オフィスのデスクより、
ここ最近の大きなトレンドで、あなたはシェアリングサービスをご存知でしょうか?
シェアリングエコノミーというスマホが普及したことによって生まれたサービスで、有名なところだとシェアハウスやシェアリングカー、色々とニュースで見かける民泊もシェアリングエコノミーのひとつです。
最近では駐車場シェアというジャンルがひそかに注目を集めています。
駐車場シェアとは、その名の通り余っている駐車場そのものをシェアしてしまうものです。
盛り上がりを見せる駐車場シェア
もともとは「軒先パーキング」や「akippa」といったベンチャー企業が手掛ける知る人知るサービスでしたが、ここ最近に来て時間貸し駐車場の最大手「タイムズ」、も参入し、JAF、楽天も参加。
そして先日リクルートも参入を表明するというニュースがやってきました。これからますます盛り上がりを見せていくであろう駐車場シェアサービス。
何となく聞いているだけだと「ふーん」というだけかもしれませんが、結構なポテンシャルを秘めています。
例えば駐車場付きの家に住んでいるが、平日昼間は車で出勤するから空いているとか、この週末は旅行に出かけるので空いているとか、そもそも止められる台数が余ってるとか、隙間時間や資産を活用して収入につなげることが出来るんです。
特に需要がありそうな場所として考えられるのが、常日頃から時間貸の駐車場が不足する都心部や、ナゴヤドームなど特定の日時に需要が一気に増えるようなエリアなどが考えられます。
収入を住宅ローンに回すことも
利用する側としても、時間貸し駐車場と違い初期投資がかからない分、安価に借りることが出来ます。
しかもサービスの利用自体は、サービス会社がすべてやってくれるので、手間になるようなことはほとんどありません。
利用する側も予約も出来て貸し駐車場には無いメリットを享受できますし、貸す側としても初期投資や面倒な手続きを気にせずに始めることが出来ます。
事例として、甲子園球場の周辺で自宅の空きスペースを貸し出しているところなんかは、野球を中心とした利用者が多く月3万円ほどの収入になっているそうです。
ここまで行かなくても多少の収入でも住宅ローンにまわせるのならそれはそれでありなのではないかなと感じます。
もし中古住宅を探しているものの、こんなに駐車場いらないんだよなとか、マンションだと車に乗らないのに自動的についてきますということが、人にとってはあるかもしれません。
そんな場面に遭遇した時は是非この駐車場シェアのことを思い出してみてください。
マンションでは注意が必要
一戸建ての場合は自分さえ良ければ他に気を使うことはありませんが、マンションの場合は注意が必要です。
そもそもマンションの場合、駐車場は共用部分です。
また管理規約などでは、駐車場の又貸し自体を禁止しているところもあります。
不要なトラブルを招かないためにも事前に管理組合の許可を事前にとるようにした方がいいかもしれません。
ただ駐車場が余っているようなマンションだったら、管理組合自体がこの駐車場シェアを活用するのもマンション管理運営上では案外いいプランなのかもしれないですけどね。
宮田明典
宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。
自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。
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