オフィスのデスクより、
先週の週末も3組ほどの方が勉強会にご参加くださいました。
2時間ほどの時間の中で、半分くらいはお金のパートになります。
正しい予算の考え方や、住宅ローンの借り方と返し方など、みなさん結構「へえ~」が出てます。
「へえ~」という反応が勉強会の時の僕のモチベーションだったりします。
そして勉強会が終わると半分くらいの方が、もう一歩踏み込んだファイナンシャルプランニングをしたいということになって、個別で相談に応じていきます。
最初に身に着けておきたい、マネーIQ
一番最初に身に着けておいてほしいのがマネーIQです。
日本というのは欧米諸国に比べてお金の教育が非常に乏しいと言われています。
欧米諸国では子供のころからお金の話や金利の教育などを受けますが、日本でお金の話をすることは「卑しい」ものとされ忌み嫌われています。
そういった社会的な背景もあり、欧米諸国では友人にいたら助かる職業のトップ3にファイナンシャルプランナー(以下、FP)が数えられています。
翻って日本では、FPが職業として何となく認知はされているものの、必要性や意義を感じていない方がほとんどです。
このマネーIQを高めて、住宅購入で失敗しないためのお金の予備知識を持つことが、実は非常に大切なのです。
ファイナンシャルプランニングで予算を確認
勉強会の多くの時間を使って、基礎的なファイナンスの知識をお伝えすることもあり、多くの人がファイナンシャルプランニングの必要性を感じていただけます。
実際に多くの方が、ファイナンシャルプランニングを事前にしておくことで、欲しいと思った物件が見つかった時にすぐに行動に移すことができたと、準備としての有用性について実感してもらっています。
個別のファイナンシャルプランニングでは、将来の老後の収支やお子様の教育費の予定といった、3大支出と呼ばれる費用をシミュレーションしながら、住宅支出に回せる適正な予算を計算していきます。
実際には、自分で考えている予算が適正なのか、確かめたいという方が多い気がします。
シミュレーションをしてみて、特段問題は無さそうですとなる方もいれば、このまま行くと資金がショートしてしまうところが出てしまうので、こういった対策を立てればこの予算でも大丈夫です、となる方もいます。
やはり大きな買い物なので、失敗は許されません。不安な気持ちがあって当たり前です。
そこでファイナンシャルプランニングをすることで、少しでも不安をぬぐえるようにしています。
実際に物件を探していくと・・
ファイナンシャルプランニングをして予算的には大丈夫となれば、本格的な物件探しが始まります。
物件を探していくと多いのが、実は途中で予算が上がってしまうこと。
予算が上がるというよりも、欲しいと思う物件に出会えたと思ったら予算を上回っていた。
実はこのケースは結構あります。
そして最後にもう一度その価格でライフプラン上問題にならないか、問題がありそうならどんな対策をするべきか、をシミュレーションしながら、買っても大丈夫かどうかを見ます。
ファイナンシャルプランニングの神髄とは?
最初のころに予算をある程度確認しますが、予算はあくまで目安です。
その予算内でいい物件が見つかればいいのですが、たまたま本当に欲しいと思える物件が少し予算をオーバーしているということは往々にしてあります。
FPの神髄は数字でお客さまの人生を決めてしまうことでなく、お客さまが理想の人生を歩んでいけるように、数字を使って実行援助をすることです。
ここまでやる不動産屋も自分でいうのも何ですが、なかなかいません。
しかしファイナンシャルプランナーはたくさんいます。
あなたも家を購入するのであれば、是非ファイナンシャルプランニングの重要性に気づいていただいて、出来れば購入前にサービスを受けるようにしてくださいね。
宮田明典
P.S
ファイナンシャルプランニングは将来にわたって見直しが必要だと思います。
当社では住宅を購入していただいた後もアフターサービスとして定期的なライフプランニングを提供していますが、もっと身近にしていただけるように、お客さま自身でもシミュレーション出来るようなシステムを開発したいなと、将来的には考えています。
勉強会や当社のファイナンシャルプランニングにご興味がある方は、以下のリンクもご参照ください。