自宅の書斎より、
物事には何にでも押さえておくポイントというものがあり、不動産購入においてもそれは変わりません。
むしろ人生で最も高い買い物と言われるくらいのものなので、押さえておくべきポイントはしっかり押さえておく必要があります。
そこで今日は、中古マンションを購入するときに必ず押さえておいて欲しいポイントについてお話します。
動画でもご覧になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=4XjUx6ps6tw
マンションは管理を見て買え
これは、不動産をそれなりに知っている人であれば常識ではありますが、マンションは管理状態が何よりも重要です。
どこが建てたかといったブランドは実はあまり関係ありません。
いくらブランドのマンションであっても、管理状態が悪く、立地が良くても買わない方がいいと判断したマンションもたくさんあります。
明らかに管理状態が悪い物件については、物件を見ていれば何となくわかることもありますが、実際はきれいに管理されているように見えて危ない中古マンションはたくさんあります。
目に見えない危険な管理状態
管理状態はただ共用部がきれいに保てていればそれでいいわけではありません。
将来にわたり資産価値を保ち、寿命を長くするためにも定期的なメンテナンスや修繕はかかせません。
そして修繕には多額の費用がかかため、いざというときに困らないように修繕積立金を所有者から集めて運営しています。
しかし、その運営の健全性は外から見ていても分かりません。
管理状態を確かめるために必要な書類
管理状態を確かめるには、管理会社から取り寄せる「重要事項調査報告書」や「長期修繕計画書」が必要になります。
「重要事項調査報告書」は取り寄せるのに費用がかかるため、事前の調査の段階で、出てくるときと出てこないときがあります。
「長期修繕計画書」はそもそも存在しないマンションもあります。
長期修繕計画書があれば分かりやすいのですが、無い時であってもこれまでの修繕履歴や積み立てられている修繕積立金を把握できれば将来的な予測はある程度分かります。
しかし、一般の消費者が見たところでおそらく分からないと思うので、ここはエージェントがしっかり見極めていくところになります。
契約の時まで見せてくれない業者も多い
多くの不動産会社では契約時に、重要事項の説明の添付資料としてこれらの書類を添付しますが、事前に説明をしてくれる業者ははっきり言って少ないです。
しかも説明の時にもすでに決まっていることは告知しなければいけませんが、将来的なリスクまで馬鹿正直に教えてくれる業者は実際かなり少ないとも思います。
いつも内覧の時とかに、書類を取り寄せようとしている僕の存在は、おそらく不動産業界の中では浮いた存在です。
しかし、このマンションを買っていいのか、やめた方がいいのか、知るためにも絶対に必要です。
特に新築マンションと違って中古マンションはそういったリスクを把握することができるので、そのメリットを活かさない手はありません。
あなたも、もし中古マンションの購入を検討しているのであれば、管理状態はどうなのか、しっかり見極めるようにしましょう。
そして何よりも、あなたの利益のために働いてくれる、経験豊富なエージェントと巡り合えるといいですね。
宮田明典