オフィスのデスクより、
住宅ローンを借り入れるとき、フラット35を除く一般的な銀行では「人を見て貸す」と言われています。
「人を見て貸す」というのは分かるけれども、一体どんなことを重視しているのかというのは意外に知られていません。
そこで今回は国土交通省が公表している「民間住宅ローンの実態に関する調査」から、銀行がどんなところを審査の重点に置いているのか、見ていきたいと思います。
住宅ローンの審査で重視される項目
それでは早速、調査結果から見ていきます。
何となく、多くの方が持っているイメージで雇用形態や給与、勤続年数のランキングはそこまで高くありません。
むしろ上位は完済年齢や、健康状態だったりします。実際健康状態では、団体信用生命保険への加入が必須になっているところも多くあります。
それに完済年齢や借入年齢も、金融機関によっては結構聞いてきます。
健康で若い方が借り入れには有利
実際に銀行で借りる場合には、健康で若い方が有利になるそうです。
もちろん担保評価やその他の項目も重視されるのですが、希望する条件が通りやすいのは、確かに若い方が多いような気がしなくもありません。
ただ金融機関によって上位6位の重視度はまちまちです。
この辺りは金融機関によって、特徴はあるので、実際に不動産仲介業者などに聞いてみると、感覚的に分かっていることが多いかもしれません。
私も普段よく使うところは、何となくどこを重視しているかはわかります。
属人性が少ないフラット35
銀行は一般的に「人を見て貸す」と言われますが、フラット35は「物件を見て貸す」と言われています。
たとえ若くなくても、健康でなくても、正社員でなくても、一定の条件に当てはまりさえすれば借りることが出来ます。
しかも、借りている期間中、ずっと固定金利で金額が上がることはありません。
また物件が一定の基準を満たせば、借り入れ当初の5年、もしくは10年の金利が優遇されたりするうこともあり、内容は一般的な金融機関に引けをとりません。
もし、この調査結果を見て少し不安を感じる方は、フラット35の審査も検討するのもいいかもしれませんね。
宮田明典
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