自宅の書斎より、
「なぜ住宅を買いたいのですか?」
この問いにあなたならなんて答えますか?
よく僕はこの質問をお客さんにしたりします。
要は購入動機なんですが、よく返ってくる返答は、
「賃貸で家賃を払い続けているのがもったいないから」
「老後のことが心配で」
「子供が生まれるし、自分の家が欲しい」
あたりが多い気がします。
あなたもこのブログを読んでいるということは、何らかの理由があって家を買うことを検討しているのではないかと思います。
僕と実際に会ってお話した方なら何となくわかっていただけると思いますが、結構僕って色んな話をするんですよね。
もちろん、家の話はするのですが、仕事のことだったり家庭のことだったり、これまでの暮らしのことだったり、周りから見てたらあんまり不動産の営業っぽくないことをよく話したりしています。
もともと話すのが好きというのもあるのですが、実はこういったたわいもない話からその人の考え方だったり、価値観だったりというのが結構見えて来たります。
言葉だけの理由よりもその裏にある背景なんかも何となく分かってきます。
なかなか言葉にしにくいんですけどね。
ただやりとりを続けていると、何となく物件を探していて、「あ、これ買うんじゃないかな?」なんてことも分かるようになってきます。
しかも結構な確率で当たったりします。不思議な感じがしますよね。
その人の価値観や家を買うことでどんな風になりたいかが見えてくると、どんな家が当てはまるのかが見えてくるといえばいいのでしょうか。
もちろん、それが叶うようにお金の面や物件のことなどをフォローしていくことは欠かせません。
ただこんな仕事の仕方なので、あまり営業をしている感覚が薄いというか、あまり売っている感がありません。
だらだらと書いてしまいましたが、何が言いたいのかというと、まずは住宅を探し出す前にじっくりと付き合っていける担当者を探しましょうということです。
ちゃんとした担当者であれば、自分の言葉にならない「家を買う理由」なんかも具現化してくれます。
家を買うことがゴールではなく、スタートであることを考えれば、その後のあなたのしたい暮らしを一緒に考えてくれる人に担当してもらった方がいい気がします。
家を探す正しい順序は、「不動産業者(担当者)選び」 → 「物件探し」です。
その方が、そういった担当者に出会える可能性が高いです。
あなたもまずは家を買ってどんな暮らしをしたいのかを共有できる担当者を見つけるようにしたいですね。
宮田明典