物件選び

マンションの規模によるメリット・デメリット

2019年5月30日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

ここ最近、色々と物件の問い合わせをいただくことが多くなってきました。

マンションによって分かりやすい特徴に大規模なマンションなのか、小規模なマンションなのかというものがあります。

人によっても、大規模マンションなマンションよりは小規模なマンションがいいとか、大規模でも気にしないという方がいらっしゃいます。

そこで今日は、マンションの規模によるメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。

大規模マンションのメリット

まず大規模なマンションのメリットは何といってもスケールメリットではないでしょうか。戸数が多いマンションでは、一戸当たりの管理費や修繕積立金の金額が安くなる傾向にあります。

スケールメリットが効くので、小規模なマンションでは考えられないような豪華な共有設備などを備えたマンションに住むことが出来ます。

修繕積立金も比較的年数が経っていても安価で収まっているものが多く、また低層階をテナントとして貸し出しているマンションなどでは、かなり修繕積立金が安いにも関わらず、資産状況は結構なキャッシュリッチの物件もあります。

大規模マンションのデメリット

大規模マンションのデメリットは、まず合意形成の難しさが挙げられます。マンションで何かを決める時は、議決権という各部屋に与えられた権利の多数決によって決まります。

戸数の多いマンションの場合、決定が重要なものであればあるほど、意見が割れてしまい合意形成が得られにくくなるということが考えられます

その他に防犯面においても、外部の人間が入りこんでも分かりにくいということがあります。

また外部から人が入っても分かりにくかったり、使わない共用部分の費用も負担しなければいけないといったこともデメリットになります。

エレベーター渋滞なんかも朝の時間帯はありそうです。忘れ物をしてしまったら取りに帰るのも億劫ですよね。

小規模マンションのメリット

小規模なマンションのメリットは大規模なマンションでのデメリットがそのままメリットになります。

まずエレベーター渋滞なんてものには無縁です。無駄な共用施設もないため無駄もありません。また角住戸率が高くなり、近所の顔見知りも多く、良いコミュニティが形成されやすいです。合意形成も比較的行いやすいといったことが挙げられます。

また狭い立地などにも建てられるので好立地な物件もちょくちょくあります。

小規模マンションのデメリット

デメリットはやはり管理費や修繕積立金の1戸当たりの負担が大きくなりがちです。また滞納者が出た時の他の部屋への影響が大規模なマンションよりも大きくなります。

また小規模なので、周辺に大きな建物ができて、日当たりや眺望が損なわれる可能性もありますし、いい場所にある分、賃貸化されやすく管理機能の低下も懸念されます。

どちらが良いかは価値観やライフスタイル次第

どちらにもそれぞれメリット・デメリットがあるので、最終的にどちらがいいかは人それぞれです。豪華な共用施設に憧れる方もいるでしょうし、無駄なものは無くていいという人もいます。

僕なんかはジムはマンション内にあると便利そうだなと感じますが、今住んでいるのは20戸前半の小規模なマンションに住んでいます。

どちらにしても住めば都という言葉もありますし、順応していくと思いますが、最終的には管理状態の良いマンションを選んで購入していくようにしたいですね。

宮田明典

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多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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