オフィスのデスクより、
ここのところ、週末になると案内が多く入っています。暑い中ではありますが、感謝ですね。
先週の土日もありがたいことに多くの案内をいただき、お申込みもいただきました。
半数くらいはポータルサイト(SUUMOやHOME`Sなど)からお問い合わせをいただいたお客様です。
物件の案内だけでなく、様々なお話をすることが多いのですが、多くの人が知らないことがあります。
それは「不動産業界の仕組み」についてです。
ポータルサイトの不思議な現象
ポータルサイトなどを見たことがある人は、気がついたことがあるかもしれませんが、同じ物件を色んな不動産会社が広告を出しているのを見かけたことはありませんか?
一つの物件にたくさんの会社が並んでいるので、何が違うのか不思議に思いませんか?
実際に問い合わせをしてきた人になぜ当社への問い合わせをされたのか聞くと「一番上に載っていたから」「何となく」といった感じの答えが多いです。
そこで不動産業界の仕組みを説明すると、8割くらいの人は「え、そうなの?」となります。
不動産業界は一つに繋がっている
不動産業者は売主さんから物件を売ってくださいと依頼されると、「レインズ」に掲載します。
「レインズ」とは、「REAL ESTATE INTERNET SYSTEM」の頭文字をとった造語なのですが、直訳すると「不動産のインターネットシステム」です。
この「レインズ」は不動産業者であれば誰でもアクセスすることが出来ます。
売主さんから売却を依頼された「A」という物件を不動産業者「B」がレインズに載せて、それを見た不動産業者「C」が物件を探している「D」さんに紹介したりします。
また不動産業者「C」は不動産業者「A」の許可を得て、ポータルサイトなどに広告掲載することもあります。
つまり、不動産業界はこの「レインズ」を通して一つに繋がっているのです。
どこからでも同じ物件が購入できる
この不動産業界の仕組みを理解すると、なぜあれだけポータルサイトで同じ物件を色んな不動産会社が掲載しているのかが理解できると思います。
またこの仕組みがあることから、基本的にどこの不動産会社からでも同じ物件を購入することが出来ます。
何も売主から物件を預かった不動産業者「A」からだけでなく、不動産業者「B」からでも、他の不動産業者「E」からでも同じ物件「A」を購入できるようになっているのです。
こういう話をすると、知らない方が多く、驚かれる方もいらっしゃいます。
不動産業界の仕組みを知っていれば、ポータルサイトで色んな業者が広告を出していたら、ただ一番上に載っていたからというような理由でなく、どこの業者が一番サービスが良さそうかとい観点から問い合わせることが出来ます。
他にもポータルサイトでなく、インターネットなどから、サービスが良さそうな不動産業者は無いか探してから、それから一緒に物件を探していくことも出来るようになります。h
僕はポータルサイトに掲載はしているものの「ポータルサイトから問い合わせをしないほうがいいですよ。」と良く言います。
あなたも不動産業界の仕組み理解した上で、どの業者にお願いするべきか、じっくり検討するようにしてくださいね。
宮田明典
ロボットがあなたの代わりに物件を探してくれる無料Webサービス