オフィスのデスクより、
今日何気なくYahooニュースのトップページを見ていたら「大塚家具 中古売買を本格展開」というニュースが飛び込んできました。それを見た僕は、「え!? 大塚家具がとうとう不動産も始めるのか?」と思いクリックしました。内容を読むと、中古売買は売買でも家具の中古売買のことでした。
ややこしいですね。そう思ってしまうのは職業病でしょうか?僕と同じことを思ってこのニュースをクリックした同業者はきっと多そう(笑)
大塚家具と言えば、少し前に創業者である父親と現社長の娘のバトルが有名ですよね。経営方針の違いからなのでしょうが、実の親子でもここまで憎しみ合ってしまうものなのかと思いました。最終的に娘が勝ったわけではありますが、これからどうなっていくのでしょうか?業績自体はまだあまりかんばしいものではないですが、これから成長していけるといいですよね。
安くてもそれなりにいい家具は増えてきていますが、やはり値段相応に質感も変わってきます。高級路線もそうですがちょうど真ん中くらいの中価格路線は僕はいいんじゃないかなと勝手に考えております。
家具って、なんの変哲の無い部屋でも、おくだけで全然雰囲気が変わりますよね。センスのいい部屋は普通の部屋でも、上手にインテリアで演出されています。僕もこの手のことはかなり好きな方で、会社の事務所は結構おしゃれな感じにしてあります。
この上手に部屋を演出することを 「ホームステージング」といいいます。このホームステージングは、実は不動産業界にとってとても身近な存在です。よく新築マンションのモデルルームなどにいくと、家具や雑貨が置かれています。なぜ置いてあるかというと良く見せるためです。何もない部屋だとどれだけいい内装でもなかなか生活のイメージがわかないんですよね。
最近では中古住宅でも見られるようになってきましたが、まだごくごく一部です。欧米では割と一般的なことなのですが。実際に色んな物件を扱う機会が多いのですが、やはりこの「ホームステージング」をやってある物件の売却は早いです。
当社でも物件の売却をお手伝いするときは、住んでいるときであれば良く見せるアドバイスは出来るのですが、空き家で持ち主が個人の場合は、どうしようか悩みますね。
一通りの家具を自社で揃えてしまってもいいのですが、やはり家によって家具の相性ってありますからね。とくにサイズ感とか色とか。そうやって考えていると、アイディアマンな僕は、また一つ事業のアイディアを思いついちゃいました。今はまだまだ日本ではマイナーなホームステージングですが、大塚家具もここに目を付けたら結構な市場になりそうなのになーと、勝手に考えてます。
これからはこれまでよりも長寿命化やライフスタイルの多様化により住み替える回数が増えていくことが予測されます。もし将来家を売却することを考えるのではあれば、見せ方を工夫するだけで売却期間や値段に大きく影響することを思い出してくださいね。その時には是非僕のことも一緒に思い出してくださいね。
宮田明典
P.S
アイディアは内緒ですが、これから中古住宅市場が発達するにつれておそらく出てくるだろうとは思います。というかもうあるかもしれないですねけどね。