オフィスのデスクより、
あなたはどんな住宅をお探しでしょうか?
最近のデータでは、一昔前と違い新築と中古の両方を探す方の割合が増えているそうです。
特にマンションの場合は、新築が高額化し、供給量が減ってきています。
国の方針でも中古住宅流通の活性化が図られ、中古住宅市場は年々活発化しています。
しかし中古住宅に対するイメージや心配事が全て良くなったわけではありません。
改めて中古住宅に対するマイナスイメージや心配事について考えてみたいと思います。
中古住宅に対するマイナスイメージ
昨年の年末にLIXILが実施したアンケートで中古住宅をテーマにした調査の結果を公表しました。
その結果、中古住宅に対するマイナスイメージの内容とランキングは以下のようになりました。
1.「構造が心配」…52%
2.「リフォームの価格が高い」…22%
3.「近所付き合いが心配」…8%
構造が心配な物件は古い物件ほど気になるかもしれませんね。
今はインスペクションという住宅検査も普及し始めているので、少しずつ良くなっていくのではないかと考えています。
2位のリフォーム価格については、難しいところです。業者によってピンキリですし、施工技術もピンキリだからです。
3位の近所付き合いは、後からそこにあるコミュニティに入るというところに不安を感じるということでしょうか?
途中から転校する気分に似ているのかもしれません。
中古住宅に対する心配事
それでは、みんな中古住宅に対してどんな心配事があるのでしょうか。
同じくアンケートの結果では以下の通りです。
1.「期間、どのくらい住めるか」…45%
2.「費用・ローン」…17%
3.「相談先が分からない」…7%
あなたの心配事はこの中に入っているでしょうか?
1位に関しては、これはもうこれまでの管理次第です。
2位の費用やローンも新築に比べて心配される方が多いですね。
そして注目したいのが3位の「相談先が分からない」。
やっぱりそうなんだよなーと。
中古住宅は新築と違って個別性が強く、出来る人と出来ない人の差も本当に大きい。
だけど、どうやって見極めたらいいのかも分からない。
そこを何とかしたいなと強く感じる今日この頃です。
宮田明典