オフィスのデスクより、
ここ最近、毎年のように水害による被害が全国各地で発生しています。
昨年くらいまでは、どちらかというと西日本での被害が多く発生していましたが、今年は関東で被害が多く発生しました。
その中でも特に被害が大きかったのが、千葉県です。風害のあとに水害と自然の猛威を感じずにはいられません。
今回の災害に限らず、災害が発生した時に被害を受ける立地の多くは、ハザードマップを見たり過去の地歴を見れば、大体予想されていた立地だそうです。
ここまで頻繁に災害が発生すると、否が応でも災害リスクに注意がいきます。それ自体は悪いことだとは思いませんが、問題はどうやって災害リスクを把握するか。
自治体のハザードマップを確認するのはもちろんのこと、過去の地歴を昔の地図で確認するとよいと思います。
しかし昔の地図というの私も調査などで見たりしますが、見慣れていないと結構身にくいです。
そもそも今のように場所によっては道路もなく、目印になるような建物もないことも多いので、どこを見たらいいのかが分からないことが多くあります。
昔の地図で自分が購入したいと思う場所を見ることは、災害に強そうなのか弱そうなのかが分かりますし、昔はこんな建物が建っていたんだ、なんて発見もあり結構新鮮です。
そこでわざわざ図書館に行って、見るのが難しい地図をにらめっこするのもな、と思うあなたにピッタリなサイトがあります。
それは「今昔マップ on the Web」というサイトです。
このサイトでは1888年からの地図を見ることが出来ます。1888年といえば、時は明治時代。
大政奉還があったのが1868年なので、江戸時代から20年ほどあとの時代です。名古屋城も現役の頃です。そんな前の地図から見ることが出来るんですね。
しかもこのサイトの素晴らしいところは、今と昔の地図を画面上で2つに並べてみることが出来るんです。
この画面では名古屋城を中心に移しています。
ピンポイントで見たいところは、マウスも今と昔で連動して動くので、どこがどこというのがすぐに分かります。
ここは昔何も田んぼだったんだなとか、ここは集落があったところなんだとか、歴史も学べそうです。
使ってみる目的は、やはり購入したい住宅のエリアには昔何があったのかを知ることですが、何となく目的もなく見ているだけでも結構楽しいと思いますよ。
もしあなたも時間があるようでしたら使ってみてください。出来ればスマホよりもパソコンの方が見やすいと思います。
宮田明典
「今昔マップ on the Web」のサイトはこちら