ライフプラン

マンションの予算の考え方

2019年8月26日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

マンションに限らず、住宅を購入する時は、予算をある程度でも決めて探すのではないでしょうか?

予算の決め方は、色々あると思いますが、僕の場合は、一番オーソドックスなものは月々の支払い金額から年数や金利を想定して逆算するような算出の仕方をします。

なかには、ただ何となくというざっくりとした算出の仕方もありますが、やはり「いくら位なら月々払えそうか」という考え方が一番しっくりきます。

ただその中でも一戸建てと違い、マンションには管理費や修繕積立金、駐車場の費用についても考えていかなければいけません。

今日はマンション特有の毎月かかるコストを考慮すると、どのような予算の考え方が出来るようになるかをお伝えしたいと思います。

ランニングコストによって予算はどれくらい変わる?

マンションを希望する方にとって、月々必ず発生するランニングコストは避けては通れない問題です。住宅ローンの支払いだけでなく、ランニングコストを含めて月々いくら位なら住宅支出にまわせるかを考えなければいけないからです。

物件にもよりますが、同じエリアで同じ規模、同じ年数であっても、様々な要因によって月々のランニングコストは変わってきます。

例えば、月々のランニングコストに1万円の差があった場合、予算はどれくらい変動しそうなのかを計算してみたいと思います。

・借入期間30年、金利1.5% ⇒ 約300万円

・借入期間20年、金利1.5% ⇒ 約210万円

・借入期間10年、金利1.5% ⇒ 約115万円

借入期間が長くなるほど予算の変動は大きくなることが分かります。

期間が30年の場合、例えば予算3,000万円で物件を探していた場合、月々のランニングコストの変動幅で、1割ほど予算の変動幅があることになります。

同じ予算でも室内の状態による

その他にも予算内であっても、室内の状況によっては大規模なリフォームが発生することもあります。そうすると別途リフォーム代もかかってきますので、探す物件の予算は変わってきます。

また室内の状態にはあまり関係はありませんが、多少予算を上回っていたとしても、例えば値段交渉が上手く行けば予算内に収まることもあります。

このように、一言で予算といっても物件によって、見た目の価格だけでなく、色々な要素によって変動します。

無理なく払える住宅支出

ここでポイントになるのは、やはり毎月無理なく支払える金額を把握しておくということです。住宅ローンは長い期間に及ぶので、今は大丈夫そうでも、将来お子様の教育費が増える時期や、老後の生活設計によって、支払える金額は変わります。

この設定を間違えてしまうと、たとえどんなに良い物件を購入できたところで、生活が苦しくなり、「家を購入したばかりに・・・」なんてことにもなりかねません。

住宅はあくまであなたの暮らしを豊かにしてくれる道具であるという考え方も持っていただいて、より良い物件に出会えるようにしていただけたらなと思います。

宮田明典

P.S

正しい予算設定は、出来ればFPなどによるライフプランニングをすることです。また当社では、無料でプロによるFPも提供しています。もし予算設定に不安があるのであれば、ぜひスタイルイノベーションの仲介「HOUSECLOUVER」にご相談ください。

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ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
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多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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