自宅の書斎より、
あなたは「アリゲーターガー」という生物をご存知でしょうか?
危険外来種の一種で巨大な大型食肉魚です。
大きさはゆうに1mを超えるそうで、名前の通りワニのような鋭い牙を持ち、少し前に観賞用として人気があったそうです。
無責任な飼い主が自然に放出し、既存の生態系が冒されるという事態になっています。
近年では飼育などを禁止する特定禁止外来種指定される方針だそうですが、名古屋城の外堀にこのアリゲーターガーが二匹ほどいるそうです。
初めて目撃されたのは8年前で、今現在も2匹が確認されています。
4年ほど前から、市や市民団体が協力して捕獲を試みているが、残念ながら失敗が続いているようです。
釣りが得意な人から捕獲しようかという話もあるのですが、外堀では一部道路もあるため市は釣りなどの行為を禁止しております。
市としてはたとえ外来種の確保が目的だとしてもその姿勢を崩さない立場ですね。
この際例外的に任せてもいい気もしないでもないのですが。。。きっと外からは推し量れない色んな事情があるのでしょう。
外来魚の駆除でよく使われる水抜きも、名古屋城では堀の強度が持たないかもしれないという懸念から実行できずにいるようです。
外来種はなにも動植物だけじゃない!?
たった1匹の外来種がいるだけで、そこにいる生態系のバランスを壊してしまう。
一つの腐ったリンゴが、、、、なんて話は昔からよく聞く半歳です。
こういった話が、動植物の生態系だけでなく、わたしたちの生活でも同じようなことが起こっているのをご存知でしょうか?
今日の題名をみて間のいい人は気づくかもしれませんが、マンションで外国人が買った部屋をAirbnbなどに貸し出し、色々トラブルが起こしている話もその類の話に近いかもしれません。
そもそも外国人は投資目的で購入する場合が大半で、マンションの管理や修繕には全く興味がありません。
「アリゲーターガー」=迷惑住人、マンションの欠陥、外国人投資家、シェアリングエコノミー
「市や市民団体」=マンションの住民、管理組合、管理会社、管理規約や細則
こんな図式が見えてきますよね。
この種の話は、今は東京のタワーマンションなんかでよく聞かれる話ですが、現在リニア開通が予定され、少しづつですがタワーマンションが増えてきている名古屋も決して他人事では無いかもしれません。
しかし、実際にマンションを購入しようとしたときに、どうやってこのようなトラブルがおこっているマンションを外から見分ければいいのでしょうか?
マンションは管理を見て買えという格言が教えてくれること
よくネットなどでマンションのコミュニティが活発な物件もあり口コミから推測することもできますが、そういった物件は限られています。
しかし管理関係の書類をしっかり見て入れさえすれば、かなりの確率でそのようなことは回避できます。
特に「総会議事録」にはマンションで起こっている問題について議論したりしているので、そのマンション内で今何が問題になっているかが分かったりします。
所有者の方であれば、受け取っているので仲介業者を通じて取り寄せてもらってみて下さい。
立地やマンション建物の耐震性や間取りのよな目に見えるところばかりでなく、目に見えにくい管理もしっかり見ることで、外来種と悪戦苦闘しているような物件を見分けるようにしたいですね。
宮田明典