オフィスのデスクより、
これからの不動産市場には、間違いなく「勝ち組」不動産と「負け組」不動産の選別が進みます。これだけ人口が減少していくことが分かりきっているなかで、どんどん新築を立てているのですから、そうなるのは自然の流れです。
今でもその傾向は見ることが出来、新築時から全く値を落としていないマンションや、人気エリアにある戸建はどちらかというえば「勝ち組」に分類され、その一方で、売りたくても売れない「負け組」不動産も数多く出てきています。
この記事では、「勝ち組」不動産の見極め方についてお伝えしていきます。
不動産はロケーションが命
不動産の価値に直結するのは、なんと言っても「ロケーション」です。つまり立地です。そして何よりも重要なのは「駅からの距離」になります。そして駅からの距離は近ければ近いほど価値は維持される傾向にあります。
また駅から近くなくても、昭和区や瑞穂区、天白区、千種区などでは、駅から多少離れていても不動産の価値が非常に高いエリアも存在します。
人が集まりやすいエリアでは、お店や会社も集まってきて、さらに人が集まってくるという好循環が生まれます。逆にそうでないエリアでは、人が出ていき、それにつられてお店や会社も移転・閉店をし、不便になるので更に人が出ていく。
となれば、「勝ち組」不動産の見分け方としては、将来もこのロケーションは発展をし続けるか、という観点が非常に重要になります。
人気の学区も強い求心力がある
駅からの距離のロケーション以外にも、強い求心力のある条件が「学区」です。ここ名古屋市にも人気の学区が存在し、その周辺では子育て世帯を惹き付け、不動産価格が高止まりしているところが多くあります。
その他、商業施設が周辺に揃っていたり、緑や公園が周辺に多い環境も、人を引き付ける求心力があるエリアといえます。
不動産選びは「自治体選び」
駅からの距離や周辺の環境の重要性は、ある程度理解してもらいやすいと思いますが、それにも増して重要なのが、実は「自治体」選びです。
この自治体の政策や方針によって、将来の街の価値は大きく変わってきます。例えば長久手市や名古屋市緑区は、安定して人口が増えており、長久手市に関しては全国の住みたい街で、20位前後に入る健闘を見せています。
これらの街が行った政策は、子育て世帯に優しい街づくりです。子育て世帯が働きながら教育もしやすいような環境や制度を整えてきた結果です。また名駅エリアをはじめ、金山エリアや伏見エリアでは、再開発を進め、街の価値を上げています。
どこの自治体にも大体「まちづくりマスタープラン」というものが制定されていて、企業誘致や街づくりの方針など、様々な情報から街の将来を見極めていくことが必要になってきます。
これらの情報はインターネットで市役所のホームページに開示されていることがほとんどなので、将来も人が集まるような魅力的な街づくりが出来ているか。また、今現在の人口の増減率から、街づくりが上手く行っているのかどうかを見極めていくことが、「勝ち組」不動産を購入していくための大きなポイントになるのではないでしょうか。
宮田明典
P.S
ほとんどの不動産仲介業者は、あなたが購入しようとしている不動産が「勝ち組」か「負け組」かをきちんと教えてくれることはありません。不動産選びのパートナーには、ダメなものには「No」を言ってくれるエージェント選びがとても重要です。
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