時事・知識・マインド

マンションの内覧、見落としがちなポイント

2017年4月7日

宮田明典(ハウスクローバー株式会社)

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
相談は全国から毎年300組以上、実際の売買もサポートするエキスパート。
多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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オフィスのデスクより、

今週の週末は黒川のマンションでオープンハウスをやります。

折角のオープンハウスなので、どのようにマンションを見たらいいのかを知っていただくのにもいい機会かと思います。

マンションを内覧するというと、どうしてもお部屋の内装や共用部の設備などに目が行きがちですが、実は重要であるにもかかわらず見落としがちなポイントがあります。

今回はそんな見落としがちだけど実は重要というポイントをお伝えします。

耐震性は大丈夫?

もともとマンションは地震には強いといわれています。

特に新耐震基準のマンションであればそれだけで盲目的に安心してしまいそうです。

しかし、新耐震基準のマンションであれば安心かといわれるとそうでもないのです。

実際、これまでの地震で倒壊したマンションの統計を見ると、旧耐震と新耐震のマンションで倒壊している率は実はそれほど変わりません。なぜでしょうか?

そもそもマンションの耐震強度は地盤を抜きにすれば、コンクリートと鉄筋の強度のみです。

鉄筋は引っ張られる力に強く、コンクリートはつぶされる力に強いため、このバランスによってマンションの強度は保たれています。

例えば、コンクリートに亀裂が入っていて雨水が侵入し、鉄筋が錆びていたらどうでしょうか?

こうなってしまうと耐震性そのものが低下します。

なので、新耐震基準かどうかももちろん重要なのですが、外壁に亀裂が無いかも見ておくべきポイントです。

住んでみて快適そうか?

専有部分ですが、どうしても見た目の綺麗さなどに目が行きがちですが、ここでも見落としがちなポイントがあります。

例えば携帯電話。物件によっては電波が入りにくくなったりするものもあります。

あとは匂いや騒音なども、時間帯や風向きによって感じ方が変わります。

土日なんかだと一通りが少ない場所でも平日になると近くに会社があったり工場があったりして雰囲気がガラッと変わる時はあります。

周辺にどんな建物があるか見てみるといいと思います。

また時間帯や曜日を変えるのもお勧めしたいです。

住んでいる人たちはどんな人たちか?

マンションは共同生活になるので、どんな人が住んでいるかはとても気になります。

内覧だけではなかなか分かりにくいことですが、共用部の自転車置き場やゴミ出し場などをみると、何となく住民のイメージがわきます。

整理整然とされているか、ごちゃごちゃしているかで、何となくですが予想は付きます。

出来ればマンション内の方にお話を聞いてみるといいと思います。

しゃべる人にもよりますが、かなりの情報が聞きだせたりします。

いかがでしょうか?

やはりずっと住み続けるようになるマンションなので、後からしまったというようにならないように、忘れがちなポイントも気を付けておくようにしましょう。

週末の内覧会では、これから探したいなと考えている方は、予行演習のような感じで見てもらうのもいいかもしれません。

宮田明典

ちなみに週末のオープンハウスの詳細です。あなたもこういう機会をどんどん活用していくようにしましょうね。

http://www.style-innovation.com/news/openhouse-20170408

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宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。
ハウスクローバー株式会社の創業者兼CEO。
また同時に業界歴15年以上の現役不動産エージェント。
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多くの人から受ける相談内容と不動産業界の現状にギャップを感じ、住宅購入に必要なサービスと優良な不動産エージェントのネットワークを構築したプラットフォーム「HOUSECLOUVER」を企画運営。 自身が情報を発信しているYoutubeやブログは多くの住宅購入者にとって欠かせないバイブルとなっている。

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