リフォーム・リノベーション

コンクリート打ちっ放しに憧れる?

2017年3月18日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

オシャレなデザイン性の高い住宅に住んでみたい。もしかしたらあなたもそんな風に考えたことがあるかもしれません。

僕もそういった類は大好きで建築家の施工写真集やリノベーションの事例集の雑誌などをよく読みますし、会社にもその手の雑誌が良く置いてあります。

一言でオシャレな住宅と言ってもその種類は色々ありますが、その中の一つのカテゴリーとして「コンクリートの打ちっ放し」というものがあります。本来であれば外側であれば外壁を、内側であれば壁紙を貼ったりしますが、それをあえてせずにコンクリートが剥き出しにした状態のことを言います。

デザイナーズ住宅と呼ばれるものにはこのコンクリートの打ちっ放しがよく使われています。

そんな見た目に憧れを抱く人も多いコンクリートの打ちっ放しですが、実際のところはどうなのでしょうか?メリット・デメリットを考えていきましょう

メリットは?

まずメリットは何と言ってもそのオシャレな見た目ではないでしょうか。

火事や地震い強いというのもあります。何と言ってもコンクリートですから。

他にも防音性が非常に高いことが挙げられます。柱を使わない壁式工法も出来るので、柱のないすっきりとした空間を作ることも可能ですね。

デメリットは?

デメリットでまず挙げられるのがエコ性能。基本夏は暑くて冬は寒いです。そして当然ですがその分、光熱費が高くなります。

他にも結露に悩まされたり、外壁は仕上が無いので汚れがつきやすく取るのが大変です。時間の経ったコンクリーっと打ちっ放しの住宅が黒んずんでいるのを、あなたは見たことありませんか?

それでもコンクリートの打ちっ放しがいい場合は

そうはいっても見た目のオシャレさが気になるのでコンクリートの打ちっ放しがいいという場合は、まず断熱に気を付けましょう。

僕も実際にリノベーションの打合せでマンションの内側をコンクリートの打ちっ放しにしたいという相談を受けますが、マンションの場合はほとんど内側に断熱材が入っているので、もろにコンクリートのデメリット受けます。

よく雑誌などでマンションのリノベ-ションで内側の壁がコンクリートむき出しになっているやつがよくありますが、この時期だと「寒そう!」と思ってしまいます。

戸建の場合は外断熱で対応できるのならいいかもしれません。

最近ではコンクリートの打ちっ放し調の壁紙もあったりするので、それを代替案にすることもあります。戸建であれば、外壁などはコンクリートの打ちっ放し風のサイディングなどがあるので、それを検討してみるのもいいかもしれないですね。

あなたももしコンクリートの打ちっ放しがいいなと考えるのならメリット・デメリットをよく検討してからにしましょうね。

宮田明典

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多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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