自宅の書斎より、
実は昨年の年末に拠点を東京に移しました。
理由として、名古屋だけでなく東京の問い合わせも多いこと。また不動産エージェント業だけでなく、今後はハウスクローバーのプラットフォームを伸ばしていきたいからです。
ちなみに東京の住まいはひとまず賃貸です。理由は一度経験としてタワマンに住んでおきたかったからです。
Youtubeちゃんねるであったり、このブログなんかでもたまに言及していますが、どちらかというとタワマン否定派です。
しかしそんなコンテンツをアップすると決まってくるのが、「住んでから言え」「タワマンのこと何も知らないくせに」という批判めいたメッセージ。
じゃあ一度住んでみようじゃないかと。ただ買うのは流石に気が乗らないので、賃貸でタワマンに住むことにしました。
タワマンを経験しつつ、仕事をしながらいろいろ東京の街を見て、2、3年後くらいにはまた家を買おうかなと考えてます。
しばらくしたら「宮田、タワマンに住んでみた」のような動画でも作りますね(笑)。
さて、前置きが長くなりましたが、この記事では2023年の値段交渉について私の予測を書いていきたいと思います。
値段交渉は物件の希少価値と需給バランスによる
まず値段交渉がしやすい素地があるかどうかがまずは重要なポイントになります。
都市圏の不動産相場は2011年以降、一貫して上昇してきました。
コロナ感染症が流行した後もこの流れは変わることはありませんでした。
しかし、昨今はそんな流れが変わってきているような気がします。
売主の立場から言えば、少し前であれば多少高くても売れそうな強気の相場ですが、2023年以降は、需給のバランスが逆転しだすと予想します。
相場自体は、金利や物価など他の要因も複雑に絡み合うので、現状相場がすぐに下がるようなことはないと思っています。
しかし、金利上昇や景気の不透明感により、買う側が慎重な姿勢に変わりつつあるので、以前のような売主が強気の相場は終わりを迎えるのではないでしょうか。
ただし希少性の高い物件については話は別です。ここが不動産の難しいところですね。
相場はあくまで平均でしかない
当たり前と言えば当たり前ですが、相場はあくまで取引された成約価格の平均値です。
一昔前は、相場が上がればどの不動産も同じように上がっていたのですが、近年は様子が違ってきています。
下がる物件は相場が上がっている中でも下がっていますし、相場が下がっている中でも価格が変わらないような物件も出てきます。
つまり相場である平均値はあるものの、物件による差が大きく、あまり相場は当てにならないような気がします。
価格交渉がしやすい物件が増える
ただし、相場が下がっても価格が下がらない不動産は稀ですので、今後はこれまでよりも交渉がしやすい市況になっていくと思われます。
今までの市況と2023年以降を比較すると、以下のような感じになると思います。
- 希少性が高く人気のある物件:今まで「超強気」⇨ 2023年以降「けっこう強気」
- 希少性は少ないが人気のある高価格帯物件(タワマンなど):今まで「けっこう強気」⇨2023年以降「買ってくれるなら値段交渉には応じます」
- 希少性は少ないが人気のある中価格帯物件:今まで「けっこう強気」⇨2023年以降「多少の値段交渉には応じます」
- 希少性がなく人気もない物件:今まで「買ってくれるなら値段交渉には応じます」⇨2023年以降「いくらだったら買ってくれますか?」
全体としてはこれくらいのスタンスになっていくと予想します。
ただし売り出しのタイミングや、問い合わせの数、人気の度合い、売主のローン残債や急いでいるか否かなど、様々な要因で値引きがしやすいしにくいは変わります。
ものの値段に適正な価格があるように、値段交渉にも適正な価格が物件ごとに存在します。またやり過ぎは逆にすぐに蹴られてしまうので、ちょうどいい塩梅を探りながら進めていきましょう。