時事・知識・マインド

購入する物件を決める時のポイント

2020年7月16日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

物件を購入する時は、一番最初に新築にするのか、中古にするのか、マンションにするのか、戸建にするのかを考えると思います。

実際にどっちがいいかを決めている方もいれば、いくつか選択肢を残しながら探している方もいます。

ここでは、どんな物件を購入すれば良いかを考えるポイントを3つご紹介します。

1.実現したい暮らしをイメージする

まず一番初めに、家を購入してどんな暮らしをしたいかをイメージするところから始めてください。

そしてこのイメージすることは出来れば家族で行っていただいた方がいいです。

例えば、「ペットと暮らしたいので一軒家がいい」とか、「メンテナンスのことを考えるのは面倒だから、マンションがいい」とか、実現したい暮らしをイメージすることで、どんな物件がいいか分かるようになります。

2.物件ごとの特徴を理解する

【マンションの特徴】

  • 毎月維持管理費がかかる。
  • 管理や修繕などは、管理組合が運営する
  • 増改築が出来ない
  • 壁で他の住戸とつながっているため、生活音が気になる物件も
  • ペットの飼育に制限がある

【戸建の特徴】

  • 毎月の修繕管理費はかからない
  • 管理や修繕は全部自分で管理する
  • 増改築等も法的にOKであれば、自由に出来る
  • 生活音が気にならない
  • ペットの飼育に制限が無い

※戸建とマンションのメリット・デメリットの比較は以前の記事「マンションvs戸建て」もご参照ください。

【新築の特徴】

  • 完成を待つ前に契約を決めることが多い
  • 立地や条件などが同じなら、中古よりも高い
  • 設備は最新のもの
  • 駅近の物件は少ない

【中古の特徴】

  • 実際に物件を見て決めることが出来る
  • 立地や条件などが同じなら、新築よりも安い
  • 設備が古く、交換が必要なものもある
  • 駅近の物件も多い

などなど、それぞれの物件の特徴を知ることで、物件も選びやすくなると思います。

3.購入後にかかる費用を知る

最後のポイントは、購入後の費用を正しく理解することです。

マンションは管理費や修繕積立金、駐車場代などの費用がかかります。

そしてそのマンションに住み続ける限りかかります。

その分運営は全て管理組合・管理会社で行うので、運営がしっかりしていれば安心感はあります。

それに対して戸建にはそのような費用はかかりません。

しかし修繕やメンテナンスをしないわけにはいきません。100㎡の戸建にかかる修繕費用の目安は30年で800万円と言われています。

見た目のランニングコストは、戸建が有利に見えますが、修繕費用や草むしりや清掃などの見えないコストについても考えておきたいところです。

これらのポイントを考えつつ、どんな物件が良いか決めていきましょう。

宮田明典

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宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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