物件選び

中古マンションのお勧めな築年数は?

2020年6月5日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

中古マンションを探している中でよく聞かれる質問というのが、いくつかあるのですが、その中のひとつに築何年くらいのものがおススメですか?というものがあります。

この質問に関して、私なりの回答として「2000年代前半です」と答えています。

この記事では、そう思う理由について説明します。

理由を知ることで、あなたのマンション選びにも参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事は動画でも見ることができます。
⇒ 動画で見る(Youtubeにジャンプします)

2000年代前半の中古マンションがお勧めな理由①

まず一つ目のお勧めな理由ですが、それはマンションの質です。

2000年6月の建築基準法によって、マンションの質がだいぶ良くなりました。

またこのころは、景気もそこまで良くなかったので、土地相場もやすく、建築費も安かったため、比較的好立地で良質なマンションが多くあります。

また部屋の広さも今の新築よりもずっと広いものが多いです。

高品質な中古マンションが多く存在するのが、この時期の特徴でもあります。

2000年代前半の中古マンションがお勧めな理由②

二つ目の理由は、資産価値です。

マンションは新築の時から価格が下がっていき、築20年前後で価値の下落がストップするというデータがあります。

今からちょうど20年前後前、という条件にも当てはまります。

こういう物件は買った時と売った時の差が開きにくいので、最終的な住宅支出が安く済み、あなたの暮らしを豊かにしてくれます。

2000年代前半の中古マンションがお勧めな理由③

三つ目の理由は、管理です。

マンションでは修繕積立金を所有者から強制的に集めて修繕維持活動をしていきます。

修繕維持活動とマンションの懐事情は、マンションの良し悪しに非常に大きく関わってきます。

多くのマンションでは12~15年に一度、大規模修繕工事をするので、管理の良し悪しが判断しやすいです。

逆に新築だったり築浅の物件は、管理の実績がほとんどなく、マンションの良し悪しが判断しにくいです。

「マンションは管理を見て買え」なんて格言がありますが、管理を見て買うことができるようになってくるのが、これくらいの築年数だったりします。

築年数はあくまで目安に

ただそうは言っても築年数はあくまで目安程度にしてください。

最終的には個別で判断していく必要があります。

中古マンションの良し悪しを判断するにあたり、プロでないと調査できない項目もあります。

調査にあたっては、プロでも出来る人できない人、また出来ても正直に教えてくれるかどうかという問題があります。

中古マンションを探すときは、ぜひ知識や経験と誠実さを兼ね備えた不動産エージェント(担当者)から探すようにしてくださいね。

宮田明典

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宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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