時事・知識・マインド

備あれば憂いなし、不動産購入に必要な書類

2020年7月17日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

不動産を購入する時は、賃貸の時と違い、たくさんの書類が必要になります。お客さまの中には、「こんなに必要なの?」とおっしゃる方もいますが、大きな金額が動くので致し方のないことだと思います。

ただ、事前にどんな書類が必要になるか知っていることで、いざという時に手続きがスムーズに行きやすく、心にも余裕が持てるのではないでしょうか。

そこで今日は手続きの流れと、その時々に必要になる書類についてご説明したいと思います。

まず住宅購入を決めてから引き渡しまでには色々と順序があり、その都度必要な書類も変わってきます。その流れは以下のようなものがあります

  1. 購入申込
  2. 住宅ローンの事前審査
  3. 売買契約
  4. 住宅ローンの本審査
  5. 住宅ローンの契約
  6. 引き渡し・決済

このような流れになります。そこでこの流れに対して必要な書類を列挙していきます。

1.購入申込

  • 購入申込書(通称買付)…不動産会社の書式を使うことがほとんど
  • 本人確認書類…免許証や健康保険証、パスポートなど身分を証明できるもの。法人の場合は登記簿謄本や印鑑証明書なども。

2.住宅ローンの事前審査

  • 事前審査申込書…不動産会社か銀行から入手
  • 収入証明書類…会社員の方は源泉徴収票(1期、もしくは2期分)。個人事業主は確定申告が3期分、法人役員の方は決算書も3期分必要になります。
  • 本人確認書類…写真付きの身分証明書と健康保険証
  • 物件に関する資料…販売図面や物件概要書、登記簿謄本など
  • 借入明細…他に借り入れがある場合は必要です。ただ事前審査の時点では提出を求められない金融機関が多いです。
  • ※収入合算などで保証人がいる場合は、各々必要になります。

3.売買契約

  • 本人確認書類…免許証や健康保険証、パスポートなど身分を証明できるもの。法人の場合は登記簿謄本や印鑑証明書なども。

4.住宅ローンの本審査

本人確認書類…免許証や健康保険証、パスポートなど身分を証明できるもの

  • 収入証明書類…会社員の方は源泉徴収票に加え、住民税課税決定通知書または住民税課税証明書が、自営業者は確定申告書に加え、納税証明書が、法人役員の方は決算書に加え、法人納税証明書や法人事業税納税証明書が必要になります(金融機関によって何期分必要かは変わります)
  • 住民票…同居家族全員と続柄が記載された住民票(発行3ヵ月以内)
  • 印鑑証明書…発行3ヵ月以内のもの
  • 借入明細…他に借り入れがある場合は必要です。事前審査で提出しなかった場合はここで必要になります。
  • ※収入合算などで保証人がいる場合は、各々必要になります。
  • 物件資料…重要事項説明書や売買契約書の写し、謄本や公図など、物件によって変わります。不動産会社に協力してもらいましょう。

5.住宅ローンの契約(金消契約)

  • 新住所の住民票と印鑑証明…住宅ローンの契約はご新居の住民登録に基づき行うことが多いです。そのためのご新居の住民票、印鑑証明が必要になりあmす。必要な枚数は銀行によって変わります。
  • 物件資料…重要事項説明書と契約書の原本を持っていく必要があります
  • 本人確認書類…免許証や健康保険証、パスポートなど身分を証明できるもの

6.引き渡し・決済

  • 本人確認書類…免許証や健康保険証、パスポートなど身分を証明できるもの
  • 住民票と印鑑証明書…事前に住宅ローンの契約時に提出されている場合がほとんどです。現金決済の方は決済時に必要になります(住民票のみ)

実際購入申込をしてからはスピード感も必要になります。特に収入証明書類や借入明細などは、手元に無い方も多く、事前に準備しておくようにしましょう。

「備えあれば憂いなし」ですね。

宮田明典

 

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ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
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相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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