オフィスのデスクより、
最近は、IT技術が発達したこともあり、在宅勤務を取り入れる企業が増えてきているそうです。リクルートであったり、不動産業界でいえば住友林業など、大手が進んで取り入れられているようです。
まず在宅勤務のメリットとしてあげられるのは、通勤時間の削減ではないでしょうか?
今でこそ僕は会社に比較的近く、車で15分くらいで出勤できますが、会社員の頃は一宮に住んでおり、そこから丸の内の会社まで通勤していました。片道1時間、往復2時間。さらに行の電車は超満員電車。ホントに通勤時間が嫌でした。
こういう人もたくさんいると思います。これから解放されると思うとうれしくなりますよね。
他にも家事や育児、そして介護との両立が出来たり、変な人間関係に悩まずに済むようになるかもしれません。今後も在宅勤務はどんどん増えていくのではないでしょうか?
そして、この在宅勤務が進むにつれて、住宅は色々な影響を受けるようになります。
まず在宅勤務では極端な話、出勤の回数にもよりますが、地方に住むなど住む場所を選ばなくなります。会社に行かなくなるのでどこに住んだっていいっていう考え方ですね。
都心では家賃が高いので、住む場所を替えるというのはライフプランにとっても大きなメリットです。
しかし、部屋の間取りなんかも考える必要が出てきそうです。
僕は過去に家で仕事をやる時もありましたが、どうしても公私を分けるのが難しくなる気がしました。どうしても生活空間が近すぎると、仕事に集中できないというか、脳みそが切り替わらないことが多くありました。
眠たくなったら寝てしまったり、とか。会社に出勤していれば、いくら眠たくなったところで寝ないですからね。
そこで今後増え続けていく在宅勤務に合わせた家探しという観点も増えてくるのではないかと思っています。
例えば家族の生活空間より一部屋増やして書斎を設けるとか、比較低料金で借りられるシェアオフィスの近くに住むとか、在宅勤務は住宅に色々と影響を与えそうです。
前者は戸建なんかだと対応しやすそうですね。後者はわりと面積が限られているマンション住まいの方に向きそうなスタイルです。
実際にリノベーションなんかでもSOHOスペースを設ける方も増えてきていますしね。
もしあなたが今住宅を探しているとするなら、将来どのような働き方をするというのも住宅探しの一つの見方として考えてみるのもいいかもしれないですね。
宮田明典