物件選び

古家付土地ってどうなの?

2017年2月27日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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栄のスタバより、

中古住宅を探しているとあまり気にならないかもしれませんが、土地を見ていると良く出てくるフレーズ。「古家付土地」。ポータルサイトなんかでも土地から探していかないとみかけることは少ないかもしれません。

ただ、時々掘り出し物が見つかるのもこの古家付土地だったりします。

古家付土地って何?

古家付土地はそのままの家で古家が建っている状態の土地です。土地の上に建っている建物が古くなって、価値もないし解体して更地にしてください、という意味で土地のカテゴリーに掲載されていたりします。

古家付土地とされる建物ですが、やはり築年数はそれなりに経っています。じゃあ建物は使い物にならないのか、と言われればそうでもないのが、この古家付土地です。

古家付土地は中古戸建てと変わらない

古家付土地なんて名称だと土地としてみてしまいそうですが、実際のところは中古戸建てと変わりません。

そもそも木造の中古戸建であれば、20年以上で資産価値はゼロとみなされてきました。しかし、実際は30年、40年以上経っていてもまだまだ使えるわけです。

そうすると、古家付土地の中には築年数が経っていて建物の資産価値は見られていないが、実はまだまだメンテナンスをすれば住むことが出来る家をいうものも存在します。もちろん壊した方が早い家もありますが。

まさに今の中古戸建て市場は玉石混交なマーケットと言えるわけです。まだまだ使える建物なのに、土地のみの価格で販売されている。しかも解体費分を交渉できる可能性が高いというおまけまで付きます。

見極めはインスペクションで

ある程度中古戸建てに見慣れているのであれば、わざわざ検査をしなくてもある程度は分かります。当社でも中古戸建の買取再販をしていたので、建物がまだ使えそうかどうかの判断は付きます。

ただより細かくリフォーム費用などを算出するためには、インスペクション(住宅検査)をすることをお勧めします。インスペクションをすれば、住宅の状態が分かり、どこにどれだけの修繕が必要かが分かるようになります。これをしておかないと、後から不測の費用が発生したということになりかねません。

一昔前に比べれば、古家付土地が、中古戸建てのカテゴリーで広告掲載されていることも増えましたが、まだまだ土地のカテゴリーに埋もれている掘り出し物は探せばあるかもしれません。

もしあなたも中古戸建を探しているのなら、土地のカテゴリーを探してみるのもいいかもしれませんね。

宮田明典

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多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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