住宅ローン

住宅ローンに通らない?そんな時に見直したい7つのポイント!

2020年4月18日

住宅ローン 審査

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

▶︎▶︎ このエージェントに相談する ◀︎◀︎

自宅の書斎より、

これまで多くの方の住宅購入をお手伝いするなかで、審査に落ちてしまう人も一定数いました。

審査に落ちるというのは、銀行ははっきり教えてくれません。

ただヒアリングした内容などを総合していくと、傾向は見えてきます。

ここでは、住宅ローンに通らなかった主な理由を解説いたします。できれば、住宅ローンの審査に出す前にチェックしておいてほしいポイントです。

この記事は動画でもご覧になれます。
⇒ 動画で見る(Youtubeにジャンプします)

1.個人信用情報

最も審査落ちで多いのが、この個人信用情報です。

個人信用情報は金融機関同士が、いくらくらい貸しているかとか、返済状況などといった情報を共有する仕組みです。

ここでまず問題になるのが、返済状況です。

ちゃんと返済期日に返せていれば多いのですが、ちょくちょく遅れがある場合は審査にとってマイナスになります。

これを「遅延」といって、あまり直近にあっても良くありませんし、数が多くてもマイナスになります。

ただ遅延に関しては金融機関の判断によりますが、都市銀行は厳しくなる傾向があります。

そして、遅れの中で最もダメなのが「遅滞」とよばれるもので、3カ月以上の遅れにつきます。

この遅滞は、俗にいう「ブラック」で、この記載があったら一発アウトです。

5年超えると消えると言われていますが、情報を載せた金融機関の消し忘れでそのまま残っていることがあるので、身に覚えがある方は、必ず審査前にチェックしておくようにしましょう。

審査落ちの内容は少なくとも、審査を出した金融機関には残ってしまうので、なるべく個人信用情報に不安がある方は、事前に対策しておくべきです。

2.団体信用生命保険に加入できない

団体信用生命保険は、よく団信(だんしん)と呼ばれていますが、銀行が借りる人に対して加入する生命保険です。

銀行としては、万が一のときに保険から残債を清算するため、リスクを軽減できます。

その分、住宅ローンの審査にあたって団信の加入を義務付けている銀行が結構あります。

団信は仮審査ではなく、契約後に行う本審査になるので、加入できないとなると結構な大ごとになります。

そしてご自身が思っている以上に深刻なこともありますので、必ず事前に担当者と情報共有しておいてください。

過去に何度が冷や汗をかきました。

3.消費者金融からの借入

これは都市銀行ほど厳しくなるのですが、消費者金融からの借入やキャッシングが厳しくみられることがあります。

過去に属性的には問題なく、年収的にも十分な方がいました。

商社の方でよく海外への出張があったのですが、海外によく行く方だと分かると思うのですが、手元の現金がなくなったときって、キャッシングしかありません。

その方は、某メガバンクで審査落ちしました。

なぜかは教えてもらえませんでしたが、他にも問題なく通りましたし、ヒアリングしている限り、そこしかないかなと思えることもありました。

地銀などではほとんど気にしなくてもいいですが、都市銀行に出すと言う方は少し気を付けて下さい。

4.返済比率

返済比率が借入希望額を超えてしまっている場合、このケースはダメというよりも減額回答の方が多いです。

また諸費用まで借りる場合も、物件価値よりも多く借り入れることになるので、審査は厳しくなります。

5.勤続年数

比較的銀行も安定性の観点から勤続年数は重視しています。

銀行ごとに基準がありますが、最終的には総合的な判断になるので、基準ギリギリの場合は落ちることもあります。

転職間もない方は、フラット35かソニー銀行がおススメです。

6.雇用形態

正社員以外にも多様化した働き方によって、派遣だけでなくフリーランスなど、多くの雇用形態がありますが、正社員以外は基本的には厳しいです。

一応、表面的な審査基準に雇用形態は書かれていませんが、実際には厳しいです。

正社員以外の方は、フラット35も検討してみましょう。

7.対象物件が融資条件を満たしていない

そもそも物件が融資対象から外れていることもあります。よくあるケースとしては、

  • 違法建築
  • 狭小土地
  • 旧耐震物件

があります。違法建築は本審査の時に発覚するときもあります。

狭小土地は最近戸建に多いですが、銀行によっても変わりますが、40~50㎡を下回るとダメになることが多いです。

旧耐震物件は、対象外になっているところが多いです。

これらの物件がなぜ融資対象外になっているかというと、銀行はもし万が一の際に物件を処分する権利を持ちますが(抵当権といいます)、その時に資産価値がなければ回収できない恐れがあるからです。

つまり上記に上げた物件については資産価値的に難点があると見られている物件ですので、そもそも購入を再考する必要がありそうです。

だいたい、住宅ローンの審査でひっかるところはこんなところです。

ぜひあなたもこれから住宅ローンの審査を考えているのであれば、ぜひチェックしてみてください。

宮田明典

いいねボタン
[wp_ulike]

この記事が気に入ったら
「いいねボタン」をクリックお願いします!

知りたいことを検索しよう

住宅購入で絶対に失敗したくない方へ

「こんなサービスが欲しかった!」の声が続々!住宅購入で失敗しないためのサービスがひとつに。

  • 無理なく支払っていける予算が分かる
  • 全国の優良な担当者(不動産エージェント)が探せる
  • 物件検索を自動化させて、希望の物件を見逃さない

すべての機能が無料で利用できます

詳細はこちら

※登録情報は不動産エージェントに共有されません

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

▶︎▶︎ このエージェントに相談する ◀︎◀︎

HOT

-住宅ローン