時事・知識・マインド

今すぐ検討している物件の相場を知る方法

2018年6月11日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

インターネットで色々、物件を見ているお客様だと

「この物件の土地価格っていくらくらいだろう?」
「相場と比べて高い?安い?」
「この不動産は適正価格なのか?」

上記のような相場観についての疑問を思う方も少なくありません。

実際に私もお客様をご案内していてインターネットで物件を多数見られている方の半数以上はこのような質問をされます。

ただ「業者に聞くのは億劫だな」とか「本当にこの業者が言っている相場は正しいのか」と思う方も多いと思います。

そこで今回は簡単に購入検討している物件の相場を知る方法をご紹介します。

戸建・土地

戸建を検討してる方は土地価格+建物価格を把握しないといけません。

土地価格についてはおおよその価格ではありますが、実は国土交通省の下記のサイトより、簡単に調べる事が出来ます。

国土交通省地価公示
こちらは毎年、国が発表している公示価格という毎年1月1日時点での価格を国から委託された土地家屋調査士が公共用地を取得する際の土地価格を参考に調べます。

他にも路線価という国税庁が出している相続税を調べる際に参考する指標もありますが、路線価は公示価格の8割程度でそこまで大きな差はありません。

ここで見るのは価格(円/m²)です。

例えば130,000(円/m²)となっていれば1m²=130,000円ということでもし検討している土地面積が200m²の戸建であれば土地価格だけで2,600万となります。

おおよその土地の価格を把握したら次は建物価格です。

建物価格は再調達価格という銀行や保険会社が建物の資産性を見るときによく使う方法でその建物の再現した時の評価価格です。

この再調達価格は建物の構造によっての目安があり、公表している機関によって若干の違いはあります。

鉄筋コンクリート(RC)20万円(円/m²) 耐用年数:47年
重量鉄骨(S)18万円(円/m²) 耐用年数:27年
木造 15万円(円/m²) 耐用年数:22年
軽量鉄骨 15万円(円/m²):19年

例えば150m²の木造の建物なら1500万円の価値となります。

新築なら上記の計算だけで良いですが、中古だと築年数が経っているため、下記の計算式になります。

再調達価格×残法定耐用年数÷法定耐用年数

例えば150m²の木造の建物で築年数が2010年としたら1500万×12÷22=約820万となります。

建物価格が計算出来たら、後は土地価格を加算すればおおよその価格が把握出来ます。

マンション

マンションだと過去の成約事例を見るのが一番はやく適正ですが、これは不動産業者しか見れないレインズに情報がのっているため、相場を知るには個人の方でも見れる下記のサイトがオススメです。
レインズマーケットインフォメーション

上記サイトから気になる物件の都道府県の地域を入力するだけで多数の成約事例が出てきます。

そこでマンションのm²単価が見れるため、実際に検討している物件と近しい条件の事例を比較してください。

まとめ

これであなたもマンションと戸建のおおよその価格を知ることが出来ます。

検討している物件の相場を一度、不動産業者に聞いてみてください。担当者が適当な事を言っていたり、自分が調べた相場と明らかに違う場合はすぐ見破れますよ。

ただ「やっぱり自分で調べるのはめんどくさい・・・」と思った方は一度相談してください。

相場と弊社だと他社が言わないような物件のデメリット等も積極的に開示しています。

宮田明典

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宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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