オフィスのデスクより、
先週の土曜日、当社にFP相談にいらっしゃった方からいただいた質問です。
「賃貸と持ち家ってどっちがいいんですか?」
この方は、現在賃貸にお住まいで、これからも賃貸に住むのか、それとも住宅を買った方がいいのか、かなり迷われていました。
この結論は、正直なところどちらが正解というものではないですが、強いて言うなら僕はいつもこう答えています。
「価値観次第です」と。
支払う金額自体はトータルでそこまで変わらない
ちなみに賃貸と持ち家に支払う金額自体は、長い目で見ればトントンです。これはもしライフプランニングを受けていただければ分かります。
違いといえば支払いのペースでしょうか。持ち家は現役世代に支払う金額が多くなり、賃貸は老後に支払う金額が高くなります。
あくまで一般論としてなのでケースバイケースです。
ライフスタイルに対する価値観
そもそも同じところに住み続けたくない、っていう人も世の名にはいますよね。
仕事で転勤が多かったりとか。そういう方は賃貸の方がいいかもしれません。
他にも法人の役員の方なんかも、社宅とすれば家賃負担は半分以下になるので、賃貸の方が有利ということもあります。
セーフティネットに違い
違いがあるとすれば、セーフティネットとして働く団体信用生命保険でしょうか。
これは、お金を借りていたご主人に万が一のことがあった場合に、保険から住宅ローンが支払われるというもので、その名の通り保険です。
ちなみに最近では3大疾病はもちろん8大疾病なんていう特約が付いたものもあります。
賃貸ではもしご主人に何かあったとしても支払いを免除してもらえたり減額してもらえたりすることは、まずありません。
ライフプラン上で気を付けること
賃貸と持ち家では、正直現役世代ではそこまで差がつかない気がします。むしろ差がつくのは老後でしょうか。
賃貸は老後も生きている限り家賃を払わなければいけません。年金はおそらく減る一方です。しかも年配の方は賃貸が借りにくいです。
賃貸は気は楽な分、それなりにしっかり蓄えておかないと老後破たんします。
持ち家であれば、とりあえず家賃は発生しません。もちろん修繕費や固定資産税などの固定費はかかりますが。
ただ物件さえ間違えていなければ資産なので、売却してそのお金を元手に安いマンションに住みかえたり、リバースモーゲージでお金を調達したりと、選択肢は広がります。
災害に対するリスクもありませが、ある程度保険でカバーも出来ます。
こういったことから、どちらがいいかは何となく持ち家の方がいい気がしてしまいますが、どっちがいいと決めつけているわけではないですよ。
ただ、これを読んでくれているあなたは、どちらかといえば持ち家派だと思います。
持ち家であれば、持ち家を持つためのきちんとした戦略をもって希望の暮らしを叶えてくださいね!
宮田明典
もちろん、パートナーとして当社を選んでいただけるなら、家を探す前から購入した後もしっかりサポートいたします。
一緒に家と人生の戦略を立てましょう。
宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。
自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。
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