自宅の書斎より、
マンションは一戸建てと比べて投資マネーが流入しやすく、特にタワーマンションにおいては金融商品と近いような値動きをします。
そのせいか、マンションを購入する方の中には、「もう少し経ったら安くなるのでは?」「オリンピックが終わったら安くなるからオリンピック後に」なんて言う方もいます。
大きな買い物ですので、少しでも安く買いたいという気持ちも分かります。しかし、本当にそれで正しいのかということはまた別の話です。
そこでこの記事では、あくまで私個人的な見解ではありますが、マンション購入のタイミングを考えるうえで知っておいてほしいことをお伝えします。
この記事は動画でもご覧になれます。
⇒ 動画で見る(Youtubeにジャンプします)
相場はそもそも読めない
まず根本的な話ですが、相場は読めません。あくまで結果論でしかないのです。
そんな水物に近い相場を読むことは正直現実的ではありません。
ですから、そもそも「もうすぐ下がるだろう」とか、「まだ大丈夫だろう」といったことは後になってからでないと分からないことであり、多くの人が思っていたのと逆に動いたりすることもあります。
相場を読んでいる間に損することも
ではもう少ししたら下がると読んで、マンション購入のタイミングを3年ずらした時、その間の家賃はどうなるのでしょうか?
家賃は大家さんの収入になるだけで、あなたにとっては完全な支出です。
そして3年後には、3年間で支払った家賃以上に下がっていないと、そもそも損です。
さらに購入時期を遅らせたことで、住宅ローンの支払い期間があとにずれるため、ライフプランニングにも影響があります。
購入したいと思った時がマンション購入のタイミング
つまるところ、購入したいと思った時がマンション購入のタイミングです。
ライフサイクルによって、結婚や出産など色々あると思います。
マンション購入はどうなるかわからない相場を読もうとするよりも、あなたのタイミングで購入した方が、結果としてはいいと思います。
それに短期間で売却する予定ならともかく、たいていの人は10年以上は住むので、なおさら相場は気にする必要はないと考えています。
相場よりも気を付けることとは?
今は不動産相場が上がっていると言われていて、「バブル期の最高額を更新した」なんてニュースもありますが、一昔のバブルのころとは全く様子が違います。
かつてのバブル期は日本全国の不動産相場が上昇したのですが、今は違います。
上がっているところもあれば、下がっているところもあるのです。
東海圏でも、愛知県は上がっていますが、岐阜県と三重県は下がっています。
つまり、価値があると考えられる不動産は上昇し、そうでない不動産は下がるという、不動産の格差が起きてきているのです。
そして、都心部でも今後、個別の不動産格差は発生してきます。買ってはいけない不動産は都心部でもたくさん存在します。
ですから、今後は相場を気にするよりも、価値が下がりにくい不動産を見極めることの方が重要になると思います。
相場はコントロールはできませんが、価値が下がりにくい不動産を見分けることであれば出来ます。
そんな時に力になるのが、不動産エージェントです。
ぜひあなたも不動産エージェントの力を借りて、後悔のないマンション購入をするようにしてくださいね。
宮田明典
P.S
現在、全国の不動産エージェントが探せるサイトを立ち上げています。順次新しい不動産エージェントも追加していきますので、名古屋圏の方以外はぜひチェックしておいてください!