物件選び

中古マンションは人の入れ替わりのある物件を選ぼう

2019年8月8日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

中古マンションには新築マンションにはないメリットがあります。

もちろん安いというのもあるのですが、新築マンションは出来上がってみないと分からないところが多分にあるのですが、中古マンションは現況をみて良し悪しを判断できます。

欧米では、新築マンションはこういった理由がリスクとして認識されていて、中古マンションが好まれる傾向があります。

中古マンションを選ぶときのポイントはたくさんあるのですが、今回はその中の一つである「人の入れ替わり」についてお伝えしたいと思います。

なぜ人の入れ替わりを見るのか

まずなぜ人の入れ替えが、中古マンション選びに大切なのか、その理由を説明していきます。

マンションが新築された時は、比較的似たような世代が購入していきます。そしてマンションの年数が経っていくと、同じようにそこに住んでいる人たちも年齢を重ねていきます。

マンションは適切な管理がされていれば100年以上持つというのが有力な説であって、それを考えれば人世代で終わるのではなく、2世代、3世代くらいまでは続いていきます。

マンションの運営や修繕にはお金がかかり、新築時に低めに設定されていた修繕積立金も、程度の差はあるものの基本的には上がっていきます。

修繕工事は、将来の資産価値を見据えた「投資」という側面も実はあるのですが、住人の多くが高齢化してしまうと、「投資」に対する「効果」にあまり興味がわかなくなり、正常な運営が妨げられてしまう可能性があるからです。

入れ替わりのある中古マンション=需要がある

あともう一つの視点があります。それは、入れ替わりのある中古マンションは需要があるということです。

私が実際に中古マンションを見ていても、立地がよく利便性のいい中古マンションは比較的、人の入れ替えが進んでいて、それなりの年数が経っていてもそれなりに若い世代も住んでいます。

逆に若い世代があまり住んでいなくて、高齢者ばかりの中古マンションは、売りたくても売れない、もしくは売ってもしょうがないくらいの値段しかつかないという理由から、入れ替えが進まないということも考えられるからです。

入れ替えが進んでいるかどうかを見極めるためには

それでは、どうやって中古マンションの入れ替えが進んでいるかどうかを調べられるのでしょうか。

実はそこに住んでいる人の情報というのは個人情報になるので、管理会社や管理組合に聞いても分かりません。

ただ売主さんに聞いてみたり、自転車置場を見て、お子さんの自転車や補助席がついた自転車が置いてあるかなどをみるだけでも、ある程度予測することが出来ます。

これはほんの一部のポイントですが、私も中古マンションの内覧をするときはチェックするポイントです。

あなたも中古マンションの内覧をすることがあれば、ぜひこのことを覚えておいてくださいね。

宮田明典

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ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
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多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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