オフィスのデスクより、
先日、とある戸建住宅をご案内したお客様から申込をいただきました。
そして色々と細かい打合せをしていて、その中で「どんな経緯でウチにお問い合わせされたのですか?」という質問をしてみました。
結構、社長でもある僕としてはここは気になるところ。
お客さま曰く、もともと問い合わせをしてくる前から当社のことは知ってくれていたみたいです。
その方は結構、このブログであったりホームページなどを見ていてくれたそうです。
近くの大手不動産会社にも相談しにいったことがあったらしいのですが、どうせ頼むのであれば気に入った不動産仲介業者でお願いしようとのことで、当社に問い合わせをしてくれたそうです。
これを聞いた僕のテンションが物凄く上がったのは言うまでもありません。本当にうれしい限りです。
中古住宅の購入に失敗しないために
ウチに問い合わせをしてくれたからこんなことを言うわけではないですが、このお客さまの考え方や行動はとても賢いと思います。
打合せの中で、住宅ローン控除を利用したいとか親から資金援助を受けるかどうか迷っているなどの相談を受けました。
住宅ローン控除にしろ贈与を受けるにしろ、対象物件が条件を満たしていなかったので、その説明をして条件を満たすよう売主サイドの協力をいただきながら段取りしているところです。
中古住宅を扱っていればよくある話なのですが、経験や知識はそれなりに必要になります。
物件選びよりも不動産仲介業者選びが大切なワケ
当たり前のようにやっていますが、こういったことをあまり知らない不動産仲介業者は実は結構多いです。
当社は買主側の業者という立ち位置になることが多いため、よく売主側の業者と折衝や資料の取付けをします。
しかし結構な割合で、必要書類の説明や資料の取寄せに苦労します。
なぜなら住宅ローン控除や贈与税の非課税の適用を受けるための条件について知らないからです。
実は今回のやりとりの相手方である売主側の業者もあまり知らないようで、なんでそんな書類がそんなに必要なの?って聞かれる始末です。
こんな感じではありながらも、ポータルサイトには広告を出しているので問い合わせることも出来ます。
ポータルサイトから物件に問い合わせたら、この業者が担当になるわけです。
あなたはどう感じますか?
どの不動産仲介業者からでも同じ物件は購入できる
この仕組みを知っているか知らないかで行動が変わってきます。
今回のお客様は知っていましたが、不動産業界はどこの不動産仲介業者からでも同じ物件が購入できるような仕組みになっています。
仕組みについては別の記事にも書いてあるので、ここでは割愛しますね。
この仕組みを知っていれば、物件選びも大事ですが、どの不動産仲介業者から購入しようかという発想が出てきます。
中古住宅は特にどこの不動産仲介業者から購入するかでかなり結果が変わってきます。
今回のお客様も何も知らずに住宅を購入してしまったら、住宅ローン控除と贈与税で4~500万円ほどの損をしていたと思います。
人生において一番大きいといわれる買い物だからこそ、パートナー選びはしっかりしておきましょう。
宮田明典
P.S
不動産業界の仕組みを書いた記事はこちらです。HPにある記事ですが結構読まれてます。