こんにちは!中野区で不動産売買仲介業を立ち上げて早11年目!「中野の不動産屋さん」ことフェイス住販(株)の町山です。
正直なだけでマンガやドラマになってしまう不動産業界で仕事を始めて16年ほどになります。
これから不動産の購入を検討されているハウスクローバーに登録されている皆様に、本当に正直な不動産屋さんとして日々奮闘している私の持っている情報(たまに業界の悪口)をお教えする記事を定期的に投稿していきます。
皆様の不動産購入のお役に立てればこれほど幸せなことはありません。
member.houseclouver.jp全国の優良な担当者(不動産エージェント)が探せます
不動産業者の嘘に注意!?
皆さんは「千三つ屋」という言葉をご存知でしょうか?
上記に掲出した「正直不動産」でも使われていますが、不動産屋を揶揄して使われる言葉です。
せんみつや・・つまり、千のうち本当のことは3つしか言わない『嘘つき』のことを指しています。
もちろん、コンプライアンスに厳しい今の世の中で法律違反をするような嘘を積極的に吐く不動産業者は皆無です。(多分)
ただ、そのお客様にとって大事な事柄であっても、法律や宅建業法に抵触しない範囲で言わなくて良い事であれば話さないでしょう。
担当者の考え方にもよりますが、契約に結び付けるためには「余計なことは言わない」というのが業界の不文律です。
そして不動産業界で最も問題なのは、業界大手の企業ほど率先してそういうことを行ってきたという事です。
不動産業者の手口
例えば、あなたはスーモに掲載してあるマンションが気になり不動産業者に連絡し、内覧に行きます。
室内はとてもきれいにリノベーションされていて、テンションが上がります。
駅にも遠くないし、価格も予算以内で、むしろ安いぐらいかも・・・うーん、と考えていると内覧に同行している担当者が
「先に見た方からもしかしたら申込が入るかもしれません。早く決めないと買えなくなりますよ」と言います。
ときには、「物件を止めるためにとりあえず申込をいれましょう」なんてことを言いだします。
申込を入れるためには、暫定的にも契約日は決めないとなりません。
人間は自分の言った言葉や行動に責任を取ろうとする傾向があるというのは良く言われますが、申込をしてしまうと中々断れなくなるものです。
あなたは申込書に記入しながら、外観やバルコニーがなんだか汚かったことやエントランスの集合ポストのあたりが散乱していたこと、少し高めの管理費、修繕積立金のことがチラッと頭によぎりますが、人生の中で何度も訪れることの無い不動産の購入という局面の前にそんなことも消え去ります・・・
不都合な事実を伝えてくれない不動産業者
実はこのマンション、自主管理で戸数が少なくいため、修繕も適切なタイミングで行われず、管理費や修繕積立金の1戸当たりの負担が大きい割に組合全体では滞納額も多く積立金が不足している、問題ありのマンションでした。
あなたがこの事実を知ったら、いくら立地が良くてお部屋がきれいでも、ドン引きしませんか?
内覧に行く前に、もしくは行った時に管理会社に発行をしてもらうマンションの管理の状態がわかる「管理に関する重要事項の調査報告書」の説明をしてくれればすぐにわかることです。
でもこれは内覧時に不動産業者に説明義務があるわけではありません。
お客様が気に入っているのなら、言わなくて良いことは敢えて言わないという例です。
物件探しよりも重要なのは担当者を探すこと
如何でしょうか?
担当者やその会社の考え方で皆さんの大事な資産となる不動産が決まってしまうのです。
相談をする相手が今月のノルマにあと1件足りない担当者だったら、ここぞとばかりにうまい事を言われて契約してしまうかもしれません。
皆さんは初めて不動産を購入する「初心者」で、相手は毎朝上司の叱咤を受けている百選錬磨の「プロ」達なのです。
テレビコマーシャルをしているような大手だから安心という事は不動産業界にはありません。
カモにならないようにしっかり勉強しましょう。
自分に合った担当者(依頼する不動産会社も)を探すのは物件を探すより難しい事なのですから・・
宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー、不動産コンサルティングマスター
東京都中野区中心に一都三県で活動している業界歴16年の不動産エージェント。LGBTの実績も豊富で、女性の強みを生かしたきめ細かい対応とサービス、また不動産周辺の資格も多数所有しており、金融の知識と不動産の知識を活用した総合コンサルティングに強み。顧客の利益を第一に考え活動しています。
このエージェントへのお問い合わせはこちらから
素晴らしい仕組み
30代男性