この記事で分かること
こんな方におすすめ
- マンション1階が「やめとけ」「後悔する」と言われる本当の理由
- 1階のメリット5つとデメリット7つの両面
- 業界17年のプロが見てきた1階購入の後悔パターン
- 世帯タイプ別の1階判断(女性一人暮らし・子育て世帯・シニア・ペット飼育)
- 専用庭の具体的な使用料(月額800〜1,200円)とトラブル事例
- 女性一人暮らしで1階を選ぶ際の防犯対策(センサーライト・防犯フィルム・ホームセキュリティ)
- ハザードマップで水害リスクを確認する具体的な方法
- 業界17年のプロが教える「むしろ買って良い1階」の条件
- 価格交渉のコツ(マイナス5%査定の根拠)
- 1階購入で後悔しないための完全チェックリスト
マンションの1階は「絶対やめとけ」とも「むしろお得」とも言い切れない、特殊な選択肢です。本文では業界17年の現役不動産エージェントの目線で、世帯タイプ別の判断軸と現場で見てきた後悔パターンを、本音で解説していきます。
マンションを探している中で、1階の部屋が売りに出されていた時に、あなたはどのように感じますか?
人によって感じ方は様々ですが、そもそも検討外という方もいれば、内容によっては検討できる、という方もいらっしゃると思います。
1階の部屋は高層階の部屋と比較すると、価格が安く設定されていることもあり、ハイグレードなマンションであっても比較的手が届きやすいという特徴があります。
一般的にマンションは1階から階数が上がるにつれ、価格が上がっていきますが、実際の住みやすさと価格が連動するとは限りません。
そこでこの記事では、マンション購入で1階の部屋が後悔しやすいと考えられる理由と、メリット・デメリット、そして1階の部屋でも買ってもいい条件などについて解説していきます。

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。また同時に、毎年全国から2〜300組ほどの住宅購入希望者の相談があり、実際の購入もサポートする現役の不動産エージェントでもある。業界歴は17年以上。多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営している。自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。
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マンションの1階の部屋のメリット

まずはマンションの1階の部屋のメリットを見ていきます。
メリットはどちらかというと、住む前に感じるものであることが多いというのが特徴です。
下の階への音を気にしなくてもいい
1階の部屋を選ぶ方で、最も多いのはこの理由ではないでしょうか。
特にお子様が小さいご家庭で、お子様が走り回ったりして、階下の人に迷惑がかからないか考えるのが嫌という方は多いと思います。
実際、1階であればそのようなことを考えなくてもいいので、上から音があっても我慢できるが、自分がよその家に迷惑をかけたくないという考え方の方には最適です。
専用庭がついていることが多い
1階の部屋に全て専用庭がついているわけではないものの、専用庭がついている物件が多いのではないでしょうか。
マンションでありながら、一戸建てのような感覚が味わえるのは非常に魅力的だと思います。
人によっては、専用庭で趣味を楽しむこともできます。
ただし専用庭がある部屋の場合、通常の管理費に加えて、専用庭の利用料がかかることが一般的です。
価格が他の階の部屋と比べて安い
冒頭の解説にもありましたが、マンションは通常1階から階数が高くなるにつれ、価格も上がっていきます。
なので、1階の部屋は他の部屋と比べて価格が安く、その分、築年数が浅いマンションを選んだり、立地が良いマンションを選ぶことができるなど、予算にゆとりが出やすいというメリットがあります。
専用駐車場付きの部屋もある
1階の部屋では、専用庭から外に出られるようになっていて、外に出たら専用駐車場がついている部屋もあります。
このような部屋であれば、いちいちマンションのエントランスに回らないくても、自身の住戸に出入りできるので、非常に便利です。
例えば、スーパーで買い物をして重い荷物があったとしても、車からそのまま住戸に荷物を運ぶことができるので、導線も優れていますし、小さなお子さんなどがいれば、尚のこと利便性が高いでしょう。
エレベーター待ちがない
1階の部屋であれば、他の階のようにエレベーター待ちをする必要がありません。
すぐに外に出られるので、高層階のように外に出ることが億劫になることもないですし、忘れものをしてもすぐに取りに帰ることができます。
また震災などで、電気が止まってしまっても、外からの出入りに影響が少なくて済みます。
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マンションの1階の部屋のデメリット
メリットが一通り理解できたところで、次はデメリットについて解説をしていきます。
メリットはどちらかというと、イメージが先行しているところもありますが、デメリットは実際に住んでみて、事前に把握していないと後悔に繋がりやすいポイントと言えます。
日当たりが悪い
1階の部屋は、日当たりが悪くなりやすいというデメリットがあります。
周りの建物の影響を最も受けやすいということもありますし、外から見えないように、目隠しが設置されていることも多く、その目隠しが日当たりを遮る形になってしまうこともあります。
日当たりが悪いと、夏は涼しくなるかもしれませんが、冬は寒くなります。
断熱効率が悪い
マンションの最上階も、日光を直接浴びることになるため、エアコンが効きにくいなど、断熱効率が悪いと言われていますが、1階の部屋も断熱効率が悪いと言われています。
1階の部屋は、地面に接しているため、地面の温度の影響を受けやすいです。
夏は比較的涼しく過ごすことができますが、冬は地面の冷気の影響で、なかなか部屋が温まりにくいということがあります。
また冬場は地面の温度と室内の温度差が他の部屋よりも大きくなりやすいことから、結露も出やすいと言われています。
湿気が多くカビやすい
1階の部屋は風通しが悪く、湿気が多くなりやすい部屋です。
湿気が溜まるということは、カビが繁殖しやすい環境となるので、壁紙などがカビやすいです。
特に結露が出やすいこともあって、カビはかなり発生しやすくなります。
虫やゴキブリなどが侵入しやすい
1階の部屋は地面と接しているため、虫やゴキブリなどが室内に侵入しやすいというデメリットがあります。
虫やゴキブリが苦手な方は多くいらっしゃると思いますが、「オウチーノ」がマンションの居住者に対して行ったアンケートでは意外な結果が出ていたいので、その結果を共有します。
| ゴキブリ | 蚊 | 蜘蛛 | |
|---|---|---|---|
| 1~2階 | 3.39回 | 7.46回 | 4.59回 |
| 3~5階 | 3.61回 | 15.21回 | 8.43回 |
| 6~10階 | 1.28回 | 8.06回 | 4.06回 |
| 11階~ | 0.07回 | 5.54回 | 0.21回 |
このアンケート結果を見ると、ゴキブリ・蚊・蜘蛛の全ての項目で1〜2階よりも3〜5階が最も遭遇率が高いことが分かります。
ただし、そうは言っても高層階よりは、遭遇率が高いことには変わりがありません。
水害に弱い
水害リスクの高い立地では、マンションであっても1階の部屋は浸水する可能性が高くなります。
浸水することのデメリットとして、実際の生活に支障が出たりすることもありますが、それ以外にも資産価値が大きく毀損するリスクがあります。
不動産の取引において、契約前に行う重要事項の説明において、過去の事故歴や災害歴は告知をすることになっています。
つまり事故歴が有りとなってしまうので、将来売るときに、かなり価格が落ちてしまうリスクがあります。
また火災保険でも、通常2階以上の部屋であれば「水害不担保」とすることができますが、1階の場合、水害リスクがある立地の場合、水害に対する保証をつける必要があるため、保険料も高くなります。
ちなみに昨今は、水害の被害が増えていることもあり、水害が保険料率は上昇しており、水害補償の有無で保険料は、そこそこ変わります。
プライバシーや防犯面に不安がある
1階の部屋はどうしてもその場所から、外から見えやすいこともあり、プライバシーが保たれにくいデメリットがあります。
また1階ということもあり、窓から空き巣などが入りやすいので、防犯面にも不安があります。
特に女性の一人暮らしの場合、不安を感じることが多いのではないでしょうか。
エレベーターを使わなくても管理費や修繕積立金の負担はある
エレベーターを使わずに生活できる1階の部屋ですが、毎月徴収される管理費や修繕積立金には、エレベーターの保守メンテナンスにかかる費用も徴収されます。
これは管理規約で、管理費や修繕積立金は全体の費用を、各部屋の面積で按分して負担すると定められているからです。
致し方ないところではあるものの、エレベーターの保守メンテナンス費を負担しなければいけないのは、なんとなく納得しづらいのではないでしょうか。
マンションの1階の部屋を購入して後悔する理由
ここまでマンションの1階の部屋のメリット・デメリットを解説した上で、マンションの1階の部屋にして後悔する理由について解説していきます。
デメリットをしっかり把握していなかった
おそらく一番多いであろう、後悔する理由だと思います。
多少考えてはいたものの、メリットの方に意識が行ってしまいがちで、実際住んでみたら、デメリットがご自身の価値的に合わなかったというケースです。
1階の部屋を購入して、後悔しないためには、まずはメリット・デメリットについてしっかり把握した上で、デメリットの方がどうしても我慢できないとならないか、今一度確認するようにしましょう。
実は1階でなくても音の問題はそこまで気にならなかった
これからマンションを購入する方にとって、従前の住まいは賃貸物件であることが大半だと思います。
アパートや賃貸専用のマンションなどは、分譲マンションと違い、収益性を重視するため、コンクリートの厚みなど、生活の快適性につながる投資を削減する傾向があります。
結果として音の問題が発生しやすく、特に木造のアパートなどは、隣で何をしているか音でわかってしまうくらいの物件もあり、音について慎重になっていることがあります。
しかし分譲マンションは賃貸物件と比較して、質が全く異なりますので、実際住んでみると想定していたよりも、全く隣や上の部屋の音が聞こえないということは良くあることです。
また築年数が比較的新しいものの方が、コンクリートの厚みがある傾向もあり、それはそのまま防音性にもつながるので、音の問題だけを気にして1階を選ぶというのであれば、比較的新しい築年数のマンションの2階以上の部屋を探してみるのもありだと思います。
専用庭を思った以上に使わない、蚊が大量に発生する
専用庭は、一戸建てのような気分を味わえるパーソナルスペースに思えますが、実は2階からは丸見えで、さらに声などの音は上に登っていくので、会話は丸聞こえだったりします。
もちろんバーベキューなどもできません。
また手入れなども面倒で、購入当初、想定したよりも全然使わないという話はよく聞きます。
その他にも、専用庭には植栽がされていることも多く、そこから大量の蚊が発生するなど、後悔する人が多いと言われています。
将来売却しようと思っても売却に時間がかかる
ここまで解説してきたデメリットの多さから、1階の部屋を敬遠する人もいます。
将来売却するときに、人気が集まりやすいほど早く売却できますし、価格も高く売れやすいです。
しかし1階の部屋の場合は、そもそも対象外とする方も多いことから、そもそもの購入希望者数が少なく、売却に時間がかかったり、価格が下がりやすい傾向があります。
「やめとけ」「やめたほうがいい」と言われる本当の理由
「マンションの1階はやめとけ」「分譲マンション1階はやめたほうがいい」と検索する読者が増えています。業界17年の現場感覚から、その本当の理由と、それでも1階を選ぶべきケースを率直にお伝えします。
「やめとけ」と言われる5つの本当の理由
1階が「やめとけ」と言われる理由は、すでに解説したデメリットを総合的に評価したものですが、特に強く敬遠されるのは次の5つです。
1つ目は防犯性です。窓から侵入しやすく、空き巣の被害リスクが他の階より高い。これは女性一人暮らしや子育て世帯にとって致命的に映ります。
2つ目は水害リスクです。集中豪雨が増えている近年、ハザードマップで浸水想定区域にある物件では実害が出ています。資産価値の下落も大きく、業界では特に警戒されるポイントです。
3つ目は将来の売却の難しさです。1階を敬遠する人が多いため、購入希望者の母数が減ります。売却まで時間がかかり、価格も下がる傾向があります。
4つ目は日当たり・湿気・カビです。周辺建物の影響を受けやすく、特に北向きの1階は冬場の結露とカビが深刻になります。
5つ目は資産価値の下落です。業界の査定基準では、1階は他の階に比べて約5%のマイナス査定になります。同じ広さ・同じマンションでも、1階というだけで査定額が下がる現実があります。
それでも1階を「やめとけ」と一律否定するのは違う
ただし、業界17年で多くの取引を見てきた経験から言えば、「1階=必ず後悔する」というのは言い過ぎです。次のような条件がそろっていれば、1階のメリットを最大限活かせます。
立地のハザードマップで浸水リスクが低い、防犯設備が充実したマンション、角部屋で日当たりが確保できる、専用庭付きで子育てやペットに活用できる、価格交渉でしっかり値引きを受けられた。これらの条件が複数当てはまる物件なら、1階は「むしろお得な選択」になりうるのです。
検索する際の「やめとけ」「後悔」は、デメリットを警戒する読者の声ですが、業界視点で言えば全否定すべきではなく、条件を見極めれば良い買い物にできるというのが現実です。
世帯タイプ別の1階判断(女性一人暮らし・子育て・シニア・ペット飼育)
業界17年で多くの相談を受けてきた中で、ライフスタイルによって1階の評価は大きく分かれます。代表的な4つの世帯タイプで判断軸を整理します。
女性一人暮らしの場合
最も慎重に判断すべき世帯タイプです。防犯リスクが他のタイプより直接的に響くためです。
1階を選ぶ場合は、オートロック・モニター付きインターホン・管理人常駐・エントランスや各階の防犯カメラなど、マンション側の防犯設備が充実している物件を必須条件としてください。さらに、検討中の物件の所在地の警察犯罪マップで治安を確認し、夜道の人通り・街灯の有無も実地で確認することをおすすめします。
子育て世帯の場合
1階のメリットを最大限活かしやすい世帯タイプです。階下への騒音を気にしなくて済む点、専用庭で子供が安全に遊べる点、ベビーカーの出し入れが楽な点が大きな魅力です。
注意点は、専用庭の植栽による虫・蚊の発生、子供の声が周囲に響くトラブル、将来の住み替え時に売れにくい点です。子供の成長に伴って手狭になる可能性も含めて、長期視点で判断してください。
シニア世帯の場合
エレベーター不要・階段なしのバリアフリー的メリットが効く世帯タイプです。災害時の避難のしやすさも大きな魅力で、シニア世帯にとって1階は合理的な選択肢になります。
ただし、専用庭のメンテナンスは加齢とともに負担になります。庭のない1階や、共用部の手入れが行き届いたマンションを選ぶと安心です。
ペット飼育世帯の場合
犬の散歩のしやすさ、専用庭でペットを遊ばせられる点が大きなメリットです。ペット可マンションでも上階の住戸では足音や鳴き声がトラブルになりやすいため、1階のほうが気を遣わずに済みます。
注意点は、専用庭での糞尿処理を徹底すること、虫の対策を怠ると皮膚トラブルにつながる点です。
専用庭の具体的なコストとトラブル
1階を選ぶ大きな動機の一つが専用庭ですが、業界の現場感覚から言えば「思ったより使わない・コストがかかる」というのが正直なところです。具体的なコストとトラブル事例を整理します。
専用庭使用料の相場
専用庭の使用料は管理規約で定められており、相場は月額800〜1,200円程度です。庭の面積が広い場合は2,000円を超えるケースもあります。年間で1〜2万円、35年住むと35〜70万円のランニングコストになります。
「使う頻度に関わらず月額固定」のマンションがほとんどで、ほぼ使わない方にとっては純粋なコスト負担になります。
メンテナンスコスト
芝生・植栽の手入れ、雑草取り、季節ごとの剪定など、専用庭は維持コストが発生します。業者に依頼すると年間2〜5万円程度、自分でやる場合も道具・時間の負担があります。
「植栽の根が共用部の配管に影響を与えた」「枯れた植栽の撤去費用がかかった」というトラブルも珍しくありません。
専用庭でよくあるトラブル
業界の現場で聞くトラブルの代表例は次の通りです。
バーベキューや子供のプール遊びで上階から苦情、専用庭で大声で話したら2階の住戸に丸聞こえだった、植栽が伸びすぎて上階の窓を遮ってクレームを受けた、専用庭にゴミを置いていたら美観の問題で管理組合から指摘、ペットの糞尿の臭いが上階に届いた、夜間に専用庭で会話していたら近隣から騒音苦情。どれも実際に起きているトラブルです。
専用庭は「あなたの部屋専用」ですが、上階・隣戸・公道から見えやすい・聞こえやすい空間でもあります。完全プライベートではないことを理解した上で活用してください。
専用庭を活用できる人・できない人
業界で見てきた限り、専用庭を活用できているのは次のようなご家庭です。
ガーデニングが趣味の方、子供が小さく庭で安全に遊ばせたい方、ペット(特に犬)を飼っている方、洗濯物を干したり布団を干したりするのが好きな方。
逆に、共働き・出張が多い・趣味は室内中心・専用庭で何をするかイメージが湧かない方は、使用料を払うだけになりがちです。購入前に「実際に何に使うか」を具体的にイメージしてみてください。
女性一人暮らしで1階を選ぶ際の防犯対策
「1階=危険」と言われがちですが、業界17年の経験では、適切な物件選びと防犯対策で十分に安全に住むことができます。女性一人暮らしを想定した具体的な対策をまとめます。
物件選びの段階で確認すべき設備
オートロック・モニター付きインターホン・管理人常駐(できれば24時間管理)・エントランスと各階の防犯カメラ・面格子付きの窓・郵便受けがオートロック内にある・宅配ボックスがある——これらが揃っているマンションを優先してください。築古でも管理組合の取り組みで後付けされている物件があります。
立地のチェックポイント
駅から物件までの夜道が暗くないか、人通りがあるか、コンビニ・交番が近いかを必ず実地で確認してください。地図で「駅近5分」と書かれていても、夜歩くと人通りがなく真っ暗な道のケースがあります。
警視庁・各都道府県警の犯罪マップで、検討エリアの侵入窃盗・性犯罪の発生状況を住所単位で確認できます。これは必ず購入前にチェックしてください。
入居後の防犯対策グッズ
入居後に追加で導入したい防犯グッズです。
防犯センサーライト(窓周辺・玄関に設置)、防犯フィルム(窓ガラスの侵入防止)、補助錠(窓・玄関ドアに追加)、レースカーテンと遮光カーテンの組み合わせ(外から室内が見えない)、ホームセキュリティの導入(ALSOK・セコム・セキュアル)、室内モニター付きインターホンの追加設置。
ホームセキュリティは月額3,000〜6,000円程度で、24時間365日の監視と緊急時の警備員駆けつけが可能です。1階を選ぶ場合は導入を強く推奨します。
1階を選ぶ女性にとっての「むしろメリット」
すべてが不利というわけではありません。荷物の出し入れが楽、緊急時の避難が早い、エレベーター内で他人と密室にならない、上階の足音を気にしなくて済む——これらは女性一人暮らしにとっても明確なメリットです。
防犯対策をしっかり講じた上で、1階の利便性を享受するという選択は、業界の現場でも増えています。
マンションの1階の部屋を購入しても後悔しないための条件とは?
メリットよりも、デメリットが多い論調になってしまいましたが、最終的には価値観によります。
しかし、実際に住んでみてさまざまなデメリットもあるため、1階を購入するのであれば、以下の条件を満たした部屋を探すと良いでしょう。
水害のリスクがほぼない立地
最も重要なことですが、マンションの1階の部屋を購入するのであれば、水害リスクの著しく低い、もしくはほぼ可能性がないような立地を選ぶようにしてください。
被災による直接的な損失は保険でカバーすることもできますが、それに伴う資産価値の低下など、間接的な損失が非常に大きくなります。
角部屋、かつ彩光がしっかり取れていること
1階の部屋であれば、中部屋よりも角部屋に的を絞った方がいいと考えられます。
角部屋であれば、彩光が取れやすいことと、風通しが良くなることが期待できます。
ただし角部屋で、外に人が歩くスペースがあったりする場合、防犯性やプライバシーに影響がありますので、実際に現地を見るときに、室内だけでなく、部屋の周りも歩くなどして状況を確認するようにしましょう。
1階の部屋として適正な価格かどうか
1階の部屋は他の部屋と比較して安価です。
実際どれくらいの価格差があるのか。
参考までに、私が1階の部屋を査定するときは、マイナス査定をするのですが、そのマイナスの数値は5%です。
その他の条件によっても変わりますが、目安にはなるのではないでしょうか。
担当者に他の部屋の売却事例や、周辺の売却事例を調べてもらい、1階の部屋として適正な価格を確認するようにしましょう。
全国の優良な担当者(不動産エージェント)が探せます
member.houseclouver.jp
ハザードマップで水害リスクを確認する具体的な方法
1階購入の最大のリスクは水害です。事前のハザードマップ確認は必須中の必須です。具体的な確認手順を整理します。
国土交通省ハザードマップポータルサイト
国土交通省が運営するハザードマップポータルサイト(https://disaportal.gsi.go.jp/)では、全国の浸水想定区域・土砂災害警戒区域・津波浸水想定などを地図上で重ねて確認できます。
検討中の物件の住所を入力して、洪水浸水想定区域・内水浸水想定区域・高潮浸水想定区域・土砂災害警戒区域・津波浸水想定の5つを必ず確認してください。
自治体の浸水想定区域マップ
各市区町村の公式サイトでも、独自に作成した詳細なハザードマップが公開されています。国のポータルより詳細な情報が得られることがあるので、所在地の自治体公式サイトも合わせて確認してください。
過去の水害履歴の確認
ハザードマップは将来の想定ですが、過去にも水害が起きていないかをチェックすると安心です。住所と「水害」「浸水」「冠水」などのキーワードで検索すると、過去のニュース記事が見つかります。地元の自治体に問い合わせると、過去の浸水履歴を教えてくれる場合もあります。
「想定外」を想定する
近年は集中豪雨や線状降水帯による短時間大雨が増えており、ハザードマップで「浸水想定なし」の地域でも実害が出るケースが増えています。1階を選ぶ場合は、想定外のリスクも織り込んで、保険を手厚くする(水害補償を含む火災保険)ことをおすすめします。
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1階購入で後悔しないためのチェックリスト
業界17年の経験から、1階を購入する前に必ず確認しておきたい項目を整理します。
立地・物件の確認
ハザードマップで浸水想定区域に含まれていないか確認した
過去の水害履歴を自治体・ニュースで確認した
警視庁・都道府県警の犯罪マップで侵入窃盗の発生状況を確認した
駅から物件まで夜間に歩いて治安を確認した
物件周辺の街灯・人通り・コンビニ・交番の有無を確認した
第1種低層住居専用地域か、将来周辺に高層建物が建つ可能性を確認した
建物・設備の確認
- オートロック・モニター付きインターホン・防犯カメラの有無を確認した
- 管理人の常駐時間と巡回頻度を確認した
- 面格子・補助錠などの防犯設備の有無を確認した
- 角部屋か中部屋かを確認し、採光・通風の状況を実地で確認した
- 専用庭の方角と、上階・隣戸からの見通しを確認した
- エレベーター費用が管理費に含まれることを理解した
価格・契約の確認
- 同じマンションの2階以上の同条件物件の売却事例を確認した
- 業界の通例(1階はマイナス5%)に対して適正な価格か検証した
- 価格交渉の余地を不動産エージェントと相談した
- 火災保険の水害補償が必要であることと保険料を確認した
- 将来の売却時に時間がかかる可能性を理解した
ライフスタイルの確認
- 自分(家族)の世帯タイプにとって1階のメリット・デメリットのバランスを評価した
- 専用庭を「実際に何に使うか」を具体的にイメージした
- 専用庭の使用料・メンテナンス費を月々の予算に組み込んだ
- 10年・20年後のライフスタイル変化を踏まえて判断した
マンション購入で、1階の部屋で後悔しないためにも、正しい知識を
1階の部屋は、他の部屋とは全く違い特徴があり、メリットもあればデメリットもあります。
その分、価格が安く購入できるという点も大きなメリットです。
ただし、イメージが先行するメリットだけでなく、実際住んでからのイメージをしっかりすることで、デメリットも含めて暮らしていけるかどうかを考えるようにしましょう。
特に1階の部屋を購入する場合は、災害リスクや周辺の環境も、他の階数の部屋よりも注意して見る必要がありますので、物件探しの際は、ハッキリと良し悪しを意見してくれるような担当者を探してから、マンション探しを始めると良いのではないでしょうか。
1階の物件選びに強い不動産エージェントを探すなら
マンションの1階購入は、立地・防犯・水害・価格交渉・専用庭の活用など、検討すべきポイントが他の階より多くあります。「言いにくいことをハッキリ言ってくれる」「ハザードマップや管理組合まで調査してくれる」「価格交渉に強い」——こういった担当者を見つけられるかどうかが、後悔しない購入の最大のポイントです。
そこで活用していただきたいのが、私が企画運営をしているハウスクローバーです。
ハウスクローバーは、面談を通過した全国の優秀な不動産担当者のみを掲載しているマッチングプラットフォームです。私自身も現役のプロとして、掲載前に必ず面談を行い、1階のような特殊な物件もきちんと評価できる担当者だけを選別しています。
エリア・得意物件・取扱実績・業界歴から、自分に合う担当者を選ぶことができます。さらに、無理のない予算を割り出すライフプランニングシミュレーションや、希望条件に合う物件の新着自動通知、マンション管理組合調査など、家探しに欠かせない機能が一つにまとまっています。
費用は、物件が成約した際の仲介手数料のみで、サービス料やコンサルティング料は一切かかりません。
マンション1階の購入を本気で考えはじめた方は、ぜひハウスクローバーをご活用ください。
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よくある質問(マンション1階購入のFAQ)
Q1. マンションの1階は本当にやめたほうがいいですか?
一律にやめるべきではありません。
業界17年の経験では、立地(ハザードマップで浸水リスク低)・建物(防犯設備充実)・部屋(角部屋・採光あり)・価格(適正にマイナス査定された価格)の4条件が揃っていれば、1階は十分に良い選択肢になります。
逆に、これらの条件が揃わない1階を価格だけで選ぶと、後悔のリスクが高くなります。
Q2. 女性一人暮らしで1階のマンションは危険ですか?
物件選びと防犯対策次第です。
オートロック・モニター付きインターホン・管理人常駐・防犯カメラの揃ったマンションを選び、入居後に防犯センサーライト・防犯フィルム・補助錠を追加すれば、十分に安全に住めます。ホームセキュリティ(ALSOK・セコム)の導入も検討してください。
立地は犯罪マップで治安を確認し、夜道に人通りがあるか実地でチェックすることが大切です。
Q3. 専用庭付き1階の使用料はいくらですか?
月額800〜1,200円が相場です。庭の面積が広い場合は2,000円を超えるケースもあります。
年間1〜2万円、35年住むと累計35〜70万円のランニングコストになります。「使う頻度に関わらず月額固定」のマンションがほとんどなので、専用庭を本当に活用するかを購入前にしっかり考えてください。
Q4. 1階のマンションは何%値引きされていますか?
業界の査定基準では、同じマンション・同じ広さの2階以上の住戸に対して約5%のマイナスが一般的な目安です。
ただし、立地・採光・専用庭の有無・角部屋か中部屋かによって変動します。担当のエージェントに、同じマンションの過去の売却事例と周辺の1階の事例を調べてもらい、適正な価格かどうかを確認することをおすすめします。
Q5. 子育て世帯にとってマンション1階のメリットは?
階下への騒音を気にしなくて済む、専用庭で子供が安全に遊べる、ベビーカーの出し入れが楽、エレベーター待ちがない、緊急時の避難が早い。子育て世帯にとって1階のメリットは大きく、業界でも人気のある世帯タイプです。
注意点は、専用庭の虫対策、子供の声が周囲に響くトラブル、将来の住み替え時に売れにくい点です。
Q6. 1階で水害リスクを確認する方法は?
国土交通省ハザードマップポータルサイト(https://disaportal.gsi.go.jp/)で、検討物件の住所を入力して、洪水・内水・高潮・土砂災害・津波の5種類のリスクを必ず確認してください。
各市区町村の公式サイトでも、より詳細なハザードマップが公開されています。過去の水害履歴も、住所と「水害」「浸水」のキーワードで検索すると見つかります。
Q7. マンション1階で快適に住むための条件は?
業界の現場感覚では、次の条件が複数当てはまれば1階で快適に住めます。
ハザードマップで浸水リスクが低い、第1種低層住居専用地域などで周辺に高層建物が建ちにくい、角部屋で採光・通風が確保できる、防犯設備が充実、専用庭を実際に活用する予定がある、適正な価格交渉ができている。
これらの条件が揃わない場合は、無理に1階を選ばず2階以上を検討することをおすすめします。







素晴らしい仕組み
30代男性