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戸数が少ないマンションは要注意!

2020.05.08
マンション管理

GW中に、お客様よりマンションのお問い合わせをいくつかいただきました。

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、弊社はお客様からお問い合わせをいただいたマンションの机上調査をしたうえで、そのマンションが将来的にどうなりそうか、その良し悪しを判断してから、内覧などに行きます。

そもそもダメと思われるマンションが半数近くある中で、検討から除外した方がいいマンションを見てもお互いに時間がもったいないので、事前に分かるだけの調査はします。(書類がそろっていない物件もあります)

今回、お問い合わせをいただいたのは、ある高級住宅街にある比較的築浅にあたる中古マンションでした。

早速元付業者(売主側の業者)から管理組合から取り寄せた書類を送ってもらうように依頼し、その内容を確認しました。

もともと築年数の割には、修繕積立金が高いなと思っていました。

だから、

「むしろ修繕積立金はもともと安めの設定でなく、必要と思われる金額を設定しているのかな?」

と思いながら書類に目を通してみました。

すると、

「?」

「なんだこの数字は、、、」

「将来的に修繕積立金が最大で6万円予想!?

しかも建築費が安かったころの数字なので、本当に大丈夫かと不安になり、よくよく書類を見ていたところ、その中古マンションは戸数の少ないマンションでした。

そこで、

「ああ」

と納得して、お客様には買ってはいけない物件であることを伝えました。

物件によって用意されている書類も違い、予測の範疇でマンションの可否を判断することもあるのですが、今回の物件は比較的書類がそろっていたので分かりやすかったです。

しかし、最高で月額で6万円にもなる物件をなかなか見かけたことがありません。

管理費も合わせると、7万~8万円にもなります。

これだけで別の中古マンション買えちゃいます。

そしてそんなマンション、売るときに誰か買ってくれますか?と思ってしまいますよね。

新築で買ってしまった人にとっては気の毒でしかありませんが、こういうマンションは繰り返しになりますが、全体の半数くらいあります。

※データも含めた根拠はこちらの記事『「負け組」マンションを購入してしまわないために・・・』も参照にしてください。

今回はさらに戸数が少ないマンションということで、より一戸あたりの負担が重くなるという条件が重なったケースです。

マンションは本当に玉石混交で、良いマンションは本当にいいのですが、悪いマンションは悪いです。しかもこの問題が深刻な問題になるにはまだ少し先なので性質が悪いですね。

あなたも、高いお金を払って買ってはいけないマンションを買わないようしましょうね。

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ハウスクローバー Founder&CEO

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。 ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。 また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。 全国から毎年300組以上の相談を受け、実際の売買もサポート。 マンション管理調査において、独自のノウハウとロジックを確立し、失敗しないための住宅購入エキスパートとして多くの指名買いを集める。 実際の業務の中で、多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。 2012年〜 不動産会社スタイルイノベーション株式会社を名古屋にて設立 2021年〜 ハウスクローバー株式会社を東京都港区にて設立 2023年〜 拠点を東京に移す ▶︎▶︎ このエージェントに相談する ◀︎◀︎

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