オフィスのデスクより、
先週の土曜日、恒例の秋の京都に行ってきました。
これまでは車で行っていたのですが、今回は電車で日帰りで行ってきました。まず京都へ行く一番の目的は、鈴虫寺。
一年中、鈴虫が泣いていることからその名がついたというお寺で、本来の名前は妙徳山・華厳寺というそうです。ここは願い事が叶うと有名なお寺で、京都駅からもバスが出ているくらいです。
朝早く出発したおかげもあり、到着したのは朝の9時半くらい。そこまで待たずにお寺に入ることが出来ました。
自分の順番がくると、何人かまとめて(たぶん100人ずつくらい)座敷の部屋に通されます。そこには5~6千ほどの鈴虫が泣いています。
流れはお坊さんの説教をそこで20分か30分ほど聞いてお守りを新しくして、お地蔵さんにお参りをして終わりです。僕たちは、新しいお守りを買って新しくお願いごとを祈り、会社のお札も新しいもに買い替えてきました。
ここでのお坊さんの説教が「なるほど」ということがあったので、シェアします。
お坊さんが説いた漢字が三つあったのですが、その中で一番印象に残っているのが「今」という漢字。
悩みというのは昔だけでなく、色々なものが便利になった今でも変わらず存在しいて、便利になればなるほど煩わしいことが増えていくような気がします。
そんな悩んでいるときというのは、今を生きていないからというのが、お坊さんの教え。
『僕たちは、そもそも「今」を生きているのであって、未来でも過去でありません。』
『1秒前はすでに過去です。』
『たとえば、恋人と別れてつらくて死にそうだという相談を受けることがあるが、それは過去に意識が行ってしまっていて、心が「今」にないから。』
『たとえば、来年受験だけど落ちたらどうしようというプレッシャーから、勉強が手がつかなくなるのは、それは未来に意識が行ってしまっていて、心が「今」にないから。』
言われると当たり前のことですが、ハッと気づかされます。僕の場合、大体悩むことって、ああなったらどうしようとか、こうなったらどうしようとか、起こってもいない未来の心配ばかり。
そんなことよりも「今」やるべきことに集中する。そっちの方が人生は悩みも減って楽しいでしょうね。
ただ将来のことを何も考えなければいいかといえば、そういうわけではありませんし、過去の失敗に対して反省をしないというのも違うと思います。
未来予測や失敗の反省はするべきですが、そこに意識を置かないということが重要だと思います。
将来家を購入したいと考えるのであれば、未来予測や計画をしっかりたて、それに従って「今」やれることをやる。
家を購入することは、大きな金額が関わるので失敗したくなという気持ちから不安になるかもしれませんが、しっかりとした計画を立てて、リスクを把握し、備えておけば心配も減るかと思います。
むしろ、戦略をしっかり持ってさえいれば基本的に持ち家って良いことのほうが圧倒的に多いと思っています。
戦略のある持ち家購入は、あなたの暮らしを豊かにしてくれるものですから。
あなたは将来の戦略をしっかり立てて、「今」をしっかり楽しんでいますか?
宮田明典
P.S
とてもいいことを言ってるお坊さんの説教ですが、かなり笑えました。本当、口が達者です。
もしあなたも時間があれば言ってみてください。そして自分にふさわしい家に出会えるようにお祈りすると叶うかもしれませんよ。