時事・知識・マインド

物件の引渡しを受けるまで必要なお金は?

2017年6月3日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

住宅を購入するということは、人生でそんなに多くあることではなく、分からないこともたくさんあるかと思います。

よく質問を受ける内容のひとつに、「どのタイミングでいくら用意したらいいですか?」というもの。

自己資金と言っても、すべてが現金で用意されているわけではなく、財形や積立預金、株式や贈与で、、、などなど色々あります。

現金以外は急に必要といわれても困ってしまうものが多いので、「いつまでに」「いくら」と疑問に感じるのも当然のことと思います。

そして現金が必要になるのは、以下のタイミングになります。

契約時の手付金

一番最初の時点で必要になってくるのは、契約の時になります。

まれに申込をする時に「申込証拠金」というものを支払うこともありますが、これは気にしなくても大丈夫です。

契約の時に必要になるお金として、売主さんに支払う「手付金」というものが必要になります。

手付金とは、売買代金の一部に充当されるのですが、解約に対するペナルティー的な性格も持ちます。

金額は物件価格にもよりますが、物件価格の5%~10%で設定されることが多いです。

ただこれはあくまで目安になるので、状況や手持ちの現金に応じて相手方と相談しながら決めていきます。

契約時の仲介手数料

これもその時の状況にもよりますが、契約の時に仲介手数料を請求されることがあります。

会社によって方針なども違うのですが、仲介手数料は契約時の時に半分、決済時に半分というケースと、決済時に一括というケースもあります。

当社の場合であれば手持ちの現金に余裕があって、契約と決済の時期が長くなる時などは、契約時に半分をもらうこともあります。

ここで注意してほしいのが、契約時に全額を請求してくるケース。

契約時に全額請求すること自体は問題ないのですが、その後の動きが急に悪くなる業者もいます。

全額請求された場合は、せめて半分にしてもらえるように交渉したほうがいいです。

物件の引渡し・決済時

契約以降は特に現金が必要になることはなく、最後の引渡し・決済時に残りすべてのお金を動かします。

住宅ローンを使う方がほとんどだと思うのですが、引き渡しに必要な書類が全部そろった時点で住宅ローンが実行されます。

そこから売主さんへの残代金や、保証料(住宅ローンと相殺)、司法書士への報酬、仲介手数料などを払っていきます。

文章で説明するともしかしたら分かりにくい部分もあるかもしれませんが、勉強会などでも図示しながら説明もさせていただいたりしますので、もし良ければ勉強会なども利用してみてください。

あなたも素朴な疑問などあればお気軽にご質問くださいね。

宮田明典

P.S

手付金の詳細は下記の記事も参考にしてください。

⇒ 手付金の意味と注意点

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宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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