オフィスのデスクより、
あなたは貯金が出来るタイプですか?
私はどちらかといえば苦手な方です。
というよりもいくら家の貯金があるかも知りません。
すべて家内任せです。私がやってもロクなことになりません(笑)
よく家計でいくらくらい貯蓄があるのかというアンケートなんかがあったりしますが、家庭によってバラツキはかなり大きいですよね。
100万円以下という家庭も結構な割合でいるようです。
業務をしている中で、たくさんのご家庭の家探しをお手伝いさせていただいておりますが、頭金の額は本当にバラバラです。
頭金は本当に多い方がいいのか?
よくあるのが、自己資金が貯まるまで待った方がいいのでしょうか?という質問。
確かに自己資金があった方が借入金額も少なくて済むし、ライフプランニングとしてもいいような気がします。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
何となくそうしたほうがいい気がしますが、計算をしてみると実は逆なんです。
細かい計算はここでは省略しますが、一生賃貸で大丈夫!という方以外は、家を購入するのは早ければ早いほど得になるのです。
頭金を貯めた方が得という幻想
この事実をプランニングソフトをシミュレーションしながらお客様に話していくと、みなさんかなり驚かれます。
頭金を貯めることによって得するのは、貯めたお金にかかる金利だけです。
これだけの低金利なので、社員寮の方でも多少の住居費用がかかっているのであれば、よほどの金額を貯金しない限り早く買った方が得という計算になります。
ところで、なんでそう思ったのか掘り下げていくと、どうも親御さんにもう少しお金を貯めた方がいいのではないかと言われたそうです。
たしかに親御さんの世代は金利が高く、総支払額が最終的に物件金額の倍になっていたこともザラでした。
一番高い時なんかだと、変動金利で9%もありました。
そういう時であれば、頭金を増やして少しでも借入金額を低くした方が得だったのかもしれません。
しかし、今はこれだけの低金利なので、金利分の負担は本当にその時と比べるとはるかに少ないです。
これまでの常識を疑ってみることも必要
人の脳みその構造って、たくさんの情報を処理できるように、一度潜在意識にすりこまれた情報をもとに判断するそうです。
そうすることによって情報判断ひとつひとつに時間をかけず、よりたくさんの情報を処理しているそうです。
この話もそういった類の話でしょうか?
何となく新築がいいって言っている人も、つき詰めていくと最終的に中古住宅を購入している人も相当数います。
大切なのは、真実をしっかり理解することではないでしょうか?
特に現代は一昔前の常識が、すでに常識でなくなってしまっていることって結構あると思います。
何となく家族や友達に聞いたから、、、という理由で色々と物事を進めてしまうのには少し心配な気もします。
人生で一番大きな買い物と言われている住宅なので、失敗をしないようにいい買い物が出来るようにしたいですよね。
宮田明典