかがえます。特に横浜市や川崎市の人気エリアでは、価格が多少高くとも成約に至る例が散見されます。

在庫件数は常に5,900〜6,200件台を維持しており、前年比でも二桁台の増加が続きました。これは、新築からの住み替えや相続などによる売却物件の増加に起因しており、やや買い手市場に傾きつつある状態です。

今後、神奈川県では都市部と郊外で価格・需要に二極化が進むと予想され、特に郊外エリアでは価格競争と空き家問題への対処が重要になります。

3、中部圏(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県、石川県)

愛知県

年月成約件数成約価格(万円)前年比(%)在庫件数在庫前年比(%)
2024/092422748-4.24724+21.7
2024/102182894+4.84780+18.2
2024/112332808-0.14907+19.1
2024/122292926-2.05065+20.2
2025/012382681+5.05110+20.5
2025/022872739+3.85133+17.2
2025/033552736-3.35076+15.6
2025/042532806+2.05051+12.5
2025/053052748-4.15156+13.1
2025/063142732-3.05190+12.7
2025/072852774+0.35196+12.0
2025/082912719-7.45239+12.0
2025/093502736-0.45216+10.4

愛知県の中古戸建市場は、2024年9月から2025年9月にかけて成約価格が安定的に推移し、成約件数も堅調に維持された一年でした。価格は2,748万円から2,736万円と年間を通じてほぼ横ばいで推移し、大きな変動は見られませんでした。一部月(2025年1月)で2,681万円と一時的に低下する場面もありましたが、全体としては2,700万円台を維持し、市場の底堅さを示しています。

成約件数も2025年3月に355件とピークを記録するなど、年明け以降に取引が活発化する傾向が顕著でした。これは住宅ローン控除や金利動向を見越した駆け込み需要の影響と考えられます。年間を通して、月あたり平均280件前後と高い水準を維持しており、県内の需要は安定していると判断されます。

一方、在庫件数は徐々に増加傾向にあり、2024年9月の4,724件から2025年9月の5,216件へと推移。前年比でも+10%台を維持しており、売り物件の増加が供給過多の兆候となる可能性もあります。ただし価格が維持されていることから、今のところ過剰感は限定的です。

まとめとして、愛知県は需要と供給がバランスし、市場が安定的に推移している県の一つです。今後もこの傾向が継続するかは、金利動向や新築価格の変動に左右される可能性があるため、注視が必要です。

岐阜県

年月成約件数成約価格(万円)前年比(%)在庫件数在庫前年比(%)
2024/09721315+24.71547+10.0
2024/10441197-17.21575+14.5
2024/11441271+14.01586+12.0
2024/12371139-4.31613+11.5
2025/01261349-6.71610+11.3
2025/02591317+10.81593+4.7
2025/03641285-14.61589+5.4
2025/04421437+17.51601+6.7
2025/05541515-2.31607+5.3
2025/06621160-11.51626+5.7
2025/07481369+6.51645+3.4
2025/08621238-0.31661+6.2
2025/09521232-6.31647+6.5

岐阜県の中古戸建市場では、価格の上下変動が大きく、月によって需要にムラがある傾向が見られました。2024年9月には前年比+24.7%と大きく価格が上昇したものの、その後はやや下落基調となり、2025年9月には前年比-6.3%、価格も1,232万円まで下がっています。年間を通じて平均価格は1,300万円前後で推移しており、エリアによって価格のばらつきがあることが示唆されます。

成約件数は30~70件の間で変動しており、3月や2月などの繁忙期には60件台を記録した一方で、1月には26件と落ち込みも見られました。これらの動きは、岐阜県の市場が需要にやや脆弱で、外部要因(例:景気、金利、天候)に影響を受けやすいことを物語っています。

在庫件数は1,547件から1,647件へと、ほぼ一貫して増加。前年比でも常に+3〜10%台で推移しており、売却希望者の増加が確認されます。ただし成約件数の伸びが追いついておらず、供給超過に向かっている可能性があります。

総じて岐阜県は、価格の変動が激しく、市場としてはやや不安定な様相です。今後はリフォーム済物件や利便性の高いエリアに注力した供給が求められます。

三重県

年月成約件数成約価格(万円)前年比(%)在庫件数在庫前年比(%)
2024/09541748+4.91453+22.4
2024/10481511+8.71498+25.4
2024/11671337+8.21508+27.9
2024/12571612+22.61506+21.9
2025/01481931+9.11546+21.3
2025/02671751+22.31517+12.0
2025/03911384-10.41522+11.7
2025/04931379-6.01531+13.2
2025/05811382-6.91550+14.5
2025/06651373-10.11604+17.3
2025/07641455-20.41637+17.9
2025/08771426-8.91648+18.0
2025/09781390-20.51641+12.9

三重県の中古戸建市場は、前半に価格上昇・後半に価格下落という波のある一年間となりました。2025年1月に1,931万円を記録した後、9月には1,390万円まで下落。前年比-20.5%という数値は全国的に見ても大幅な下落率であり、価格調整が進んだ様子が伺えます。特に、2025年3月以降の急落は、需要の鈍化または価格の高騰に対する反動と見ることができます。

成約件数は60〜90件台で推移しており、3月(91件)や4月(93件)など繁忙期には比較的取引が活発化しました。全体としては前年比ベースで見ると不安定な月が多く、需要は安定していない印象を受けます。

在庫件数は着実に増加しており、1,453件から1,641件まで増加。在庫前年比も+10~20%台を維持しており、供給過剰が続いている状態です。価格が下落しても在庫が減らないことは、売り物件の質や立地、築年数などに課題がある可能性もあります。

結論として、三重県は現在供給過多と価格下落の調整局面にあると考えられます。今後は需要に見合った価格設定と、物件の差別化が重要になるでしょう。

静岡県

年月成約件数成約価格(万円)前年比(%)在庫件数在庫前年比(%)
2024/09741914+0.93542+18.9
2024/10921550+15.73633+20.7
2024/11751998+17.03681+19.0
2024/12871842+6.03717+18.1
2025/01671737-12.73670+15.3
2025/02881651-10.13626+10.4
2025/031331591-6.83551+6.7
2025/04711763-5.53572+4.6
2025/051011882+17.33689+7.3
2025/061181977+3.33686+7.6
2025/07961717-9.43736+8.1
2025/08951713+2.13691+3.7
2025/091011768-7.63660+3.3

静岡県の中古戸建市場は、年間を通じて成約価格が比較的安定しており、在庫の緩やかな増加とともに市場が成長している様子が見られます。価格は2024年9月の1,914万円から2025年9月の1,768万円までやや減少しましたが、前年同月比で+17.3%を記録した月(2025年5月)もあり、年間平均では高水準を維持しています。

成約件数も比較的安定しており、最も多かったのは2025年3月の133件。2月や6月も100件を超えるなど、春先を中心に取引が活発化しました。市場には一定の実需層の存在が感じられます。

在庫件数は3,500〜3,700件のレンジで推移し、前年比も+3〜18%と一定の増加傾向を維持。在庫増加ペースは他県に比べ緩やかで、市場が供給と需要のバランスをある程度保っていると考えられます。売却希望者の増加に対しても、買い手がそれなりについてきている印象です。

総じて静岡県の市場は、安定感があり、価格と件数ともに健全な水準で推移しています。今後もこの安定を維持できるかは、他県からの移住需要や県内再開発の進行がカギになるでしょう。

石川県

年月成約件数(件)成約㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/094818.32+2.1847-2.9
2024/105917.67-3.3875+2.9
2024/115420.14+32.8844-1.7
2024/123418.99+18.3852-2.6
2025/012617.56+31.9889+5.0
2025/024519.29+5.2817+3.2
2025/034617.76+0.9809+0.1
2025/044818.50+6.2838+8.3
2025/055720.09-32.1849+6.3
2025/065817.41+4.1863+7.3
2025/075522.85+4.6902+5.9
2025/084615.86-5.0922+8.0
2025/094017.55-4.2958+13.1

2024年9月から2025年9月にかけての石川県における中古マンション市場は、成約件数が月によって大きく変動し、㎡単価も上下の幅がある不安定な動きを見せました。これは北陸地方特有の小規模市場ゆえの統計的ばらつきに加え、地元需要と供給のギャップ、また一部高額物件の有無が価格に大きく影響を及ぼすことが要因と考えられます。

まず成約件数については、2024年9月の48件を皮切りに、2025年5月には57件、同年9月には40件と、月ごとに30〜60件のレンジで大きく変動しています。3月〜5月にかけては成約件数が多く、引っ越しシーズンや新年度需要による影響が強く出ている一方で、冬場の12月〜1月は落ち込みが目立ちました。

成約単価(㎡あたり)は2024年11月の20.14万円、2025年7月の22.85万円と高値圏の月もあった一方で、2025年8月には15.86万円まで下がるなど、変動幅が大きいのが特徴です。特に前年比の上下動が顕著で、2025年5月には前年比**-32.1%**と急落しており、前年同月に高額な取引が集中していた可能性もあります。

在庫件数は一貫して増加傾向にあり、2024年9月の847件から2025年9月の958件へと着実に積み上がりました。前年同月比でもプラスが続き、供給量の増加に対して、需要が追いついていない状況が見受けられます。この傾向は、販売期間の長期化や価格交渉の余地の拡大につながる可能性があり、売主にとってはやや厳しい市況です。

また、地震や災害のリスクへの意識、リモートワークによる移住需要の影響など、外的要因も地方都市の市場動向に影響している可能性があります。石川県の場合、観光地としての人気や金沢市の中心部に対するニーズは依然強いものの、エリア間格差が大きく、地方郊外では売れ残りも目立ちます。

4、近畿圏(大阪府、京都府、兵庫県、京都府、奈良県、和歌山県、滋賀県)

大阪府

年月成約件数(件)成約㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/095212,324+6.07,074+16.9
2024/105482,296+0.17,181+17.1
2024/116002,150-7.67,219+16.0
2024/124982,202+0.67,185+14.5
2025/014692,289+0.88,344+30.5
2025/026492,091-8.18,894+34.7
2025/038452,293-2.99,025+36.4
2025/046622,243+0.19,123+37.0
2025/055982,489+5.89,193+38.0
2025/067642,402+12.39,199+38.0
2025/076022,259+0.89,365+37.6
2025/085522,213-12.09,450+36.4
2025/096402,400+3.39,600+35.7

2024年9月から2025年9月にかけての大阪府中古マンション市場は、堅調な成約活動と在庫の大幅な増加が同時に進行した1年でした。成約件数は年間を通じて安定的に推移し、特に2025年3月には845件と突出した成約件数を記録しています。これは例年の転居シーズンである春先の特需によるもので、需要の高さを裏付けています。

成約価格も強含みで推移しており、2,200〜2,400万円のレンジで安定。特に2025年5月には2,489万円、6月には2,402万円と高値を更新し、需要の強さとエリアの人気の高さを反映しています。ただし、2025年2月に見られるように、一時的な価格下落(2,091万円)もあり、価格の振れ幅はやや広がる傾向にあります。

一方で注目すべきは在庫件数の顕著な増加です。2024年9月時点の7,074件から、2025年9月には9,600件と約36%も在庫が積み上がっており、供給過多の兆候が出ています。このまま在庫の消化が進まなければ、価格調整圧力がかかる可能性があり、市場のバランスが問われる状況です。今後は、駅近や築浅物件に買い手が集中し、条件の悪い物件が売れ残る「二極化」の進行が予想されます。

京都府

年月成約件数(件)成約㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/091982,416-2.72,698+16.5
2024/101992,464-8.82,724+14.6
2024/111972,296-9.32,809+15.7
2024/122142,334+3.52,830+17.1
2025/012002,445-12.23,145+28.7
2025/022332,345-0.13,240+30.1
2025/032802,520-8.23,327+34.6
2025/042012,490+3.33,341+34.9
2025/052172,438-1.43,366+31.4
2025/062422,381-2.93,357+29.5
2025/072352,793+14.33,356+30.3
2025/081872,188-7.93,376+29.8
2025/092502,364-2.23,403+26.1

京都府の中古マンション市場は、成約件数が比較的安定しながらも価格面でやや調整色が見られた1年となりました。成約件数は月平均200件前後で推移し、大きな増減はなく、地域としての住宅需要が底堅いことがうかがえます。ただし、2025年3月には280件と大きく伸びており、引っ越しシーズンにおける活発な動きが確認されます。

成約価格は2,300万円〜2,500万円台で推移しており、2025年7月には2,793万円と高水準を記録しました。これは中心部の高価格帯物件の動きが影響しており、富裕層や投資家の参入が一部影響を与えている可能性があります。一方で、前年同月比ではマイナスとなる月も多く、価格の上昇基調にはやや陰りも見られました。

在庫件数は明確な上昇傾向にあり、2024年9月の2,698件から2025年9月には3,403件へと約26%増加。物件の供給は増加する一方で、需要の伸びが追いついていないため、今後は価格調整や長期在庫化する物件の増加が懸念されます。特に築古物件や立地条件の悪いマンションについては、売れ残りリスクが高まる局面に入っており、売主側には価格見直しの対応が求められるでしょう。

兵庫県

年月成約件数(件)成約㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/093422,440+5.33,843+24.4
2024/103123,746+63.53,901+24.1
2024/113252,267+7.83,935+20.5
2024/122672,190-6.73,934+19.3
2025/012952,405-2.44,550+34.5
2025/023622,190+0.24,822+38.7
2025/034112,459+12.35,066+46.6
2025/043572,239+1.25,083+45.3
2025/053762,114-11.45,074+43.0
2025/063982,375+2.15,008+39.0
2025/073862,191+1.65,062+37.9
2025/082962,432+3.85,097+34.3
2025/093862,395-1.85,114+33.1

2024年9月から2025年9月の兵庫県中古マンション市場は、成約件数の安定とともに、㎡単価の大幅な上下動、および在庫件数の継続的な増加が顕著に見られる一年でした。月ごとの成約件数は300件台後半で推移し、2025年3月の411件を頂点として、繁忙期に取引が集中する傾向は大阪府と同様です。県内でも神戸市を中心に都市部では堅調な需要が見られます。

成約㎡単価は、全体的には2,200〜2,400万円前後で推移していましたが、2024年10月には異例の3,746万円という高水準を記録しました。この月の価格上昇は一時的な高額取引によるもので、市場の実態からは乖離している可能性もあります。全体的には価格がやや軟調に推移する月もあり、特に2025年5月には2,114万円まで低下しており、物件の立地や築年数によって成約価格に差が出ている様子が伺えます。

在庫件数は右肩上がりで、2024年9月の3,843件から、2025年9月には5,114件と約33%の増加。これは売り出し物件の増加と成約の伸び悩みを意味しており、供給過多による価格調整局面の可能性を示唆しています。今後は新築との競争、買い手の選別眼の厳格化、エリア間での人気格差が一層鮮明になると予測されます。

奈良県

年月成約件数(件)成約㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/09981,981+0.51,068+11.3
2024/10831,778-2.41,060+12.2
2024/111151,768+19.11,073+11.9
2024/121011,774+10.61,076+12.8
2025/01831,698-8.11,194+19.9
2025/021111,714+7.81,260+18.5
2025/031371,895+12.81,279+19.5
2025/04971,407-25.91,296+21.9
2025/051151,490-10.01,312+24.2
2025/061061,654-6.11,315+23.2
2025/071041,744-4.21,356+25.3
2025/08861,591-5.51,341+25.4
2025/091241,944-1.91,316+23.2

奈良県の中古マンション市場は、比較的小規模ながらも堅調な需要と成約価格の維持が見られるエリアです。成約件数は月平均100件前後で推移し、最大は2025年3月の137件、最小は2025年1月の83件と季節変動が明確に現れています。

価格は㎡単価で1,400〜1,900万円台のレンジで変動しており、2025年9月には1,944万円と年内で最も高い水準を記録。価格の前年比は月によってプラス・マイナスが交錯しており、市場の不安定さや物件の特性(立地や築年数)によって影響を受けやすい構造であることが伺えます。

在庫件数は2024年9月の1,068件から2025年9月には1,316件へと約23%増加しています。供給の増加に対し、成約の伸びは緩やかであるため、在庫の滞留がじわじわと進んでいる状況です。築年数の経過した物件や利便性の低いエリアでは、価格調整が必要になる場面も今後増加することが予想されます。

また、大阪へのアクセスが良いエリア(生駒市・奈良市南部など)では一定の人気を維持しているものの、郊外エリアでは需要の伸び悩みも散見されます。今後は地域間格差と売却戦略の巧拙が明暗を分ける要素となりそうです。

和歌山県

年月成約件数(件)成約㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/09441,088+4.5514+19.8
2024/10451,103-1.1546+24.9
2024/11501,285+22.4569+30.5
2024/12431,084+5.6578+32.6
2025/0143885-25.3609+40.6
2025/02431,167+35.7624+39.3
2025/0360931+5.4661+44.0
2025/0450894-17.2698+51.4
2025/05641,128+3.7702+49.7
2025/06681,037+15.4727+51.8
2025/0753942-10.7751+52.6
2025/0857934-7.4738+50.9
2025/0961837-23.0749+45.7

和歌山県は、他の近畿圏と比べて市場規模は小さいものの、顕著な在庫増加と成約価格の乱高下が見られる特徴的な一年でした。成約件数は月平均45〜65件ほどと少なく、2025年6月の68件、同年9月の61件が年間の上位です。

価格面では、㎡単価が800万円台〜1,200万円台と振れ幅が大きく、2025年5月には1,128万円、2025年9月には837万円と、前年比での変動が非常に激しいのが特徴です。これは一部の高額物件が成約した月とそうでない月の差による影響が大きく、小規模市場ゆえに単一事例が価格全体に影響を与えやすい構造といえます。

在庫件数は2024年9月の514件から2025年9月には749件まで45%以上の増加となっており、これは近畿圏の中でもトップクラスの伸び率です。販売期間の長期化、価格の見直しが進まず売れ残り物件が増加していることが背景にあると考えられます。

特に都市部以外では価格に対する買い手の反応が鈍く、今後は売主側の柔軟な価格対応や管理状態の改善、リノベーションを含む魅力づけがより強く求められる局面です。観光需要や移住ニーズとの結びつきも視野に入れた戦略が必要です。

滋賀県

年月成約件数(件)成約価格(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024年09月1101,844-13.985317.0
2024年10月861,785-6.986919.2
2024年11月761,77010.388819.5
2024年12月851,814-3.287014.2
2025年01月751,705-11.997824.0
2025年02月1001,932-9.11,00320.0
2025年03月991,9145.31,05022.0
2025年04月1061,9132.61,04122.3
2025年05月1021,677-15.31,05726.9
2025年06月941,7608.61,08430.6
2025年07月931,94917.51,10834.0
2025年08月832,02018.01,11130.4
2025年09月1071,823-1.11,12531.9

024年9月から2025年9月にかけての滋賀県における中古戸建住宅市場は、全体として供給過多の傾向が強まりつつある一方で、成約件数と価格は一定の水準を維持している状況が読み取れます。

まず成約件数を見ると、月による変動はあるものの、年間を通じて70〜110件前後で推移しています。最多は2025年4月の106件、最少は2025年1月の75件で、他府県と同様に3月~5月の春季にかけて成約が活発化し、1月などの冬場は落ち込みが見られました。これは転勤や新生活を見据えた動きが背景にあると推察されます。

成約価格(中央値)はおおむね1,700万~2,000万円のレンジに収まりつつ、2025年8月には2,020万円と高値を記録。対前年比でも、8月・7月・6月とプラス成長が続いており、価格の持ち直しや買い手の積極性が伺えます。ただし、2025年5月の1,677万円(前年比 -15.3%)など、特定月では大きく価格が下落する場面もあり、地域や物件特性によってばらつきが生じていることが分かります。

注目すべきは在庫件数の推移で、2024年9月の853件から2025年9月には1,125件へと約32%の増加。前年比も毎月10〜35%前後のプラスを記録しており、需要に比して供給が増えている構造が浮き彫りになっています。この背景には、新築からの買い替えによる売却増、あるいは価格交渉がまとまらず長期在庫化する物件の増加が考えられます。

総じて、滋賀県の中古戸建市場は一定の需要は維持しているものの、在庫の増加により売れ残りが積み上がりつつある状況です。今後、売主側は価格の見直しやリフォームによる価値向上など、積極的な販売戦略が求められる局面に入っているといえるでしょう。また、買主にとっては選択肢の多いタイミングであり、交渉余地のある買い時と捉えることもできます。

5、西日本(岡山県、広島県、山口県)

岡山県

年月成約件数(件)成約価格(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/09861,596+21.4314-14.7
2024/101161,706+0.9302-13.2
2024/11821,587+9.6287-6.8
2024/12901,559+13.8260-16.7
2025/01651,351-12.2265-14.0
2025/021031,419+1.2249-17.5
2025/03921,724+6.0237-18.6
2025/04851,473-11.1250-12.0
2025/05821,668+14.0270-9.1
2025/061001,560-7.1260-15.0
2025/07871,555+2.2266-12.2
2025/08681,317-18.9268-11.0
2025/09951,276-20.0289-8.0

岡山県の中古戸建住宅市場は、2024年9月から2025年9月にかけて安定した需要と調整局面にある供給のバランスが見られた一年でした。成約件数はおおむね80〜100件台で推移し、特に2025年2月・3月・6月といった移動期には100件前後と成約が伸びています。2025年9月には再び95件に上昇し、秋口以降も一定の取引活発化が見られました。

成約価格は全体として1,300万〜1,700万円の範囲内に収まり、特に2025年3月には1,724万円と高水準に到達。価格の前年比でもプラスを記録する月が多く、住宅の質や立地条件が良好な物件を中心に市場価値が維持・向上していると見られます。一方で、2025年8〜9月には1,300万円台にまで下落し、価格の調整局面が訪れています。これは高値推移が続いたことへの反動や、需要層の変化などが背景と考えられます。

注目すべきは在庫件数で、2024年9月の314件から2025年3月の237件まで一度大きく減少したものの、以後は再び増加し、2025年9月には289件に回復。前年比ではマイナス傾向が継続しており、市場の供給は引き締まり傾向にあると言えます。売却済物件の増加や、新規供給の抑制が影響していると見られます。

総じて岡山県の中古戸建市場は、価格と成約件数がバランス良く推移しつつも、夏場以降にやや価格調整が起きている状況で、売主にとっては販売タイミングの見極めがより重要な局面を迎えています。

広島県

年月成約件数(件)成約価格(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/09871,715-18.2529+10.4
2024/10851,747-10.3508+5.2
2024/11891,725-10.3495+2.7
2024/12762,052+7.7449-4.9
2025/01722,372+32.9449-6.3
2025/02641,923+2.7429-14.9
2025/03781,757-17.2430-15.0
2025/04781,825-0.2409-16.0
2025/05941,826-7.0390-21.2
2025/06861,740-22.2391-23.3
2025/07772,071+2.0420-16.3
2025/08722,224+19.4412-13.1
2025/09682,011+17.3424-19.8

広島県の中古戸建住宅市場は、2024年9月から2025年9月にかけて価格上昇と在庫減少が同時に進行した年となりました。特に価格動向においては顕著で、成約価格は2024年9月の1,715万円から、2025年8月には2,224万円へと約30%上昇。これは都市部を中心にした好立地物件へのニーズの高まりや、高価格帯物件の売買活発化を示しており、2025年1月には2,372万円と最も高い水準を記録しています。

成約件数は月によってばらつきがあるものの、おおむね70〜90件の範囲で安定しており、2025年5月の94件がピーク。前年比では価格がプラス傾向を維持する月が多く、特に2025年8月と9月には+19.4%、+17.3%と大幅な伸びを示しています。

在庫件数はこの間で大幅に減少しており、2024年9月の529件から2025年6月には391件に。これは約26%の減少であり、供給が限定的になっていることが分かります。特に2025年5月前後には供給不足が成約件数に影響を与え、価格上昇に拍車をかけたと考えられます。

このように、広島県市場は供給減と価格上昇が顕著な売り手優位の相場となっています。ただし、2025年7月以降は在庫件数が再び増加傾向に転じており、今後は需給のバランスに変化が生じる可能性もあります。売主にとっては好機ですが、過度な価格設定には慎重を要する局面です。

山口県

年月成約件数(件)成約価格(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/09561,346-3.8158-49.5
2024/10391,092-17.8136-55.4
2024/11451,103-19.7162-45.6
2024/12351,404-1.2141-47.0
2025/01361,103-13.4153-39.3
2025/02551,389+8.5164-30.5
2025/03331,201+22.8163-23.5
2025/04461,306+12.7159-26.4
2025/05501,484+8.7189+3.3
2025/06401,369+11.7174+3.6
2025/07381,216+4.5157-12.3
2025/08361,338+39.2171+10.3
2025/09381,057-21.4190+20.3

山口県の中古戸建住宅市場は、2024年9月から2025年9月にかけて、価格変動と在庫の急減から緩やかな再増加へ転じた局面が明確に見られました。成約価格は月ごとの振れ幅が大きく、2024年10月には1,092万円と低水準だったものの、2025年8月には1,338万円(前年比+39.2%)と大幅上昇を見せるなど、一部の高価格物件成約による市場価格の押し上げが影響しています。

成約件数は概ね30〜55件の間で推移しており、地方市場としては一定の流動性を保っていますが、3月の33件や12月の35件など低調な月も存在します。これは取引の季節要因や、物件内容のばらつき、価格帯の不一致などが影響していると考えられます。

在庫件数は、2024年9月時点で158件とすでに大きく落ち込んでおり、2025年6月には一時174件へと微増した後、2025年9月には190件に。前年比ベースでは2025年5月以降プラス転換しており、市場の供給が再び増えつつある兆しが表れています。これは売却希望者の増加や、価格が上昇したことによる売却意欲の高まりが要因とみられます。

総じて山口県の市場は、供給減による価格上昇が落ち着きを見せ始めたタイミングにあり、今後は在庫の増加スピードと価格維持のバランスが市場の安定性を左右します。買主にとっては選択肢が増えつつある時期でもあり、冷静な物件選定が求められるフェーズです。

6、九州・沖縄(福岡県、熊本県、沖縄県)

福岡県

年月成約件数(件)成約価格(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/091562,3947.64,87822.3
2024/101632,0890.04,98620.1
2024/111812,12732.15,03819.2
2024/121882,25327.95,16218.2
2025/011432,10636.25,13414.3
2025/021642,224-0.65,08211.2
2025/032192,25710.65,0809.3
2025/041852,28323.35,0568.0
2025/051762,49110.75,0917.7
2025/061872,297-4.65,0716.9
2025/071772,322-1.15,1458.2
2025/081522,15716.95,1415.8
2025/091752,64512.25,2126.8

福岡県の中古戸建住宅市場は、2024年9月から2025年9月にかけて、高水準の取引件数と安定した価格推移、さらに在庫の増加傾向が見られました。成約件数は一年を通して150〜220件程度で推移し、特に2025年3月には219件とピークを記録。これは例年通り、年度末の需要増を反映していると考えられます。全体的に成約数は安定しており、地域内での移住や建て替えニーズ、他府県からの転入など、一定の需要が支えとなっていることが読み取れます。

成約価格については、2,000万〜2,600万円台で比較的安定した動きを見せており、2025年9月には2,645万円と期間中で最も高い価格を記録。前年比ベースでは、価格上昇が著しい月が多く、特に2025年1月(+36.2%)や11月(+32.1%)など、前年よりも大きく上振れした時期が目立ちました。これは、築浅や都市近郊エリアの人気物件の流通が価格を押し上げた可能性が高く、福岡市やその周辺部の利便性が評価されていることを示しています。

一方で、在庫件数は右肩上がりに増加しており、2024年9月時点の4,878件から2025年9月には5,212件に達しました。前年比もおおむねプラスで推移しており、最大で+22.3%(2024年9月)と供給面での拡大が見られました。在庫の増加は一見すると売り手優位の緩和を示唆するものですが、成約数が堅調であることから、需給は全体としてバランスが取れている状態と言えます。

総じて、福岡県の中古戸建市場は堅調な需要に支えられながらも、在庫の増加による競争が始まりつつある成熟市場と評価できます。今後、金利動向や住宅ローン環境の変化によっては、成約価格の調整や売却活動の長期化も想定されるため、売主は早期の売却戦略を検討し、買主は選択肢の拡大を活かした慎重な物件選定が求められる局面にあるといえます。

熊本県

年月成約件数(件)成約㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/094021.3726.291132.6
2024/103122.875.791629.7
2024/113920.678.193426.6
2024/123921.1137.392218.7
2025/012520.43-0.791216.8
2025/023318.26-12.28484.3
2025/035118.851.38666.0
2025/042919.50-16.48575.3
2025/054020.48-2.08756.6
2025/064421.652.89049.0
2025/073218.62-8.098212.1
2025/084320.104.81,03515.5
2025/094518.50-13.41,06416.8

熊本県の中古戸建住宅市場は、2024年9月から2025年9月の1年間において、比較的安定した成約件数と、価格の緩やかな変動、在庫の着実な増加が見られたことが特徴的です。成約件数は月によって30〜50件台で推移し、最大は2025年3月の51件、最小は2025年1月の25件でした。特に3月は全国的に不動産取引が活発になる季節でもあり、熊本県でも例外ではなかったことがデータから確認できます。

成約㎡単価に関しては、全体的に20万円前後を中心に推移しており、2024年9月の21.37万円を皮切りに、2025年9月には18.50万円と若干の下落傾向が見られました。年間を通じて大きな急落はないものの、2025年2月には18.26万円(前年比 -12.2%)、2025年9月にも前年比 -13.4%となっており、前年と比較するとやや価格が軟化している様子が伺えます。この背景には、買い手側の価格意識の高まりや、築年数の経過した物件の比率増加などが考えられます。

在庫件数については、2024年9月の911件から、2025年9月には1,064件まで約17%の増加を記録しています。在庫の前年比が一貫してプラスで推移していることから、売却希望者の増加または物件の売れ残り傾向が強まっていることが示唆されます。特に2025年8月〜9月には在庫件数が1,000件を超え、市場における供給過多の兆しが見えてきています。

総合的に見て、熊本県の中古戸建市場は、需要自体は一定数を保っているものの、供給がそれを上回る形で増加しており、今後は価格調整が進む可能性が高い局面にあると言えます。売主にとっては価格戦略の見直しやリフォームによる付加価値の向上が鍵となり、買主にとっては選択肢が広がりつつある「買い手有利」な市場と判断できます。

沖縄県

年月成約件数(件)成約㎡単価(万円)前年比(%)在庫件数(件)在庫前年比(%)
2024/091542.962.637056.1
2024/102136.09-42.337543.1
2024/112241.8145.237232.4
2024/121435.20-12.938635.0
2025/011847.2121.635316.9
2025/021538.32-17.736717.3
2025/032341.874.63448.2
2025/041545.6621.23446.2
2025/051054.9621.5348-1.7
2025/061642.13-19.0324-13.4
2025/071848.4550.7336-8.2
2025/081562.4846.4354-0.8
2025/091627.51-36.03854.1

沖縄県の中古戸建住宅市場は、2024年9月から2025年9月にかけて非常に不安定な価格推移と小規模な成約件数の中での供給調整局面を特徴とする一年でした。成約件数は月によって大きくばらつきがあり、10件(2025年5月)から最大23件(2025年3月)まで変動しており、市場の流動性は限定的です。全体的に1ヶ月あたり15件前後の取引にとどまり、供給に対して需要が絞られている様子が伺えます。

成約㎡単価は全国的にも高水準で推移しており、特に2025年5月には54.96万円/㎡、2025年8月には**62.48万円/㎡と突出した数値を記録しました。これは、リゾート需要や移住志向による一部富裕層向け物件の成約が影響していると見られます。しかし、2025年9月には27.51万円/㎡(前年比 -36.0%)**と急落しており、高単価取引の反動が強く出た月となりました。こうした急騰・急落は、取引件数が少ない市場特有の特性であり、数件の高額取引が平均値に与える影響が非常に大きいことがわかります。

在庫件数は全体的に370〜390件程度で安定しており、2024年9月の370件から2025年9月には385件と微増しています。2025年前半は一時的に300件台前半まで減少する局面もありましたが、後半には再び増加傾向に転じました。前年比では一進一退の動きが見られ、2025年5月〜8月は前年比マイナスを記録し、売れ残りが少なくなった一方、9月には前年比+4.1%と反転しています。供給面では新規物件がやや増加しており、売却希望者の戻りが見え始めた可能性があります。

総じて、沖縄県の中古戸建市場は、需要の層が非常に限定的で、高価格帯の影響を受けやすい繊細な相場となっています。今後も観光業の動向や移住トレンドの変化が市場に影響を与えることが予想され、買主・売主ともにタイミングの見極めが一層重要な地域と言えるでしょう。

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