宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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時事・知識・マインド

2019/5/26

今さら聞けない不動産業界のこと

オフィスのデスクより、 僕は営業として、色々なお客様と話す機会が多い分、色んなご質問やご意見をいただくことがあります。 分かっているようでイマイチ分からない。でもこれって誰に聞いたらいいのか分からない。そんな質問を今回は集めてみました。 一言で不動産業界といっても、色々なジャンルがありますので、今回は当社の主力でもある不動産売買仲介業についてです。 Q1.なんでポータルサイトに同じ物件が何件も載っているの? これはそんなもんだと分かっている方は多いかもしれませんが、理由を聞かれると答えられない人が多いかも ...

時事・知識・マインド

2019/5/24

住宅ローン破綻者が働き方改革で増えている!?

オフィスのデスクより、 先日、NHKの「クローズアップ現代+」でなかなかショッキングな特集が組まれていました。それは、政府が推し進めている働き方改革によって、住宅ローン破綻をする人が急増しているというもの。 みずほ総合研究所の行った調査では、この働き方改革によって一律に60時間超えの残業時間が規制された場合、一人当たり月7万円、国全体で5.6兆円もの給与が吹き飛んでしまうそうです。 月7万円だと年間で84万円なので、かなり家計にとって痛手となる大幅減です。もともと残業が常態化していた日本のサラリーマンにと ...

時事・知識・マインド

2019/5/23

管理費の使い道、どこまで知ってる?

自宅の書斎より、 マンションを探している人でなくても、言葉はまず知っているであろう管理費。マンションを購入すると、住宅ローンに加えて毎月かかってくるお金です。 修繕積立金と合計すると、物件にもよりますが1万~5万円にもなるため、家計にとっても決して小さくない金額です。 修繕積立金は、その名の通り修繕にかかる費用として積み立てているお金で、資産価値の維持に必要なお金です。 戸建であれば毎月発生はしないものの、修繕自体は将来発生するため、どちらもそう変わりはありません。 ただ管理費は戸建はかからないマンション ...

物件選び

2020/5/15

「負け組」マンションを購入してしまわないために・・・

本山のスタバより、 先日、国土交通省から「平成30年度マンション総合調査」が発表されました。 このマンション調査が面白いのは、購入者に対する調査ではなく、現所有者や管理組合に対する調査であるということです。 購入する立場としては、マンションの現況を理解しておくことは非常に大切なことだと思います。 しかもこの調査はちょうど5年前の平成25年にも実施されているので、その対比をすることで傾向も見ることができます。 またその傾向をしっかり把握することで、マンション探しの色んなヒントを得られると思います。 今回は、 ...

物件選び

2019/5/17

一戸建てを検討するときは、リノベーションも選択肢に

新幹線の中より、 一戸建てを検討するとき、新築から中古まで色んな選択肢があると思うのですが、それぞれにメリット・デメリットがあります。 どんな物件がいいかは、最終的にその方の価値観によるところが大きいのですが、今回は、一戸建てを検討するときのポイントをお伝えしたいと思います。 新築戸建てのメリット・デメリット 新築が選ばれる理由として一番多いのが、「何となく新築が気持ちいいから」という理由だそうです(国土交通省:住宅市場動向調査より)。 たしかに新築は、買った人が一番最初に住むため使用感もなく、新品である ...

時事・知識・マインド

2019/5/15

エリアの底力は戸建の価格トレンドを見ると分かる!?

オフィスのデスクより、 ここ最近は、月に1回以上は東京に出張することがあります。 行くたびに思いますが、ビルの多さやマンションの多さには感嘆とします。 新築マンションが余ってきているという話も聞きますが、まだまだ建設途中のマンションも多くありました。 電車に乗っていても、新築マンションの広告がたくさん貼ってありました。 地場の不動産業者いわく、最近では新築だけでなく、中古マンションの値上りも一服して、新築・中古に限らず一戸建て住宅が活況のようです。 マンションと一戸建の価格が逆転 もともと一戸建ての方が、 ...

時事・知識・マインド

2019/5/14

ハウスメーカーも統廃合の時代がやってくる?

名駅のスタバより、 先日あるニュースが住宅業界を駆け巡りました。 そのニュースとは、パナソニックホームズとトヨタホームが経営を統合するというものです。 両社が新設会社を設立して、そこに住宅部門や建築部門を統合させるそうです。 表向きはスマートホームの推進ですが、本当のところは、これから本格的に進むであろう国内住宅産業の縮小です。 あるデータによると、2030年までには今の住宅着工件数は、約4割減ると言われています。 つまり新築産業は、今後10年をかけて4割も減るのです。 そんな将来を見据えての統合なのでし ...

業者選び

2019/5/8

耐震基準適合証明書を知らない不動産のプロたち

オフィスのデスクより、 先月の終わり、緑区にある中古戸建ての決済引渡しがありました。 築20年を超える建物だったため、耐震基準適合証明書を発行する手続きをしました。 これで住宅ローン控除や登記費用・不動産取得税の減税が利用できるようになります。 私からしてみたら至極当然のことなのですが、立会いの司法書士が驚いていました。 「他の不動産屋さんとか、この書類取り付ける人、ほとんどいないですよ。」 「この書類がすっと出てきてビックリしました。」 ちょうど売主さんや買主さんをはじめ、みんなが集まっている場です。 ...

住宅ローン

2019/6/24

フラット35で不正利用融資が発覚

オフィスのデスクより、 令和元年早々に、不動産業界にまたよからぬニュースが流れました。 第一報はGW中のことでした。 「借金帳消し」甘い文句で若者勧誘 元社員が明かす不正 https://www.asahi.com/articles/ASM4S35C8M4SUUPI005.html 永く不動産業界に身を置いている身としては、昨年から続く「かぼちゃの馬車」「スルガ銀行の不正融資」「レオパレスの耐震偽装」など、以前から割と知られていることでした。 ただ知られているというのは程度の問題で、今回も一部業者が、やり ...

時事・知識・マインド

2019/5/6

令和の時代にふさわしい家探しとは?

2019年5月1日、歴史的な日を迎えました。 31年にわたる平成が終わり、令和という新しい時代が始まりました。 元号が変わっても、すぐに世の中が変わるわけではありませんが、閉塞感の漂う今の日本が少しでも良くなればいいなと思います。 さて、今回は令和になって最初のブログということで、令和時代にふさわしい家探しについて考えてみたいと思います。 人口はこのまま減り続けるのか? 随分と前から、日本は少子高齢化が進み、人口の減少もすでにはじまっています。 これらのことは、住宅産業にも多大に影響を及ぼしていて、家余り ...