自宅の書斎より、
11月22日、いい夫婦の日でもあり、当社の設立記念日です。
なぜ11月22日だったのかというと、やはり家にはいい夫婦だろう、というった単純なものでした。
今年でちょうど4年になりました。
まだまだ4年ですが、がむしゃらに走ってきた4年でもあります。
もともと当社は中古住宅の買取再販業を主業としておりました。
設立当初は、ほとんど仲介業は行わず、中古戸建てや中古マンションを買取り、付加価値のあるリノベーションを施して再販売しておりました。
いわゆるリフォーム・リノベーション済み物件というやつです。
近年では、中古住宅やリノベーションというのが、かなり一般的になった気がしますが、4年前は少し増えてきた程度でした。
そして4年前といえば、中古住宅市場の流通量を2020年までに倍にすると政府が目標を掲げたマスタープランが発表された時期でもあります。
それから時は経ち、着実に中古住宅市場も成長を続け、制度や環境も少しずつですが改善されてきています。
僕が会社を立ち上げたのも、良質な中古住宅を市場に提供していこうという想いで仕事をしていました。
中古住宅の買取再販をしていることで、中古住宅に対する知見や経験はそれなりにすることが出来ました。
おかげで、これは当社の他社には無い強みとなっております。
もちろん今でも買取再販もしておりすが、ここ最近はどちらかといえば、売買仲介がメインです。
僕が不動産業界に足を踏み入れてから10年が経ちますが、その当時から不動産業界は変だなと感じておりました。
リーマンショックの時に少し不動産業界から離れて、外から不動産業界を見ていた時期もあったのですが、より変だなと感じました。
僕は不動産業界以外にも、広告と保険業界にいたことがありますが、比べれば余計おかしいんですよね。
何がおかしいかっていうと、お客様都合でなく業者都合が当たり前のようにまかり通っているんですよね。
ここまで露骨な業界も他にないじゃないのかと感じるほど。
少し前にメディアでも取り上げられた「囲い込み」や「値こなし」なんかは、何を今更と感じてしまうくらい不動産業界では当たり前のことでした。
お客さんの利益より、業者の利益を優先する。
しかも大手が率先して。
当社が売買仲介業に進出したのは、こういった現状に嫌気がしたからです。
そして僕は不動産という仕事が大好きなのですが、不動産業界の将来を危惧していました。
不動産屋さんといえば、今でもそうかもしれませんが、あまりいいイメージではありません。
しかし、アメリカを見てみると不動産市場はとても整備されていて、透明感もあり、僕らのような営業にあたる「エージェント」と呼ばれる人たちは、社会的にも高い地位を確立しています。
この差はなんなんだろうと、思ったところから当社の挑戦は始まりました。
これから中古住宅市場が成長していくときに不動産業者がこんなんじゃいけないだろうと。
だったら自分たちで、理想とする本来あるべき不動産仲介業にすればいいじゃないかと。
当社の経営理念は「住まいを通じて人々の暮らしの豊かさに貢献する」です。
家は売ったら終わりではないですし、買おうと思った時から始まって、買った後もずっと続いていくものです。
僕たちは、住宅を通じてあなたの暮らしや未来を豊かなものにしていきたいと、心からそう思っております。
宮田明典
P.S
ちょっと熱くなり過ぎました(^_^;)この手の話をするといつの間にか力が入ります。キーボードを打つ手にもいつもより力が入ってたかもしれません。