自宅の書斎より、
ここ最近、ようやく秋らしいというか11月らしいというか、ようやく肌寒さを感じるようになってきました。
紅葉に温泉など、この時期ならではのことも楽しんでみたいです。
さて、今日は長期修繕計画の話をさせていただきます。
私の仲介サービスやハウスクローバーでは、マンションを購入するときに、管理組合の財務状況をチェックして、将来、修繕積立金不足により、大幅な毎月の積立金の値上げや、一時金などの徴収が発生するようなマンションを判断してお客様に情報として提供しています。
なぜ修繕積立金の調査が重要なのかは、こちらの記事にガッツリ書いてありますので、こちらも合わせてご覧ください。
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https://houseclouver.jp/manshion-shuuzentumitatekin/
houseclouver.jp
マンションの積立金の過不足を判断する時に、長期修繕計画書を参照にする方は、一般の方はもちろん実はプロでも多かったります。
しかし、私はこう思ってます。
「長期修繕計画書、全然当てにならねー」
なぜかというと、長期修繕計画書は管理会社の思惑が反映され過ぎているからです。
管理会社の思惑とは、「なるべく組合の積立金を値上げること」です。
どういうことか。
管理会社は修繕工事関係でも利益を出しているからです。
具体的には業者を斡旋して得られるキックバックですね。
管理費はなかなか値上げしたくても値上げしにくいので(管理会社を変えられてしまうリスクがあるから)、積立金を値上げして利益を確保しようとするのです。
そして積立金を値上げするためには、根拠がいるのですが、その根拠となるのが長期修繕計画書です。
「長期修繕計画書を作ったのですが、将来これだけ不足する可能性があるので、今から積立金の値上げを検討しましょう」
と、さも管理組合のために提案をしてきているような顔をして値上げを提案してきます。
実際私のところにも、過去にマンションを仲介したお客さんから「管理会社からこんな提案が来てます」という相談が来るようになってきました。
最近では物価上昇や建築費上昇を理由に、ここぞとばかりに値上げの提案をしてきているみたいですね。
そこで私はお客様にその提案とその根拠となる長期修繕計画書を拝見させてもらうのですが、その計画書がもう舐めてるのなんのって、、、
明らかなぼったくり見積もりで長期修繕計画書を作ってきているのです。
本当に管理会社は舐めてるなと。
まじで舐めてます。
管理組合を自分たちの財布とでも思っているのでしょうか。
私は、購入時に財務状況をしっかり調査して、大きく不足するようなことがないマンションをしっかり見極めてます。
しかし買ってもらった後に、管理会社からこんなボッタクリに合いそうになっているなんて許せないなと。
そこで、最近では取り扱い実績の多い名古屋からマンション管理士のネットワークを作り斡旋することを始めています。
実際、相談があったお客様には実績のあるマンション管理士を紹介してます。
これから成功事例を積み上げていく段階ですが、将来的な目標として、管理会社からぼったくられそうになる管理組合を助けられるような仕組みを作り、全国的に広げていきたいなと考えています。
ただこのようなサービスができても、マンションの管理組合の調査が不要なわけではありません。
すでに終わっている(相当ぼったくられた後)マンションもあるので、そこは見極めは絶対です。
ただ今後の運営次第で良くも悪くもなるような状況の時は、購入者の気持ち次第ですが、なんとかはできるような体制を作りたいなと思っています。
P.S
管理組合の調査を希望される方はこちらを参照ください。
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マンション管理組合の調査サービス
マンションの財務状況を調査するインスペクションサービスです。マンションの価値は、立地と管理で決まります。買ってはいけないマンションを買わないように、事前に財務状況を見分けることで判断の大きな手助けとな ...
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