住宅ローン 時事・知識・マインド

自己資金なしで家を買うときの3つの注意点

2020年5月11日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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自宅の書斎より、

近年では自己資金がなくても諸費用まで借りられる住宅ローンも多数出てきています。

手出しがほぼない状態で家を買えるというメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。

今日は、自己資金なしで購入を考えたときに、事前に知っておきたい注意点を3つお伝えします。

この記事は動画でもご覧になれます。
⇒ 動画で見る(Youtubeにジャンプします)

1.審査が厳しくなる

自己資金なしで家を買うということは、物件の担保価値をこえて借り入れをするので、審査が厳しくなります。

そしてネット銀行では、はもともと一般的な銀行と比べて自己資金が多く必要になるため、より厳しくなると考えてください。

基本的にはどこの銀行でも厳しくなります。

2.金利が高くなることも

貸す側のリスクを考えたときに金利が高くなることもありえます。

また住宅ローンによっては、諸費用ローンが住宅ローンと別になることもあり、その部分の金利は高くなることがあります。

フラット35はその最たる例です。

3.資産バランスがマイナスに

家は資産になりますが、諸費用は経費です。

住宅ローンで諸費用まで借りると資産でないところまで借金になるので、資産とくらべて負債の方が多い状態になります。

この状態を債務超過といいます。

手元に資金があり、バランスがとれていればいいですが、手元に資金がない状態だと何かあった時に危険な状態です。

たとえば、家を売ろうと思っても、住宅ローンが完済できずに借金が残ったりすることも考えられます。

とくに売る必要に迫られている状態では、物件の資産価値(売却価格)よりも住宅ローンが多い状態は売却そのものが難しくなることもあります。

このようなリスクを理解した上で、自己資金なしで家を買うかどうかを考えるようにしましょう。

そして特にバランスシートがマイナスになりすぎないように、資産価値が下がりにくい、買った時と売った時の差が開きにくい物件を探すようにしましょう。

宮田明典

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多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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