物件選び

外観で分かる、マンションのあれこれ

2017年4月17日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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自宅の書斎より

あなたは、マンションの外観を良く見たりしますか?

僕は職業柄もあってか、マンションに限らず建物や土地なんかは無意識に見てしまいます。色んな外観があって見ていて飽きません。

建築された年代によって個性もありますし、中には芸術的というか味のある外観を持つ物件を見かけるとついついテンションが上がっちゃいますよね。

海外にいっても建物ばかり見ているくらいですから。

さて、僕のちょっと変わった趣味趣向は置いておいて、突然ですが、あなたもこういった外観のマンションをよく見かけませんか?

これは比較的最近のマンションに多い外観ですよね。イカツイというかゴツゴツした感じがするというか。

感じ方は人それですが、見た目に特徴があるので思い出せる人もいるかもしれません。

この外観を持つマンションは逆梁工法とよばれる工法で建てられたマンションです。

通常のマンションでは、室内に梁と呼ばれる柱がたくさんあります。なぜなら一般的に梁は天井の下を通っていて室内に梁が出てしまうからです。

古いマンションほど、この梁と呼ばれるものが、「なんでこんな邪魔なところにあるの?」と感じるような場所にあったりします。

まあこれは構造上、しょうがないものですし、最近ではこういいた制約をうまく活かしたリノベーションもあります。

こういった通常のマンションの工法を順梁工法といいます。

それに対して逆梁工法とは、天井の上に梁をとおします。逆梁工法では、天井の上を通すので室内に梁が出ず、室内がすっきりします。

じゃあ下の階からの梁は床から出っ張ってくるのかと疑問が沸きます。

この逆梁工法では、床の下からくる梁をバルコニーの壁や窓下のカウンターとして利用され、上階の室内にも梁は出ません。

これによるメリットは、室内に梁が無くなるので、リビングのサッシの高さを天井まで高くすることもできることではないでしょうか?

写真を見てもらうと分かりやすいと思いますが、上が通常のもので2枚目が逆梁工法の場合のものです。

逆梁工法の方が窓サッシが高く、開放感がある感じがしませんか?

このように外観から判断できる工法をしっておくと、外観写真をみれば、窓が高くて開放感がありそうな物件だなと、間取り図だけでは分からないことまで分かるようになります。

地味ですが、案外物件探しの効率は上がるかもしれませんね。あなたも是非試してみてはいかがでしょうか?

宮田明典

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多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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