自宅の書斎より、
先週の土曜日、雨が降る降るといわれながら、何とか天気が崩れずに済みました。当社の従業員がちょうど、土曜日に子供が運動会があるとのことで休みを取っていましたが、雨が降れば順延される予定だったので、どうなるんだろうと思っておりましたが、雨が降らずに何とか持ちこたえましたね。
そしてまた別の従業員は日曜日が運動会だと言っておりました。日曜も雨は朝早くに降りましたが、9時くらいには雨も上がり風が少し強かったですが、決行されたみたいです。この3連休に運動会というご家庭も多かったと思うので、盛り上がったのではないでしょうか。
台風や雨がよく降ったのも影響してか、ここ最近、急に涼しくなりましたね。それまでは僕はシャワーのみだったのですが、木曜日の夜くらいから湯船に入るようになりました。寒い季節はあまり得意ではありませんが、お風呂に浸かることは割と好きです(暑いときはシャワーで済ませる派です)。
家を案内していると、女性はキッチンへのこだわりが強く感じますが、男性はお風呂へのこだわりを感じることが多いです。僕もどちらかといえばお風呂にはこだわりたいタイプなので、気持ちはよくわかります。
しかし中古住宅では、どちらかというとお風呂が狭い住宅のほうが多いです。リノベーションで間取りを変更してしまえばいいのではないかと考える方もいるかもしれませんが、リノベーションによって大きなユニットバスを入れることが出来るケースと出来ないケースがあります。
そしてそもそもリノベーションに向かない物件もあります。
リノベーションを使用として中古の戸建を買ったのに、結局壊して建直した方が安かったというケースもあります。もしそうなった時の家計へのダメージは計り知れません(金銭的にも精神的にも)。
特に今の中古住宅市場は玉石混交なので、間違えても「外れ」の物件を買わないようにしなければいけません。
先日、とある中古戸建の案内をする機会がありました。そのお客様は年配の方で息子さんのために探しているとこのとでした。その方の内覧の仕方を見ていたのですが、どうも見方が素人ではないな、という見方をしていました。
聞いてみるともともと建築関係の仕事をしていたとのこと。やはりそうかと納得しました。
さて、ここで問題です。そのお客様はどんなポイントを見ていたのでしょうか?
あなたには分かりますか?
正解は「窓」です。
あなたも、もし中古戸建てを内覧する機会があったら、窓を注意してみてください。見てくださいというよりは、開け閉めをしてみてください。
古いサッシである場合が多いので、滑りが悪いときもあるのですが、閉めても隙間が空いていたり、収まりが悪いなと感じた時は、建物の傾きを疑ってみてください。ドアの建て付けなども同じことが言えます。
名古屋の場合、地盤が固いところと弱いところがあるので、弱いところでは長年経った建物が傾くケースが散見されます。この傾きを直すのには結構な費用がかかるので、こういう物件は選ばないように気を付けなければいけません。
軽微な傾きはなかなか内覧の時には気づきにくいので、心配であればインスペクション(住宅検査)をお勧めします。
住宅選びで失敗しないように、「ハズレ」の物件を見分けられるようにしたいですね。
宮田明典
P.S
過去に一度、当社では傾きに気付かずに購入した物件がありました。その時は想定以上にリノベーション費用がかかり、大変な思いをした苦い思い出があります。他にも色々経験していますが、そんな経験が今、中古住宅の仲介営業で役に立っていることを思うと不思議な気分になります。