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中古マンションでリノベーションする時は構造に注意が必要!

リフォーム・リノベーション

オフィスのデスクより、

最近は中古マンションを購入してリノベーションをしたいという方の相談をよく受けるようになりました。

中古マンションで実際に物件を探すときは、構造に注意が必要になってきます。なぜなら構造によって間取り変更が出来たり、出来なかったりするからです。

今日は、リノベーションをする時の中古マンションの選び方と、構造について説明していきます。

マンションには大きく分けて2つの工法があります。まず一つは「ラーメン構造」と呼ばれる工法です。ドイツ語で「額縁」とか「枠」という意味になります。

柱と梁がしっかり接合されており、耐力壁や筋交を入れなくても耐震性が確保できるという工法で、多くのマンションに採用されています。この工法では、耐力壁がないので、壁を取り払って自由に間取りを変更することができます。比較的リノベーション向きのマンションと言えます。

もう一つは「壁式構造」と呼ばれる工法です。この工法では、壁で建物を支える工法になるため、壁が構造上必要な耐力壁となっており、自由に取り払うことが出来ません。間取り変更を伴うリノベーションには向かない工法になります。

ラーメン構造と壁式構造の違い。ラーメン構造は柱、梁で構成する。壁式構造は壁で建物を支えていて、窓が小さくなる傾向がある(出典: 一般社団法人日本建築学会 )

ラーメン構造と壁式構造のメリット・デメリット

ラーメン構造のメリットは、大きな窓を取りつけることが出来ること、間取りの変更が比較できることがあげられます。

逆にデメリットとしては、室内に梁などがあり、家具の配置などを気にしなければいけません。しかし、最近のマンションでは「外梁(アウトフレーム)工法」で、柱や梁を外に出してしまうことで、室内がすっきりする工法もあります。

壁式構造のメリットは、壁という面で建物を支えるので耐震性が優れています。阪神大震災の時でも、古いマンションで壁式構造のマンションで倒壊したものはほとんどなかったそうです。

実際に壁式構造の旧耐震の中古マンションで耐震診断をすると現行の基準を満たすという結果が出ている物件も見かけます。また柱や梁で建物を支えるわけではないので、室内に梁などがなくスッキリします。

デメリットは、大きな開口部を設けることが出来ないことと、間取り変更がしにくいことです。

それぞれのメリット・デメリットを考えたうえで、ご自身のリノベーションプランと照らし合わせて選んでいくようにしましょう。

ラーメン構造と壁式構造の見分け方

2つの構造の簡単な見分け方があります。それは建物の階数です。4階から5階くらいまでの低層マンションであれば、比較的ラーメン構造が多く採用されています。

それを超えるマンションではラーメン構造が比較的多く採用されています。室内を見れば大体分かりますが、インターネット上で物件の取捨選択を行う時の参考にしてください。

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ハウスクローバー Founder&CEO

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。 ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。 また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。 全国から毎年300組以上の相談を受け、実際の売買もサポート。 マンション管理調査において、独自のノウハウとロジックを確立し、失敗しないための住宅購入エキスパートとして多くの指名買いを集める。 実際の業務の中で、多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。 2012年〜 不動産会社スタイルイノベーション株式会社を名古屋にて設立 2021年〜 ハウスクローバー株式会社を東京都港区にて設立 2023年〜 拠点を東京に移す ▶︎▶︎ このエージェントに相談する ◀︎◀︎

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