オフィスのデスクより、
先日、3年前に中古マンションの仲介をしたお客様からご相談がありました。
その内容とは「転勤が決まったのだけれども、中古マンションをどうしよう?」というものでした。
ご家族がいらっしゃる方で、単身ではなく家族で引っ越すとのことでした。
実際営業の現場では、かなりの方が家を購入して数年で、転勤によって家を売却しています。
仕事柄にもよりますが、もし。あなたならそんな時どうしますか?
今日は、このお客様のケースを例に挙げてこの時に感じたことをお伝えしたいと思います。(もちろんブログでご紹介する許可は得てあります)
辞令は突然やってくる!
法人の代表者である僕には、あまり関係のないことで恐縮なのですが、会社員の方は他人ごとではないかもしれないですよね。
定期的に転勤がある会社では、ある程度予測もつきますが、そうでない会社も多数あります。
この街でずっと暮らすつもりで中古マンションを購入したのに、ある日突然やってきた東京への転勤。
どちらかといえば栄転で、会社員としてのキャリアアップには好影響です。ただ、いつ戻ってこられるか分からなく、今あるマンションをどうしたらいいのでしょうか?という質問でした。
賃貸に貸すのか、売りに出すのか
そこでまず考えたのが、「賃貸に出すかのか、売りに出すのか」。
これは次の住まいの状況にもよります。住宅ローンを二重に借りることは基本出来ません。
その方はせっかくだから次も購入したいとのことでした。
実は3年住んだ中古マンションですが、査定では買った時よりも少し値上がりしていて、さらに住宅ローン控除で諸費用分も少しは戻ってきているので、それを考えると賃貸よりも断然得だったからというもの。
また引っ越すことがあるかもしれないけど、それでも資産性がある物件なら買った方が得だと感じたそうです。
ちなみに今の名古屋へも長期出張扱いになっていたので、手当等があまり増えないというのも理由の一つだったそうです。
どうなるか分からない状況こそ、資産性を重視
このお客様は、これから住み替えがはじまるので、また別の機会でどうなったかを、お知らせできればと思っておりますが、お客様に言われたのは、資産性を重視して買ってよかったとのこと。
実際買うときは、何となく「そうだよな」と納得して買ったものの、やはり売る時になってそのメリットが分かるとおっしゃてくれくれました。
どうなるか分からない人こそ、資産性や流動性を意識した住宅購入が大事なんだと改めて実感しました。
こういう時に査定だして、値段がかなり下がっていたら、本当に気まずい思いをしなければいけません。
そこまで考えて顧客に物件を進めている営業マンもそんなにいないと思いますが。
人生何があるか分かりませんよね。そう、あなたにも突然辞令が出るかもしれません。
宮田明典
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住宅購入には資産価値も考慮する
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宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。
自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。
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