オフィスのデスクより、
昨日に引き続き、中古戸建を検討するときに抑えておきたいことの後編をお伝えします。
今回ご紹介するのは中古マンションにも当てはまることなので、中古マンションをご検討の方も見ておくことをお勧めします。
前回記事はこちらから
⑤売却理由の確認
前の所有者が物件を売却する理由はやはり気になるものです。
転勤や健全な理由での住み替え(子供が巣立って広すぎるetc)であれば問題ありませんが、時に問題がありそうな売却理由については注意が必要です。
例えば近所トラブルによるものだったりとか、事件や事故があったかなどです。
また競売で業者が買い取った再販物件などの場合もあります。
競売については物件そのものよりも、人に問題のあるケースが多いので一概に言えないところではあります。
ただ以前当社で扱った物件の中に、競売によって落札された後も居座り続け、最終的に強制執行になった物件がありました。
強制執行まで行くこと自体が珍しいことですが、よくよく調べてみるとその家族はまだ近くに住んでいるとのこと。
そのことを購入検討者に伝え判断を仰ぎました。
結局その方は、他にいい物件が見つかったこともありますが、そういった理由からその物件を見送りました。
⑥過去の災害歴
水災などの過去の災害歴がどうったかを確認しておきましょう。
これはご自身でも自治体のホームページなどからでも調べることが出来ます。
災害歴があるのであれば、その後の自治体の対応(川が氾濫しないための処置など)も合わせて確認しましょう。
どうしてもそのエリアを希望する際や予算的な問題がある場合は、火災保険などでリスクを軽減する対策を取り必要があります。
⑦リフォームにかかる費用を概算でもいいので把握する
検討をするのにあたり、概算でもいいのでざっくりとした金額が必要になります。
図面と写真があれば、リフォーム業者などでざっくりとした金額は提示してもらえます。
概算なので高めに提示されることが多いですが、資金計画を立てるうえで欠かせません。
ただ中古戸建の場合は一度リフォーム業者を連れていった方がいいかもしれません。
昨日に引き続き中古戸建ての注意点を説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
中古戸建は注意点も多く個別性も強いため、難しい部分も多いですが、その分掘出しものに出会えやすいのも中古戸建の大きなメリットです。
あなたも中古戸建を検討しているのであれば、見るべきポイントを抑えておきましょう。
宮田明典