オフィスのデスクより、
マンションを購入すると毎月、管理費と修繕積立金が固定費としてかかってきます。この管理費と修繕積立金ですが、安ければ安いほど良いというというものではありません。
しかし実際にお客様を案内していると物件自体は気に入っているのに「管理費と修繕積立金が高い」からという理由でやめてしまうことも多いです。今回はマンションの管理費と修繕積立金が安いとどうなるのかご紹介します。
管理費が安いとどうなるか?
管理費は、エレベーターの点検、共用部分の清掃、管理員の業務など日常的な業務に使われています。これが安すぎると共用部分が汚れていたり、見た目も悪くなりがちで、住みにくくなる可能性があります。
また売りに出す時にも資産価値に影響してきます。メンテナンスがきちんとされていないマンションを欲しいと思う人はどれだけいるのでしょうか?
修繕積立金が安いとどうなるか?
修繕積立金は大規模修繕工事という15年~20年毎に行うマンションの外壁塗装や防水工事等、建物を長期的に維持するために使われるお金です。
基本的には新築時に安く、年数が経っていくと高くなります。
修繕積立金が安いと建物の修繕時期なのに工事費用が不足して、適切に工事が行えなったりします。工事が行えないとマンションの老朽化がはやく、資産価値が保たれません。また管理組合が居住者に対してその不足費用を何十万円も請求してくる可能性もあります。
平均と比べて安い時は何かないかを疑う
管理費と修繕積立金が相場に比べて、あまりにも安かったら「なぜ安いのか?」を不動産業者に聞いてみてください。
そうすると修繕積立金がいくらたまっているのかとかマンションの管理状況はどうなのか?等、物件以外に関する資産価値の情報を得ることが出来ます。
こういった情報は聞かないと教えてくれない不動産業者が多いのでぜひ一度、気になっている物件の管理費や修繕積立金の疑問を聞いてみましょう。
宮田明典
P.S
管理費や修繕積立金の平均は建物の規模などによっても変わってきます。平均と比べて高いか安いかを見極めるには、AIが資産価値やリスクを一瞬で判断してくれるWebアプリ「Selfin」が便利です。
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