業者選び

不動産業界の常識は世間の非常識

2020年10月20日

オフィスのデスクより、

あなたは不動産業界にどんなイメージをお持ちでしょうか?

はっきり言えないとは思いますが、多くの人は何となくマイナスのイメージを持っているかもしれません。

多そうなのは、「怪しい」とか「騙されそう」とか「口が上手そう」などでしょうか。

業界にいる人間から言わしてもらいますが、全くその通りです(笑)

皆さんが、そういうイメージを持つように私自身も、そういう状況に出会うたびにイラっとすることが多々あります。

一昔前に比べればマシになったのかもしれませんが、「不動産業界の常識は世間の非常識」なんて言葉もあるくらいです。

今日は、「不動産業界の常識で世間の非常識」なものについてお伝えします。

希望連絡方法がメールでも「電話!」

これは実際に物件をポータルサイトなどから問い合わせた方なら実感しているかもしれません。

ポータルサイトとはSUUMOやHOMESといった不動産情報サイトのことをいいますが、問い合わせをするときに「希望連絡方法」を選ぶ項目があります。

「電話」や「メール」「郵送」などから選べますが、「メール」や「郵送」を選べば普通その通りに連絡するものだと思いますが、実際はガンガン電話かかってきます(笑)

すべての業者ではないですが、Googleなどで、検索するときに業者名をいれてスペースをおして、予測ワードに「しつこい」と書いてあったら、まず電話がかかってくると思います。

色々と聞いていると、毎日のようにかかってくる業者もいるそうです。

細かい質問がきたら、適当にごまかす

大きな買い物なので、やはり心配はつきもの。

不安を感じて、営業マンに色々と質問をすると、

「このエリアはよく新築も建っているエリアなので資産価値も大丈夫ですよ」

「変動金利をとりあえず選んでおいて、金利が上がったら固定金利に変えたら大丈夫ですよ」

「物件は古いかもしれませんが、ブランドマンションですし、心配ありませんよ」

なんてもっともらしい回答がきます。

ただ、これらの回答、全部間違っています。

不動産は適当にごまかしても、すぐに分かるわけではないので、とりあえず適当にごまかしとけ!という風潮はたしかにありますね。

もちろん、皆が皆ではないですが。

物件内容より両手取引かをチェック。資産価値が無くてもイメージで売る

日本の不動産業界には他の先進諸国には見られない(国によっては法律で禁止されている)両手取引が認められています。

両手取引とは、売主と買主の両方の仲介に入ることで、両方から仲介手数料をもらう取引です。

一度の取引で売り上げが倍になるので、不動産会社はこの両手取引かどうかは、営業マンの歩合にも関わってくるので、よく見ています。

特に不動産会社が売主になるような、新築やリフォーム済み物件は、お客さんをつけるだけで両手取引となります。

また中古住宅よりもきれいなので、イメージもよく売りやすい。将来の資産価値や相場より高い値段でもイメージでとにかく売ります。

その他、両手仲介には、囲い込みといって、仲介手数料を多くとりたいがために、他の業者が客付けするのを拒否するような背徳行為も一時期よりは減ったものの、たまに見かけます。

不動産業界は、顧客の利益よりも、業者の利益や都合で動くことが多く、こういったことが今の良くないイメージにつながっているのかもしれません。

そんな不動産業界だからこそ、しっかり業者選びを

ほんの一例ですが、こういうことが結構頻繁に起こっています。

私も不動産の仕事は好きですが、この業界の在り方には疑問を感じています。

インターネットの普及によって少しずつ減ってはきているものの、やはりプロと消費者の情報格差はまだまだ圧倒的に大きく、まだまだイメージが良くなるのには時間がかかりそうです。

ただ救いは、私も含め(自分で言っちゃってますが)、顧客に寄り添って業務を行っている業者も一定数います。

不動産業界の仕組みを言えば、どこの不動産会社からでも同じ物件を購入できるようになっているので、どこの不動産会社から購入するか?という視点を持つことが、大きな買い物で失敗しないための第一歩なのかもしれないですね。

あなたは、自分のパートナーをちゃんと探せていますか?

宮田明典

P.S

弊社は顧客に徹底的に寄り添う、不動産エージェントのネットワーク「HOUSECLOUVER」を展開しています。

≫ 不動産エージェント「HOUSECLOUVER」 ≪

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