オフィスのデスクより、
昨年の4月1日より、改正宅建業法が施行されました。改正点はいくつかありますが、その中でも一番大きなものは「インスペクションの実施確認」です。
制度が変わって、以前よりもインスペクションに対しての理解が増え、売主さんに対してお願いがしやすくなりました。インスペクションをやればやるほど、やった方がいいと感じる制度です。
そこで今日は、そんなインスペクションのおさらいをしていきます。
インスペクションとは?
インスペクションを法律用語で表現すると、建物状況調査と言います。おそらく取引時には建物状況調査という文言が頻出するのではないでしょうか。
宅建業法で対象となる建物状況調査とは、「国土交通省の定める講習を修了した建築士が、建物の基礎、外壁などの建物の構造耐力上主要な部分及び雨水の侵入を防止する部分に生じているひび割れ、雨漏り等の劣化・不具合の状況を把握するための検査」と定義されています。
(出典:国土交通省【購入検討者用】建物状況調査紹介用チラシより)
インスペクションを実施するメリットは?
物件を購入する立場から見た時、購入を検討する物件を調査することで、以下のようなメリットがあります。
①より安心して購入の判断が出来る
専門家が、専用の道具などを使用して、建物の調査をするので、現況を詳細に把握することが出来、安心して購入の判断が出来るようになります。
②メンテナンスの見通しが立てやすい
購入後のリフォームや修繕計画などが、現状を知ることによって見通しが立てやすくなります。また購入してから予期せぬ出費を防ぐ効果もあります。
インスペクションはどうやって行うの?
インスペクションは、国土交通省の定める基準に従い、原則として目視・非破壊検査を行います。
(出典:国土交通省【購入検討者用】建物状況調査紹介用チラシより)
検査にかかる費用・時間は?
調査する物件の規模にもよりますが、3~4時間ほどかかります。費用は調査会社によって変わります。
当社で良く使うところは、マンションで45,000円+税、戸建なら65,000円+税、が目安になります。屋根裏や床下などのオプション、その他詳細なレポートを作成してもらうとプラスでかかり、大体10万円くらいが目安です。
気を付けたいのはインスペクションの手配にかかる時間です。一般的には建築士の手配から考えると1週間はかかります。買い急ぐ場合や、人気物件の時は、難しい選択を迫られるかもしれません。
インスペクションを実施したい時はどうするか?
既存住宅状況調査技術者検索ページ(http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/kisonjutakuinspection.html)などから探すことが出来ます。また当社のような宅地建物取引業者が提携しているインスペクション業者を斡旋してもらうことも出来ます。
既存住宅瑕疵保険への加入について
インスペクションと合わせて覚えておきたい制度が、「既存住宅瑕疵保険」です。既存住宅瑕疵保険では、個人間売買が大半となる中古住宅取引において、引き渡された後の保証の不安を解決してくれる制度です。
瑕疵保険に加入したいと考えている場合は、通常のインスペクションではなく、既存住宅瑕疵保険の加入に適応した検査を受けなければいけないので、必ず事前に申し出るようにしましょう。
また住宅瑕疵保険の検査をしたからといって、必ずしも瑕疵保険に加入できるわけではないことにも、合わせて注意が必要になります。
あなたも、ぜひインスペクションを上手に活用して、安心して中古住宅の取引をしてくださいね。
宮田明典
P.S
インスペクションを始め、安心して中古住宅を購入できるエージェントサービスなら、ぜひ「HOUSECLOUVER」へご相談ください。