目黒のスタバより、
ここ最近、寒さが厳しくなってきましたね。11月初旬ながら、12月の寒さだそうで思ったより早すぎる冬の訪れに風邪を引きそうになります。
そして気が早いかもしれないですが、もう今年もあとわずかですね。去年は何をしてたかなと思い出してみると、年明けのカウントダウンでラグーナに行ってたのを思い出しました。ZIPFMが主催していたカウントダウンでした。ものすごく寒いんですが、割と楽しんでいた覚えがあります。
このラグーナですが、2014年にH.I.Sに運営権が譲渡されてから盛り上がりを見せていますね。プロジェクションマッピングだったり、夕方のお酒が飲める大人の時間を設定してみたり。
もともと冬場の来客が悪かった同施設ですが、H.I.Sが運営を始めてからは毎年来場客が増え続けているそうです。
またH.I.Sが再生させた施設として有名なのが長崎のハウステンボスですよね。
ちなみにあなたは、ハウステンボスに分譲住宅が併設されているのってご存知でしたか?
下のオランダのような住宅街がハウステンボスの分譲住宅街「ワッセナー」です。
(参照:http://nabesan.html.xdomain.jp/s9huis.html)
とてもこの写真を見ただけでは日本と思えないようなヨーロッパ町の美しい町並みが広がっています。
この住宅はオランダの家屋をモデルにしており、戸建住宅は130戸、低層タイプのマンションが120戸あります。
別荘や会社の保養施設として利用されているのが7割、定住が3割ほどだそうです。
これらの住宅はすでに分譲されてから25年近くたちますが、価値は落ちるどころか近年では上がってすらいるそうです。
都心の一等地ならともかく、これだけ特殊な立地でなぜそのようなことが起きるのか?その秘密を紐解いていきたいと思います。
まずこのワッセナーの住宅には戸建住宅にも共益費がかかっています。「え、戸建なのに?」って思いますよね。
この共益費は家の大きさによって月2~5万円ほどだそうですが、この共益費は街の環境保全や運営などに充てられています。
他にも、街並みに全体に建築協定による家屋のデザインの統一や緑化協定による植栽の管理規約が設けられています。
この街の外観を維持管理していくという発想は、近年のアメリカでは一般的な発想だったりします。
アメリカでは街の雰囲気を見て家を買うといわれるくらい町全体の維持管理に気を使います。だからこそ、すでにその雰囲気が出来上がっている中古住宅の流通が活発で、資産価値が形成されるのかもしれません。
数十年たっても資産価値のある家を残すこと。それは家の所有者が日頃から家や庭のメンテナンスを行うとともに、街を美しい状態に保つことが大切なのかもしれません。
日本ではこのような仕組みはほとんど知られていませんが、いつか売却することも視野に入れて管理しながら暮らすことが、資産形成の一番近道なのかもしれないですね。
宮田明典